2018年9月21日。九州旅行の3日目です。昨日と同じホテルで迎える朝です。昨日も言ったけどこのホテルは朝食おいしいと分かったので、今後も覚えておきます。
2018年9月21日(金)8時48分熊本県熊本市中央区 JR熊本駅今日はざっと言うと熊本市から鹿児島市へ移動するだけです。移動の道中ではおもしろ乗り物が3種類待ち構えていて、それをひとつずつ攻略していきます。ちなみに今日も雨模様でテンションは初めから半分しかありません。熊本市に来る時は雨ばかりなんですよ。
第26走者:産交バス西11系統玉名駅(エアロミディ)河原町8:36→熊本駅前8:45ホテルから熊本駅までは少し離れているので、路線バスで移動します。路面電車も並行していますが、バスのほうが先に来そうだったので、それで。乗ったのは産交バスのふそう・エアロミディMK (#1096) 西11玉名駅。
ついでに熊本駅に入る前の朝練です。産交バスのいすゞ・キュービック+西工96MC B-I (#3160) 県18県庁・本山。
九州産交バスの日野・セレガHD (#1127) ひのくに号福岡・天神。
熊本市交通局(熊本市電)のレトロ電車101号。
熊本駅構内に入りました。まだおもしろ乗り物が来るまで時間があるので珍しそうな電車が来ないか待ち構えておきます。三角線のキハ147形(182+1044)が止まっていたのでとりあえず撮影。キハ147形はキハ47のエンジン換装型です。九州南部だとあんまり珍しくないっぽいです。
817系(V012)と415系(FO105)です。415系は4両編成でロングシートで詰め込みが効くからか、朝と夕方に見かけますね。九州の415系も減る一方なので記録するに越したことはありません。
ED76形1018号機の貨物列車が通過。ありゃりゃ、知っていれば反対側のホームに行っていたのに・・・。
三角線のキハ31形(22+6)がやってきました。これは2019(平成21)年にすべていなくなってしまいました。車両にトイレがないので運用に制約が多い(駅にもトイレがない区間もあるので催しても救いようがない)、廃車発生品の台車が老朽化、などが理由っぽいです。
黒いディーゼル機関車と黒い客車の列車が来ました。あ、あれは・・・!
これから乗る、おもしろ乗り物一号こと「SL人吉」号です!
人吉号と言えば、蒸気機関車の8620形58654号機です。JR線を走る蒸気機関車としては最古の機体です。ただ実態はテセウスの船状態で、実はJRで一番新しい蒸気機関車なのかもしれませんけど。8620形は1914(大正3)年に登場したわが国初の国産蒸気機関車です。設計から含めて国産です(外国機をコピーした国産機はこれよりも前にありにけり)。58654号機は1922(大正11)年製造です。この時点で96歳。御長寿すぎるんですな。客車3両だけですがこれを補機無しで牽引しているのでなおすごい。
415系(FO-122)が来ました。
SL人吉の止まっているホームに移りました。客車は50系という九州や東北で使われていた一般型客車です。でもこれは観光用に徹底的に改造されていて、車体に原型という文字はありません。編成の両端は展望用の大型窓が据えられています。後で見ますが結構眺めが良いですよ。
58654号機。テセウスの船なので基本的にきれいですが、使い込まれたことによる汚れもあり、とても趣のある見た目です。九州独特の除煙板、門鉄デフも実にかっこいいです。8620形は旅客用蒸気機関車で、ほぼ同時に貨物用の9600形も登場しています。
生きている蒸気機関車の足回りはとても見とれてしまうのです。
ランボードの色差しがいいアクセントになっています。金のライニングも珍しいです。おそらく現役時代には存在しなかった、SL人吉専用の装飾でしょうけど、列車全体のイメージと合っていて似合っています。
客車へ入りましょうか。列車の牽引機は基本的に58654号機に限定されているので、客車にも蒸気機関車の機番が大きく描かれているっていう。ちなみに、58654号機だからって5万機も造られているわけではないです。8620形は製造番号の数え方が独特かつ分かりにくく、こんな型番にした設計者はどういう思考をしていたのかわかりませぬ。まず、1号機は8620号機です。8699号機の次は、下2桁の数字はまた20に戻ります。なので、下2桁は80しか使えないことになります。00~19は使えんのです。なんだこれ。下2桁が20に戻ると、86xxの前に1が付きます。なので8699号機の次は18620号機です。そこからまた80機作ると、今度は28620号機となります。5桁目の数字が1つずつ増えていくわけです。インフレが激しいやつなんです。以上から導かれる製造番号を割り出す公式は、「万の位の数字×80+(下二桁の数字-20)+1=製造順」となります。58654号機にこの公式を当てはめると「5x80+(54-20)+1=435」なので、435機目の機関車なのです。以上。
閑話休題。
車内は観光列車チックに改造されています。50系の原型がうかがえるのは窓枠くらいじゃないでしょうか。
SL人吉号が熊本駅を発車するところで、今日はここまで。
その15へ→
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タカラトミー(TAKARA TOMY) 蒸気機関車EX(エクスプローラ)Vol.52 (イカロスMOOK)
