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陸上自衛隊土浦駐屯地内にある武器学校の一般公開に来ています。
道路沿いの戦闘車両を見ていますが、その途中で火砲館という建物が見えてきたのでそっちに寄ってみることに。
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館内には野砲がたくさん置いてあります。中々充実した内容そうです。
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三八式野砲
日露戦争中にロシアの長射程野砲に泡食った帝国陸軍が慌てて開発した75mm野砲です。結局日露戦争には間に合わず1905年に配備開始されました。
後の第一次世界大戦後には野砲の高性能化が進み三八式も旧式化したため、改造して射撃操作性の向上(砲口の仰角を角度の向上)を図りました。
ここでは原型と改造後の両方を保存していて、左側が原型の三八式野砲、右側が改造三八式野砲です。
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四一式山砲
帝国陸軍で2番目に多用された野砲です。山砲というのは小型軽量な野砲で、山岳地帯や不整地でも機動性があるのが特徴。代わりに射程や初速性能は犠牲になっています。
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九一式10cm榴弾砲
帝国陸軍で3番目に多用された野砲です。設計製造はおフランス。性能は優秀だったそうな。
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一式機動47mm砲
1940年頃に採用された対戦車砲です。「機動」と名付けられている通り、空気式タイヤを装着しているので車両牽引による高機動を実現しています。
第二次世界大戦前や大戦前期はともかく、中後期になると47mm砲は使えなくなってきます。世界的にはあんま強くない方の戦車であるアメリカのM4シャーマンの正面装甲が抜けませぬ。
欧州ではイギリスの75mm対戦車砲やおなじみドイツのアハトアハト(88mm砲)などの後継兵器導入で高性能化を図りましたが、日本はと言うとお得意の伝統芸能「後継機が開発できない」に陥ってしまい、ついに一式を終戦まで使い倒しました。
対戦車砲が使えぬため、歩兵の肉薄攻撃で代替するというアレすぎてアレなことになってました。だめだこりゃ。
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鹵獲クルップ砲
日清戦争で清から鹵獲したドイツの120mm火砲。
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4.5inch多連装ロケット発射装置
建物の横にも置いてあります。これは米軍からの供与品でしょうか?よく分かりませぬ。
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155mm迫撃砲
試作止まりの野砲だそうで、なんだか出来損ないのような形です。
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M1942 76mm野砲
たぶん日本で見るには珍しいものでしょう、ソ連製の野砲です。
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L-90 35mm 2連装高射機関砲
1969年から運用開始した陸自の高射砲で、機関砲とレーダー制御の射撃管制装置を1台にまとめたもの。
今どきジェット機相手に機関砲ですかい、という感じですが中々優秀だったようです。今は退役しています。
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三式中戦車
通称チヌたん。帝国陸軍が採用した戦車ですが、日本の戦車はアレなんで、まあその・・・。
アメリカのM3中戦車に対抗するために開発された一式中戦車(開発が迷走しまくって実戦投入されてない)というのがあったんですが、後に太平洋戦線に投入されたM3の後継機M4シャーマンには全く歯が立たないのでした。そこで一式中戦車の車体に75mm砲を載せられる砲塔を新しく付けたのが三式中戦車なのです。
なお採用後量産して戦力化出来たのは1945年春であり、最早三式中戦車が戦える戦場はどこにも無かったのですが・・・。結局実戦投入されないまま終戦となりました。生産数も約160台とハナクソみたいな台数でした。
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武器学校の三式中戦車はレプリカではない本物で、これは世界で唯一の現存車と言われています。連合国としては特に見るべきところはない戦車でしょうから本国まで接収された車両は無いのではないかと。
砲塔が頭でっかちでそのクセ履帯が細くて弱々しい、なるほど急造兵器なのだなと思わせます。
チハたんと違って知る人ぞ知る戦車だったのですが、ガルパンで主人公チームの一員として出演したことで知名度が一気に上がりました。私もそれで知ったクチです。
というところで今日はここまで。
その3へ→
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道路沿いの戦闘車両を見ていますが、その途中で火砲館という建物が見えてきたのでそっちに寄ってみることに。
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三八式野砲
日露戦争中にロシアの長射程野砲に泡食った帝国陸軍が慌てて開発した75mm野砲です。結局日露戦争には間に合わず1905年に配備開始されました。
後の第一次世界大戦後には野砲の高性能化が進み三八式も旧式化したため、改造して射撃操作性の向上(砲口の仰角を角度の向上)を図りました。
ここでは原型と改造後の両方を保存していて、左側が原型の三八式野砲、右側が改造三八式野砲です。
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四一式山砲
帝国陸軍で2番目に多用された野砲です。山砲というのは小型軽量な野砲で、山岳地帯や不整地でも機動性があるのが特徴。代わりに射程や初速性能は犠牲になっています。
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九一式10cm榴弾砲
帝国陸軍で3番目に多用された野砲です。設計製造はおフランス。性能は優秀だったそうな。
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一式機動47mm砲
1940年頃に採用された対戦車砲です。「機動」と名付けられている通り、空気式タイヤを装着しているので車両牽引による高機動を実現しています。
第二次世界大戦前や大戦前期はともかく、中後期になると47mm砲は使えなくなってきます。世界的にはあんま強くない方の戦車であるアメリカのM4シャーマンの正面装甲が抜けませぬ。
欧州ではイギリスの75mm対戦車砲やおなじみドイツのアハトアハト(88mm砲)などの後継兵器導入で高性能化を図りましたが、日本はと言うとお得意の伝統芸能「後継機が開発できない」に陥ってしまい、ついに一式を終戦まで使い倒しました。
対戦車砲が使えぬため、歩兵の肉薄攻撃で代替するというアレすぎてアレなことになってました。だめだこりゃ。
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日清戦争で清から鹵獲したドイツの120mm火砲。
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建物の横にも置いてあります。これは米軍からの供与品でしょうか?よく分かりませぬ。
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155mm迫撃砲
試作止まりの野砲だそうで、なんだか出来損ないのような形です。
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M1942 76mm野砲
たぶん日本で見るには珍しいものでしょう、ソ連製の野砲です。
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L-90 35mm 2連装高射機関砲
1969年から運用開始した陸自の高射砲で、機関砲とレーダー制御の射撃管制装置を1台にまとめたもの。
今どきジェット機相手に機関砲ですかい、という感じですが中々優秀だったようです。今は退役しています。
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三式中戦車
通称チヌたん。帝国陸軍が採用した戦車ですが、日本の戦車はアレなんで、まあその・・・。
アメリカのM3中戦車に対抗するために開発された一式中戦車(開発が迷走しまくって実戦投入されてない)というのがあったんですが、後に太平洋戦線に投入されたM3の後継機M4シャーマンには全く歯が立たないのでした。そこで一式中戦車の車体に75mm砲を載せられる砲塔を新しく付けたのが三式中戦車なのです。
なお採用後量産して戦力化出来たのは1945年春であり、最早三式中戦車が戦える戦場はどこにも無かったのですが・・・。結局実戦投入されないまま終戦となりました。生産数も約160台とハナクソみたいな台数でした。
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武器学校の三式中戦車はレプリカではない本物で、これは世界で唯一の現存車と言われています。連合国としては特に見るべきところはない戦車でしょうから本国まで接収された車両は無いのではないかと。
砲塔が頭でっかちでそのクセ履帯が細くて弱々しい、なるほど急造兵器なのだなと思わせます。
チハたんと違って知る人ぞ知る戦車だったのですが、ガルパンで主人公チームの一員として出演したことで知名度が一気に上がりました。私もそれで知ったクチです。
というところで今日はここまで。
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