「はいふり」こと「ハイスクール・フリート」に登場する主役メカ、「晴風」を作ります。これを作ったのは今年の冬ですが、当時はもうすぐ劇場版の公開近しという時期で、それまでに作っておかないとな~~~と思って棚に積んでいたいのを叩き起こして製作に取り掛かりました。
キットはフジミ製です。艦船模型ながらスナップフィットの、フジミが言うところの艦NEXT仕様のキットになっています。中身はフジミが得意とするところの2組セットになっていますが、1つは晴風の最終形態、もう1つは通常の陽炎型(浜風か舞風の選択式)になっていて、少し中身が違います。
晴風最終形態はともかく、浜風/舞風は劇中で特に印象に残るカットがないので(ほぼモブキャラ扱い)作る気が起きませぬ。よってここは、晴風の初期形態を作ることにして、両者の変化を見比べられる趣向にしようと思います。
艦NEXTを手に取るのは初めてです。スナップキットで基本的に接着剤は使えない縛りになるので、船体や甲板には普通の艦船模型では見られない合わせの孔がボコボコ空いていますし、複数の面を貼り合わせて作る船体上の構造物はスライド金型を駆使して1点に落とし込んでいます。よくぞここまで。
フルハルモデルなのも嬉しいところ。船底の部品はやや透け気味だったので、裏側に塗料を塗って透けを無くしました。塗ったのは紫ですが特に意味は無くて、余っているアクリジョンの消化のためです。
飾り台は金色で塗ります。
スナップキットではつきまとう問題ですが、部品に塗装すると塗膜の厚み分嵌合が渋くなって嵌めづらくなる問題が起きます。艦NEXTの場合、元々の嵌合の渋みがガンプラの感触とは違っていて、そこでまず苦労するのだ。あとは、スクリューの推進軸のような細い部品も圧着で固定するので折らないように気を使います。嵌合の部分はピンの塗膜を落とすか、塗装前にマスクするかといった手間は必要になりますがな。
内火艇と魚雷発射管。魚雷の弾頭は実弾の黒と模擬弾の赤で作り分け。黒い方を最終形態に使います。でも赤い模擬弾は初め1発しか装備していなかったなぁというのをこの後思い出しましたが時既に遅し。
船体の軍艦色は普通の軍艦色(2)です。横須賀所属なのでね。赤帯はデカールを貼り付けるのが大変です。少し失敗もあります。船首のハルナンバーは、2隻ともY467です。なおY467のハルナンバーはキットには1隻分しか入っていません。私の場合、以前ピットロードの護衛艦を作った時に余ったハルナンバーのデカールを取っておいたので、それを流用することで2隻とも晴風の番号にすることができました。両者は字体が微妙に違うのですが、遠目から見る分にはおなじに見えるのでヨシ!です。写真を撮り忘れましたが、船尾の「はれかぜ」の文字もキットには1隻分しかはいっていません。これは、まずキットに入っている「はまかぜ」のデカールと、同じくピットロードから流用した護衛艦から「れ」だけ拝借して、はまかぜの「は」と交換することで「はれかぜ」をでっち上げました。何とかなりました。
艤装してクリアコートを吹いて完成です。
初期形態と最終形態の違いは主に主砲と艦橋上部の射撃管制装置です。史実の陽炎型には無い装備が胸アツです。ただしこれらの武装そのものは実際にあったものです。これをどうにか作ろうと、はじめはピットロードの武器セットを探していましたが、そのうちにフジミが新しく金型起こしてまでズバリというのを発売してくれたので感謝です。この調子なら劇場版仕様も出してくれるものと思っていましたが、これは叶いませんでしたね・・・。
船体の赤帯は意味不明だったんですが、劇場版でこの赤帯が横須賀女子海洋学校の識別帯であることが分かりました。
晴風2隻を同時に作ることができて楽しかったです。
マスト等本来極細の部品は太くされていて印象が悪くなっていますが、それ以外は通常の艦船模型と変わらぬディテールを持っていて、アリじゃんというふうに思いました。プラモデルを作る時の選択肢が増えるのは良いことですな。甲板が成型色で色分けされているのも、マスキング不要に繋がるので塗装するにも利点が有りにけり。
ちなみに、無事に作品公開前に完成することができまして、完成時の高揚感のまま映画鑑賞に臨めましたぜ。
完成品写真はギャラリーにて。
<使用塗料>船体:H83軍艦色2船底:C29艦底色船底裏透け止め:N39パープルリノリウム:TS69リノリウム甲板色スクリュー、飾り台:H9ゴールド内火艇:XF59デザートイエロー魚雷(模擬弾):XF7フラットレッド魚雷(実弾)、煙突:XF1フラットブラック主砲キャンバス:X2ホワイトスキッパー上部:N32ジャーマングレースキッパー下部:BN3ベースレッド
