静鉄の柚木駅を降りて、国道1号線を挟んだ反対側にある「JR東海静岡車両区」へ。ここの敷地内へ入ります。JR東海の車両基地は、新幹線の浜松工場を除いて一般公開されないのが常です。昔はやっていたらしいですけど、ここ10年くらいはやってなかったと思います。ところがここ数年は、さわやかウォーキングに絡める形で車両基地公開する事が何回かありました。初めは名古屋の車両基地の方でしたが、ついに静岡車両区の公開が回ってきました。さわやかウォーキングのコースの一部として公開されていて、入場するにはさわやかウォーキングのコースが書かれた用紙を係員に見せる必要があります。用紙はスタートの静岡駅で手に入れてきていたので、入ることが出来ました。ワルニャン・・・。
入り口に飾られている蒸気機関車の動輪。どの形式の動輪なのかはどこかで見聞きしたはずでしたが忘れてしまいました。
テントで展示している方向幕の実演。たまたまこの時出ていたのが「シュプール栂池・八方」でした。バブル期のスキーブームの時に大都市圏からスキー場近くの駅まで運転されていた臨時列車です。「栂池・八方」は東海道線・大垣~大糸線・南小谷駅を結んでいました。というわけなので、この方向幕の持ち主は381系だった可能性が高いです。
幕が回ったらこれが出ました。急行つがいけ信濃森上でした。これは、名古屋~信濃森上を結ぶ臨時急行列車でした。信濃森上駅は今ではただの中間駅ですが、昔は急行「アルプス」を始めとした急行列車の起終点でした。
静岡車両区は遡ること1889(明治22)年に東海道本線の静岡延伸に伴って開設された静岡機関区が源流です。車両区の建屋はなんだか新し目。2010(平成22)年に建て替えたのです。
これは車輪のブレーキシュー。
東洋電機C-MT61A主電動機。211系5000番台と311系に搭載されているモーターです。
モーターの一部が内部図解になっています。たぶん整流子のところだと思います。
パンタグラフの展示。この棒を動かすと閉じることができるんやでという実演。
閉じた状態。このパンタグラフはたぶんC-PS27だと思われ。
建屋の中へ入ります。検査線にいたのは313系2600番台N1編成です。車両基地公開の常として普段使わない行先表示を出すことがありますが、この313系もそうでした。「団体 東田子の浦」です。
側面は種別表示無しの東田子の浦。ダイヤ乱れ時に極稀に見ることができるはず。他には用宗行を見たことがあります。
検査線の通路を歩いて進みます。本来はさわやかウォーキングの通過地点のひとつなので、周りの人達はウォーキング客が多いのが他の車両基地イベントと違う景色に見えるところでしょうか。車両基地というと古臭い、油臭い、汚いみたいなイメージがあるんですが、静岡車両区は清潔な印象がしました。さすが東海、といったところでしょうか。
クハ312-2300形のC-TR251A付随台車。211系の流れを汲むやつです。
空気圧縮機です。ブレーキ、ドア、空気ばねで使う圧縮空気を生成しています。
中間連結器と救援ホースといった救援器具が収まっている箱。
付随台車なので、ブレーキはディスクブレーキを使っています。電動台車は踏面ブレーキです。
トイレの汚物タンクの排出口でしょうかね。
永久連結器とか配線とか。
続いてモハ313-2600形の床下機器へ。2600番台には発電ブレーキが備わっていまして、それを構成する装置のひとつであるブレーキ抵抗器が付いています。
ブレーキ抵抗器の右にある主回路リアクトル。電流を一定に保つ装置だそうな。その右にあるのはブレーキチョッパ装置で、これも発電ブレーキを構成する装置のひとつのはず。
ブレーキ制御装置箱は蓋が外されて中が見えるようになっています。回路図みたいな感じになっていて私には何がなんだか・・・。
C-DT63B電動台車。313系はMT比率を必ず1:1にするように設計されていて、それは奇数両数になる3両編成でも例外ではありません。中間車のモハ313-2500/2600形は、電動台車と付随台車を1つずつ履いています。この台車は、空転防止用の砂撒き装置があります。
電動台車だからディスクブレーキは無いよ。
台車の下はこんな感じ。さすがにピットの真下に潜らせてはくれないです。踏面ブレーキがあるのにも注目。
313系の展示はこれでオシマイ。目線の高さに床下機器があることはそう無いことなので、興味深かったです。
謎装置。吸塵装置なのだそうな。床下にこびりついた粉塵を吸い取ってくれるのかな?
