今回はマイクロエースのホンダ・T360 '63年式とマツダ・キャロル'62年式のプラモデルを作ります。広島県福山市の福山自動車時計博物館を訪れた際に気に入った自動車のプラモデルを作ろうと思った次第です。前にもトヨタ・クラウンとマツダ・T2000を作りました。キットはマイクロエースの1/32オーナーズクラブシリーズの物です。年代物の金型で生産しているので部品のあちこちがくたびれていますが、昭和中期の名車を安価に味わえるプラモデルとして支持を集めています。この2台を今回いっぺんに作ったので、記事もひとまとめにしてご紹介します。
まずはT360から作ります。いわゆる軽トラですね。ホンダ初の四輪車として名を残す自動車でもあります。ボディはキャブから荷台まで一体化された状態で成形されています。楽でいいですね。成形品は黄緑色をしていますが、博物館で見た水色で完成させたいところです。そこでまずはグレーサフを塗って黄緑色を覆い隠します。グレーサフで塗った方が水色を上塗りした時に黄緑色が滲み出てこない・・・はず。
ボディを水色で塗りました。ただ水色にすれば良いものでもなく、若干くすんだ色味にする必要があります。これの調整が一苦労です。こういう微妙な中間色を調色する時は、ガンプラの組立図にある塗装ガイドをよく参考にしています。あれにはこれだという中間色のレシピがよく載っています。どのモビルスーツを参考にしたのかはもう忘れてしまいましたが、カラーレシピは記事の一番下に記載してあるので、ご確認ください。塗装は水性ホビーカラーを使ったのでよく乾燥させる必要があります。気長に乾かします。
シャーシはよく考えずに黒で塗りました。ホイールの裏側は工数省略のために無塗装にしましたが、軽トラは車高が高いので低い位置で見ると黄緑色のホイールが裏側から見えてしまいました。みんなは手抜きするなよ。
内装はこんなところでしょう。
キットには幌も付いてきます。せっかくなので塗って使いましょう。ゼロ戦のコックピット色で塗ると丁度よい色合いになると思います。
細かい色差し、スミイレ、デカール貼りまで終えました。ボンネットのHマークは白に塗られている場合が一般的のようですが、博物館の個体はボディ色で塗られていたのでそのようにしました。塗り分けも楽ですしね・・・。
風防はじめ細かい部品を組み付けた状態。正しく軽トラの姿をしておられます。
ボディとシャーシをくっつけて、荷台に幌を乗せれば閑静です。ホンダの商用車といえばくすんだ水色のイメージがありますので、この色で完成できたことは良かったです。
幌を外せばこのように。荷台に何か乗せるのも楽しいかもしれませんね。
次はキャロルを作ります。シャーシとフロアはボディ色で塗ります。座席は手持ちの中から適当な灰色で塗りました。
ボディ色はエアクラフトグレーで塗りました。これも博物館の個体と同じ色です。自動車に塗るとなかなか渋い色ですな。
バンパーやウィンカーを塗りました。
以前作ったクラウンやT2000は、タイヤが経年で割れてしまいました。はっきりした原因はわからないですが、ホイールを塗装した際にできた塗膜がタイヤに負荷をかけた可能性も無きにしろあらず。なので今回の製作ではホイールの踏面には極力塗料を乗せないように作りました。その甲斐あってかキャロルとT360のタイヤはまだ破断していません。
窓枠のメッキモールはハセガワのフィニッシュシートを貼り付けましたが、だらしなくなってしまいました。ガンダムマーカーで塗った方がよかったかもですねー。キャロルの風防は、ドアのガラスが再現されていません。昔のカーモデルでは間々見られる物です。たぶん抜け勾配を確保できなかったからだと思います。
キャロルの特徴的なクリフカット。リアウィンドウを垂直に立てることにより後部座席の天井高さとエンジンフード開口部の空間を確保したものです。これによって完全な4人乗りを達成できたのです。このクリフカットのスタイリングが博物館で見てみて気に入ったので、プラモデルでも作ったわけです。
60年代の日本車は独創的な工夫やスタイリングが垣間見えるのでプラモデルで作っても面白いものです。博物館シリーズはこれで一段落ですが、オーナーズクラブはこれ以外にも興味深い車種がたくさんあるので、また折を見つけて作ってみたいと思っています。
完成品はギャラリーにて。
<ホンダ・T360 使用塗料>ボディ:H21グランプリホワイト(7):H15インディブルー(1):H35コバルトブルー(1):H67RLMライトブルー(1)幌:XF-71コックピット色(日本海軍)シャーシ:LP3フラットブラックホイール:LP38フラットアルミ座席:H83軍艦色2バンパー下塗:H8シルバーバンパー上塗:MC211クロームシルバーミラー、ワイパー:C8シルバーウィンカー:N92クリアオレンジ
<マツダ・キャロル 使用塗料>ボディ:H57エアクラフトグレーホイール:LP38フラットアルミハンドル:LP3フラットブラック座席:H42ブルーグレーバンパー下塗:H8シルバーバンパー上塗:MC211クロームシルバーミラー、ワイパー:C8シルバーウィンカー:N92クリアオレンジ
マイクロエース 1/32 オーナーズクラブNo.22 '63 ホンダ T360組み立て、塗装が必要なプラモデル。別途、工具、塗料等が必要。