イカロス出版イカロス出版 豆炭 12Kg入数:12kg
ミツウロコ
2018年9月21日(金)8時48分熊本県熊本市中央区 JR熊本駅今日はざっと言うと熊本市から鹿児島市へ移動するだけです。移動の道中ではおもしろ乗り物が3種類待ち構えていて、それをひとつずつ攻略していきます。ちなみに今日も雨模様でテンションは初めから半分しかありません。熊本市に来る時は雨ばかりなんですよ。
第26走者:産交バス西11系統玉名駅(エアロミディ)河原町8:36→熊本駅前8:45ホテルから熊本駅までは少し離れているので、路線バスで移動します。路面電車も並行していますが、バスのほうが先に来そうだったので、それで。乗ったのは産交バスのふそう・エアロミディMK (#1096) 西11玉名駅。
ついでに熊本駅に入る前の朝練です。産交バスのいすゞ・キュービック+西工96MC B-I (#3160) 県18県庁・本山。
九州産交バスの日野・セレガHD (#1127) ひのくに号福岡・天神。
熊本市交通局(熊本市電)のレトロ電車101号。
熊本駅構内に入りました。まだおもしろ乗り物が来るまで時間があるので珍しそうな電車が来ないか待ち構えておきます。三角線のキハ147形(182+1044)が止まっていたのでとりあえず撮影。キハ147形はキハ47のエンジン換装型です。九州南部だとあんまり珍しくないっぽいです。
817系(V012)と415系(FO105)です。415系は4両編成でロングシートで詰め込みが効くからか、朝と夕方に見かけますね。九州の415系も減る一方なので記録するに越したことはありません。
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三角線のキハ31形(22+6)がやってきました。これは2019(平成21)年にすべていなくなってしまいました。車両にトイレがないので運用に制約が多い(駅にもトイレがない区間もあるので催しても救いようがない)、廃車発生品の台車が老朽化、などが理由っぽいです。
黒いディーゼル機関車と黒い客車の列車が来ました。あ、あれは・・・!
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人吉号と言えば、蒸気機関車の8620形58654号機です。JR線を走る蒸気機関車としては最古の機体です。ただ実態はテセウスの船状態で、実はJRで一番新しい蒸気機関車なのかもしれませんけど。8620形は1914(大正3)年に登場したわが国初の国産蒸気機関車です。設計から含めて国産です(外国機をコピーした国産機はこれよりも前にありにけり)。58654号機は1922(大正11)年製造です。この時点で96歳。御長寿すぎるんですな。客車3両だけですがこれを補機無しで牽引しているのでなおすごい。
415系(FO-122)が来ました。
SL人吉の止まっているホームに移りました。客車は50系という九州や東北で使われていた一般型客車です。でもこれは観光用に徹底的に改造されていて、車体に原型という文字はありません。編成の両端は展望用の大型窓が据えられています。後で見ますが結構眺めが良いですよ。
58654号機。テセウスの船なので基本的にきれいですが、使い込まれたことによる汚れもあり、とても趣のある見た目です。九州独特の除煙板、門鉄デフも実にかっこいいです。8620形は旅客用蒸気機関車で、ほぼ同時に貨物用の9600形も登場しています。
生きている蒸気機関車の足回りはとても見とれてしまうのです。
ランボードの色差しがいいアクセントになっています。金のライニングも珍しいです。おそらく現役時代には存在しなかった、SL人吉専用の装飾でしょうけど、列車全体のイメージと合っていて似合っています。
客車へ入りましょうか。列車の牽引機は基本的に58654号機に限定されているので、客車にも蒸気機関車の機番が大きく描かれているっていう。ちなみに、58654号機だからって5万機も造られているわけではないです。8620形は製造番号の数え方が独特かつ分かりにくく、こんな型番にした設計者はどういう思考をしていたのかわかりませぬ。まず、1号機は8620号機です。8699号機の次は、下2桁の数字はまた20に戻ります。なので、下2桁は80しか使えないことになります。00~19は使えんのです。なんだこれ。下2桁が20に戻ると、86xxの前に1が付きます。なので8699号機の次は18620号機です。そこからまた80機作ると、今度は28620号機となります。5桁目の数字が1つずつ増えていくわけです。インフレが激しいやつなんです。以上から導かれる製造番号を割り出す公式は、「万の位の数字×80+(下二桁の数字-20)+1=製造順」となります。58654号機にこの公式を当てはめると「5x80+(54-20)+1=435」なので、435機目の機関車なのです。以上。
閑話休題。
車内は観光列車チックに改造されています。50系の原型がうかがえるのは窓枠くらいじゃないでしょうか。
SL人吉号が熊本駅を発車するところで、今日はここまで。
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