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Channel: 黒鉄重工
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ヒロサワシティの保存車両見学 前編【2018/3/10】

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2018年3月10日。茨城県方面へ用事があったので出かけたわけですが、その道中で筑西市にあるザ・ヒロサワ・シティに寄ることが出来ました。クソ広い私有地にゴルフ場やオフロードコースや農園等々を整備しているようです。一応テーマパークの範疇なのだそうですが、一見しただけでは何をやっているのかよく分からないという場所です。ここ数年は、引退した鉄道車両を集めて保存展示している鉄道保存施設として鉄道オタクの間ではにわかに注目を集めています。しかし駅からは遠い。現地に行ってみて分かったことですがクラシックカーやクラシックバイクを以前から蒐集していたようなので、その延長なのかもしれません。今度はプロペラ旅客機を収蔵するようです。金が余っていて、使わないと仕方ないのかもしれません。

これは2018年当時の様子です。2020年現在はこれらに加えて新幹線と蒸気機関車が増えています。

とりあえず一番撮影しやすいものから。調べてみるとそこそこの台数が保存されているけどJR系博物館には一切保存されていないので地味なことで私に知られる、キハ30形が保存されています。キハ30は国鉄の気動車ですが、これは関東鉄道で中古車として使われていたものです。なので地元選手ですね。関東鉄道ではキハ100形101号という番号だった模様。

反対側へ。JR東日本のEF81形138号機が「北斗星」のヘッドマークを掲げています。なんだかんだ私としてはこの赤い車体に北斗星の青いヘッドマークがEF81には一番似合っているなと思います。そういう世代なのです。

EF81のDT138台車。少しバネが浮いているような・・・という違和感がありましたが、後にその正体が明らかになります。

国鉄の電気機関車にしては台車がスッキリとしている気がします。少なくとも設計の原型になったEF65よりは簡易的。

ATS車上子とか。

中間台車のDT139。なんか違うんかと思いますが、たぶんコイルばね周りが違いますね。

後ろには客車が繋がっています。連結器はもちろん、配線も繋げているのは良いです。

で、EF81の後ろには24系寝台客車が実に4台も繋がっています。Nゲージのスタートセットみたいな感じですが、これだけ繋いでいれば編成単位の保存と言って差し支えないでしょう。ていうかすごい(語彙力)ただし横の立ち木が邪魔で写真が撮りにくいのだ・・・。

オロハネ24形551号。1人用A個室寝台「ロイヤル」2区画、2人用B個室寝台「デュエット」を7区画配置しています。ロイヤルは車体中央に配置されていて、乗り心地に配慮されているのが分かります。

TR217台車。あー、なんだかんだいって旧客の流れを汲む客車の台車だなって感じですね。

スシ24形505号。御存知、485系の食堂車を転用した食堂車です。

電車の食堂車だったので屋根の高さが違うのだ、という写真。

食材を積み込むための業務用扉。基本的に乗客の乗らない客車なので客用の乗降扉を設ける必要はないのだ。

オハ25形503号。ロビーカーという、乗客がくつろぐための広間がある客車です。寝台や座席の無い定員0名という点が特徴です。つまりこの客車自体は金を生まないわけです。北米の大陸横断鉄道だとこういうのがありますけど、日本にもこういう余裕のある客車を作っていたんだなぁ。

ロビーカーのロゴマーク。

オハネフ25形12号。編成の端に連結される車掌室付き寝台車です。

ブルートレインの編成の保存もそうそう見当たらないので、貴重な例になりますね。

鹿島臨海鉄道7000形気動車です。初めて見ました。茨城県東海村に建設された原子力発電所の見返り金を使って製造されたまさかの原発マネー気動車です。車内からの眺望性を重視した観光列車で、快速「マリンライナーはまなす」として運転されていましたが晩年は検査切れになって動くに動けず放置状態で、知らぬ間に廃車になってここに移設されていました。まさか保存されるとは思っていなかったので驚いています。

運転席の後ろの側窓は大きくなっているのですね。こちらは7002号。

「マリンライナー」も「はまなす」も、当時は別の地域の列車で使用済みでしたので、正直マリンライナーはまなすという名前は微妙だったような。

こっちは7001号。これも編成で保存されているのすごい。

正面。スーパービュー踊り子みたいだよなぁというのは初めて見たときから思っていたことです。
というところで今日はここまで。

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