キットはフジミ製です。艦船模型ながらスナップフィットの、フジミが言うところの艦NEXT仕様のキットになっています。中身はフジミが得意とするところの2組セットになっていますが、1つは晴風の最終形態、もう1つは通常の陽炎型(浜風か舞風の選択式)になっていて、少し中身が違います。
晴風最終形態はともかく、浜風/舞風は劇中で特に印象に残るカットがないので(ほぼモブキャラ扱い)作る気が起きませぬ。よってここは、晴風の初期形態を作ることにして、両者の変化を見比べられる趣向にしようと思います。
艦NEXTを手に取るのは初めてです。スナップキットで基本的に接着剤は使えない縛りになるので、船体や甲板には普通の艦船模型では見られない合わせの孔がボコボコ空いていますし、複数の面を貼り合わせて作る船体上の構造物はスライド金型を駆使して1点に落とし込んでいます。よくぞここまで。
フルハルモデルなのも嬉しいところ。船底の部品はやや透け気味だったので、裏側に塗料を塗って透けを無くしました。塗ったのは紫ですが特に意味は無くて、余っているアクリジョンの消化のためです。
飾り台は金色で塗ります。
スナップキットではつきまとう問題ですが、部品に塗装すると塗膜の厚み分嵌合が渋くなって嵌めづらくなる問題が起きます。艦NEXTの場合、元々の嵌合の渋みがガンプラの感触とは違っていて、そこでまず苦労するのだ。あとは、スクリューの推進軸のような細い部品も圧着で固定するので折らないように気を使います。嵌合の部分はピンの塗膜を落とすか、塗装前にマスクするかといった手間は必要になりますがな。
内火艇と魚雷発射管。魚雷の弾頭は実弾の黒と模擬弾の赤で作り分け。黒い方を最終形態に使います。でも赤い模擬弾は初め1発しか装備していなかったなぁというのをこの後思い出しましたが時既に遅し。
船体の軍艦色は普通の軍艦色(2)です。横須賀所属なのでね。赤帯はデカールを貼り付けるのが大変です。少し失敗もあります。船首のハルナンバーは、2隻ともY467です。なおY467のハルナンバーはキットには1隻分しか入っていません。私の場合、以前ピットロードの護衛艦を作った時に余ったハルナンバーのデカールを取っておいたので、それを流用することで2隻とも晴風の番号にすることができました。両者は字体が微妙に違うのですが、遠目から見る分にはおなじに見えるのでヨシ!です。写真を撮り忘れましたが、船尾の「はれかぜ」の文字もキットには1隻分しかはいっていません。これは、まずキットに入っている「はまかぜ」のデカールと、同じくピットロードから流用した護衛艦から「れ」だけ拝借して、はまかぜの「は」と交換することで「はれかぜ」をでっち上げました。何とかなりました。
艤装してクリアコートを吹いて完成です。
初期形態と最終形態の違いは主に主砲と艦橋上部の射撃管制装置です。史実の陽炎型には無い装備が胸アツです。ただしこれらの武装そのものは実際にあったものです。これをどうにか作ろうと、はじめはピットロードの武器セットを探していましたが、そのうちにフジミが新しく金型起こしてまでズバリというのを発売してくれたので感謝です。この調子なら劇場版仕様も出してくれるものと思っていましたが、これは叶いませんでしたね・・・。
船体の赤帯は意味不明だったんですが、劇場版でこの赤帯が横須賀女子海洋学校の識別帯であることが分かりました。
晴風2隻を同時に作ることができて楽しかったです。
マスト等本来極細の部品は太くされていて印象が悪くなっていますが、それ以外は通常の艦船模型と変わらぬディテールを持っていて、アリじゃんというふうに思いました。プラモデルを作る時の選択肢が増えるのは良いことですな。甲板が成型色で色分けされているのも、マスキング不要に繋がるので塗装するにも利点が有りにけり。
ちなみに、無事に作品公開前に完成することができまして、完成時の高揚感のまま映画鑑賞に臨めましたぜ。
完成品写真はギャラリーにて。
<使用塗料>船体:H83軍艦色2船底:C29艦底色船底裏透け止め:N39パープルリノリウム:TS69リノリウム甲板色スクリュー、飾り台:H9ゴールド内火艇:XF59デザートイエロー魚雷(模擬弾):XF7フラットレッド魚雷(実弾)、煙突:XF1フラットブラック主砲キャンバス:X2ホワイトスキッパー上部:N32ジャーマングレースキッパー下部:BN3ベースレッド