マイクロエース(MICRO ACE) マイクロエース 1/32 オーナーズクラブNo.08 '62 マツダ キャロル組み立て、塗装が必要なプラモデル。別途、工具、塗料等が必要。
マイクロエース(MICRO ACE) クリフハンガー (字幕版)
シルヴェスター・スタローン
まずはT360から作ります。いわゆる軽トラですね。ホンダ初の四輪車として名を残す自動車でもあります。ボディはキャブから荷台まで一体化された状態で成形されています。楽でいいですね。成形品は黄緑色をしていますが、博物館で見た水色で完成させたいところです。そこでまずはグレーサフを塗って黄緑色を覆い隠します。グレーサフで塗った方が水色を上塗りした時に黄緑色が滲み出てこない・・・はず。
ボディを水色で塗りました。ただ水色にすれば良いものでもなく、若干くすんだ色味にする必要があります。これの調整が一苦労です。こういう微妙な中間色を調色する時は、ガンプラの組立図にある塗装ガイドをよく参考にしています。あれにはこれだという中間色のレシピがよく載っています。どのモビルスーツを参考にしたのかはもう忘れてしまいましたが、カラーレシピは記事の一番下に記載してあるので、ご確認ください。塗装は水性ホビーカラーを使ったのでよく乾燥させる必要があります。気長に乾かします。
シャーシはよく考えずに黒で塗りました。ホイールの裏側は工数省略のために無塗装にしましたが、軽トラは車高が高いので低い位置で見ると黄緑色のホイールが裏側から見えてしまいました。みんなは手抜きするなよ。
内装はこんなところでしょう。
キットには幌も付いてきます。せっかくなので塗って使いましょう。ゼロ戦のコックピット色で塗ると丁度よい色合いになると思います。
細かい色差し、スミイレ、デカール貼りまで終えました。ボンネットのHマークは白に塗られている場合が一般的のようですが、博物館の個体はボディ色で塗られていたのでそのようにしました。塗り分けも楽ですしね・・・。
風防はじめ細かい部品を組み付けた状態。正しく軽トラの姿をしておられます。
ボディとシャーシをくっつけて、荷台に幌を乗せれば閑静です。ホンダの商用車といえばくすんだ水色のイメージがありますので、この色で完成できたことは良かったです。
幌を外せばこのように。荷台に何か乗せるのも楽しいかもしれませんね。
次はキャロルを作ります。シャーシとフロアはボディ色で塗ります。座席は手持ちの中から適当な灰色で塗りました。
ボディ色はエアクラフトグレーで塗りました。これも博物館の個体と同じ色です。自動車に塗るとなかなか渋い色ですな。
バンパーやウィンカーを塗りました。
以前作ったクラウンやT2000は、タイヤが経年で割れてしまいました。はっきりした原因はわからないですが、ホイールを塗装した際にできた塗膜がタイヤに負荷をかけた可能性も無きにしろあらず。なので今回の製作ではホイールの踏面には極力塗料を乗せないように作りました。その甲斐あってかキャロルとT360のタイヤはまだ破断していません。
窓枠のメッキモールはハセガワのフィニッシュシートを貼り付けましたが、だらしなくなってしまいました。ガンダムマーカーで塗った方がよかったかもですねー。キャロルの風防は、ドアのガラスが再現されていません。昔のカーモデルでは間々見られる物です。たぶん抜け勾配を確保できなかったからだと思います。
キャロルの特徴的なクリフカット。リアウィンドウを垂直に立てることにより後部座席の天井高さとエンジンフード開口部の空間を確保したものです。これによって完全な4人乗りを達成できたのです。このクリフカットのスタイリングが博物館で見てみて気に入ったので、プラモデルでも作ったわけです。
60年代の日本車は独創的な工夫やスタイリングが垣間見えるのでプラモデルで作っても面白いものです。博物館シリーズはこれで一段落ですが、オーナーズクラブはこれ以外にも興味深い車種がたくさんあるので、また折を見つけて作ってみたいと思っています。
完成品はギャラリーにて。
<ホンダ・T360 使用塗料>ボディ:H21グランプリホワイト(7):H15インディブルー(1):H35コバルトブルー(1):H67RLMライトブルー(1)幌:XF-71コックピット色(日本海軍)シャーシ:LP3フラットブラックホイール:LP38フラットアルミ座席:H83軍艦色2バンパー下塗:H8シルバーバンパー上塗:MC211クロームシルバーミラー、ワイパー:C8シルバーウィンカー:N92クリアオレンジ
<マツダ・キャロル 使用塗料>ボディ:H57エアクラフトグレーホイール:LP38フラットアルミハンドル:LP3フラットブラック座席:H42ブルーグレーバンパー下塗:H8シルバーバンパー上塗:MC211クロームシルバーミラー、ワイパー:C8シルバーウィンカー:N92クリアオレンジ
マイクロエース 1/32 オーナーズクラブNo.22 '63 ホンダ T360組み立て、塗装が必要なプラモデル。別途、工具、塗料等が必要。
マイクロエース(MICRO ACE) マイクロエース 1/32 オーナーズクラブNo.08 '62 マツダ キャロル組み立て、塗装が必要なプラモデル。別途、工具、塗料等が必要。
マイクロエース(MICRO ACE) クリフハンガー (字幕版)
シルヴェスター・スタローン