というところで今日はここまで。
後編へ→
TOMIX Nゲージ 車両基地レール 延長部 91017 鉄道模型 用品車両基地を大きく拡張!
トミーテック(TOMYTEC) 車両基地 (交通新聞社新書)
柴田東吾交通新聞社 TOMIX Nゲージ 313 2600系近郊電車セット 3両 98256 鉄道模型 電車313系、静岡地区バージョン
トミーテック(TOMYTEC) プラレール S-46 サウンドJR東海313系電車電池種別 :アルカリ単三電池:1本電池は別売りのため別途ご購入ください。
タカラトミー(TAKARA TOMY)
入り口に飾られている蒸気機関車の動輪。どの形式の動輪なのかはどこかで見聞きしたはずでしたが忘れてしまいました。
テントで展示している方向幕の実演。たまたまこの時出ていたのが「シュプール栂池・八方」でした。バブル期のスキーブームの時に大都市圏からスキー場近くの駅まで運転されていた臨時列車です。「栂池・八方」は東海道線・大垣~大糸線・南小谷駅を結んでいました。というわけなので、この方向幕の持ち主は381系だった可能性が高いです。
幕が回ったらこれが出ました。急行つがいけ信濃森上でした。これは、名古屋~信濃森上を結ぶ臨時急行列車でした。信濃森上駅は今ではただの中間駅ですが、昔は急行「アルプス」を始めとした急行列車の起終点でした。
静岡車両区は遡ること1889(明治22)年に東海道本線の静岡延伸に伴って開設された静岡機関区が源流です。車両区の建屋はなんだか新し目。2010(平成22)年に建て替えたのです。
これは車輪のブレーキシュー。
東洋電機C-MT61A主電動機。211系5000番台と311系に搭載されているモーターです。
モーターの一部が内部図解になっています。たぶん整流子のところだと思います。
パンタグラフの展示。この棒を動かすと閉じることができるんやでという実演。
閉じた状態。このパンタグラフはたぶんC-PS27だと思われ。
建屋の中へ入ります。検査線にいたのは313系2600番台N1編成です。車両基地公開の常として普段使わない行先表示を出すことがありますが、この313系もそうでした。「団体 東田子の浦」です。
側面は種別表示無しの東田子の浦。ダイヤ乱れ時に極稀に見ることができるはず。他には用宗行を見たことがあります。
検査線の通路を歩いて進みます。本来はさわやかウォーキングの通過地点のひとつなので、周りの人達はウォーキング客が多いのが他の車両基地イベントと違う景色に見えるところでしょうか。車両基地というと古臭い、油臭い、汚いみたいなイメージがあるんですが、静岡車両区は清潔な印象がしました。さすが東海、といったところでしょうか。
クハ312-2300形のC-TR251A付随台車。211系の流れを汲むやつです。
空気圧縮機です。ブレーキ、ドア、空気ばねで使う圧縮空気を生成しています。
中間連結器と救援ホースといった救援器具が収まっている箱。
付随台車なので、ブレーキはディスクブレーキを使っています。電動台車は踏面ブレーキです。
トイレの汚物タンクの排出口でしょうかね。
永久連結器とか配線とか。
続いてモハ313-2600形の床下機器へ。2600番台には発電ブレーキが備わっていまして、それを構成する装置のひとつであるブレーキ抵抗器が付いています。
ブレーキ抵抗器の右にある主回路リアクトル。電流を一定に保つ装置だそうな。その右にあるのはブレーキチョッパ装置で、これも発電ブレーキを構成する装置のひとつのはず。
ブレーキ制御装置箱は蓋が外されて中が見えるようになっています。回路図みたいな感じになっていて私には何がなんだか・・・。
C-DT63B電動台車。313系はMT比率を必ず1:1にするように設計されていて、それは奇数両数になる3両編成でも例外ではありません。中間車のモハ313-2500/2600形は、電動台車と付随台車を1つずつ履いています。この台車は、空転防止用の砂撒き装置があります。
電動台車だからディスクブレーキは無いよ。
台車の下はこんな感じ。さすがにピットの真下に潜らせてはくれないです。踏面ブレーキがあるのにも注目。
313系の展示はこれでオシマイ。目線の高さに床下機器があることはそう無いことなので、興味深かったです。
謎装置。吸塵装置なのだそうな。床下にこびりついた粉塵を吸い取ってくれるのかな?
というところで今日はここまで。
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柴田東吾交通新聞社 TOMIX Nゲージ 313 2600系近郊電車セット 3両 98256 鉄道模型 電車313系、静岡地区バージョン
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