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飛行機の町と刃物の町の旅行 その1【2018/1/6~7】

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2018年1月6日。2018年になりました。青春18きっぷの消化を目的に、1泊2日で名古屋方面へ行ってきました。静岡駅8時過ぎの遅めの出発で、東海道線に3時間乗って名古屋へ。とりあえず初日は、小牧空港に建った「あいち航空ミュージアム」というところへ行きます。

名古屋駅で早めの昼ごはんです。いつもの名古屋駅ホームのきしめん屋。

ここからは、名鉄バスセンターから小牧空港へ向かう路線バスに乗ります。

名鉄バスのふそう・エアロバスに乗って、終点の航空ミュージアムまで乗れば目的地は目の前です。

あいち航空ミュージアムの隣にある「エアポートウォーク名古屋」という大型商業施設。元々は1999(平成11)年に建てられた小牧空港の国際線ターミナルだったものを転用した建物です。建設当時は既に2005年開港の中部空港の建設中の時期だったので数年で用済みになることが分かっていたのですが、それでも既存施設だけではパンクしてしまうのでそれを承知で建てたという経緯があります。なので初めから商業施設に転用することを前提で建てていたようです。

あいち航空ミュージアムに入ります。入館料は1,000円で、中身の割には高いなと思います・・・。大抵の場合横文字で「〇〇ミュージアム」なんていう名前の施設には博物館的なものは期待できないんですが、ここもそうでした。今のところそれから外れているのはくりでんミュージアムくらいです。それでも鉄道と比べるとまだ地位の低い航空機の保存展示施設があるだけでもありがたいことです。

箱の中は格納庫になっていて、吹き抜けの2階から1階の航空機を眺めることができます。広さにはゆとりがあって屋外とも繋がっている構造なので、この先収蔵機を増やすことができます。一度箱を建てたらその先収蔵品を増やす気が毛頭ない各地の鉄道博物館(ここの近所にある某鉄道博物館は収蔵車の”置き換え”をやらかしたが)と比べるとこの点は評価できます。というか、今後三菱スペースジェットの初号機を置こうとしているだろうな、というのは推察できるのです。収蔵機を見ればスペースジェットならここに展示するのに"ふさわしい"ですしね。

なんか唐突に出てくるダヴィンチのヘリコプターの模型。ANAの昔の社章にこれが描かれていた、だそうな。

みんな大好きDC-10のカットウェイ模型。

航空博物館おなじみの大量の飛行機模型。日本機だけで100機分くらいあるのでドマイナーな機種もあり。フルスクラッチしたんやろなぁ。すごいね。

滑走路の方を見てみると・・・特に何もいませんでした。FDAの他に航空自衛隊の基地もあるので自衛隊の輸送機とかが離着陸しています。あとは中日本航空もここが拠点でしたかね。

1階に降りてみる。展示機を順番に見ていくと察せるんですが、ここに置いてあるのは全部三菱製です。例外は日本航空機製造のYS-11ですが、あれは三菱も深く関わっているので。なので、今開発中のスペースジェットもここに収蔵される資格があるのです。外国機とそのライセンス生産機どころか国内他社の機体も無しなので、ここの名前は三菱航空博物館にした方がよかったのでは。後は軍用機を置くのも嫌がっている様子です。ゼロ戦の復元機を展示するかしないかでひと悶着ありました。結局期間限定で展示することになりましたが、建物の奥に隠すように置いてあるので、ああやっぱそういう風に思ってるんだ・・・とは感じました。というか三菱製の航空機ばかりということは、ここは世にも珍しい失敗機だらけの博物館という言い方も間違いでh(ry

三菱MH2000。三菱が機体はもちろんエンジンまで自社開発した気合の入ったヘリコプターでした。機体とエンジンを両方とも自社開発するのは世界を見ても珍しいことです。1996(平成8)年に初飛行。ただまあ、生産はたった7機で終わってしまいそれも今は全て退役済み。商業的に大失敗でした・・・。すぐ隣に三菱の工場がある博物館なので「失敗」の2文字はどこを読んでも見当たらないですけどね。原因は量産直後に起きた飛行試験機の墜落事故が響いたと言われてますが、それだけですかねぇ・・・という話は調べてみるとなんか出てきます。今は全て退役済みってところがこのヘリコプターの評価なんじゃないんですかなぇ。ヘリコプターの寿命は知りませんが、量産から10年ちょっとで全機退役するほど短いものでもないでしょう。

機内。広そう。

メインローター。

テールローター。

これもMH2000。なんとここでMH2000生産数の約3割の機体を見ることが出来るのだ。しかし底面以外曲面しか無い機体だな。こういう丸っこいが好きな人もいるかも知れないけど、ちょっとずんぐりかな・・・。

これはJAXAが使っていたそうな。

着陸してエプロン走行中のガルフストリームG550 (N801TM)。所有者を調べるとアメリカのトヨタでした。ビジネスジェットで参上とはさすがアメリカ。

ここにある飛行機は全て三菱製と書きましたが違いました。この名市工フライヤーは名前通り、名古屋市工業高校の飛行機同好会が作りました。説明板を記録し忘れたのでどういう機体なのかはよく分からず。

動力付きなんですね~。
というところで今日はここまで。

その2へ→

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