今回はAZモデルの1/72スティンソンOY-2センチネルのプラモデルを作ります。AZモデルはチェコのメーカーです。同社のキットを作るのは初めてです。OYのようなマイナー機からBf109のような有名機まで幅広い飛行機キットを展開しています。AZモデルを取り扱っている店頭の商品棚を眺めていると目移りして楽しいものです。なにげに、日本語の注意書きがPKGに書かれているのも珍しいかも。
AZモデル AZ7589 1/72 スチンソン OY-2 センチネル
AZモデル
ランナーはこんなかんじ。日本のキットとは見た目の印象が違いますね。形状も全体的にもっさり。たぶん簡易金型を使った成形品だと思います。
風防はバリエーションに対応した2種類入り。2分割にすることでスライド金型の使用を避けています。作る方はちょっと大変なのですが・・・。
樹脂は柔らかめです。機内のトラス構造を割と再現しているのでこういう骨組み上の部品もあります。折らないように気をつけないと・・・。
操縦席にはシートベルトの彫刻あり。ちょっとしたことですが嬉しいです。計器盤には彫刻はありますがデカールがありません。計器盤を黒く塗って、計器には白の塗料を垂らすように乗せてそれっぽく見せます。目盛りまで再現する必要はないでしょう。
機内の骨組みと風防が普通に合わないので困っています。どうして。
骨組みの脚を一部切ってしまい、どうにか収めました。
風防の付け根にも盛大な隙間があり、これだと塗料が吹き込んでしまいますのでラッカーパテを盛って塞ぎます。
施工後です。
各部品の取り付けには基本的にピンや穴は無く、芋付けです。なので垂直尾翼のように芋付だと強度的に不安が残る箇所もあります。そこで尾翼に真鍮線を埋め込みピンとして、胴体の方には穴を開けて接続軸とします。脚の接続も芋付けと心許ないものです。特にOYの脚はか弱いので負荷のかかる脚を芋付けは破損の危険大なのです。ここにも真鍮線を仕込んで補強しています。機体は小さいんですがこういうだるい作業が続くので製作に必要なカロリーは意外とあります。でも、ただ説明書通りに組み立てていく最近のプラモデルと比べると、作っている実感はよほどあるので意外と嫌いじゃないというのはあります。
風防の枠は完成後もよく見えるので、先に機内の色で塗ります。
主翼から脚から尾翼まで、塗装前に全て接着してしまうことにします。プラ用セメントを使った接着は、塗装後につける瞬間接着剤等よりも比較的強力なので、この段階で接着して強度を確保しておこうというわけです。塗装も単色なので塗り分けの手間もないという事情もあります。やはり隙間が広いのでパテで埋めていきます。
ネイビーブルーで塗装しました。
デカールはこんな感じ。アメリカ空軍機とアメリカ海兵隊機から選ぶことができます。ネイビーブルーの塗装から想像できる通り、今回は海兵隊を選択。デカールは発色が割とよく、貼る時の感触も良いことから結構好印象です。
つや消しクリアを吹いて最終組立をして完成です。小さい機体ですが、私の持っている拙い工作スキルが結構入っています。噛みごたえのあるキットでした。
完成させてみると可愛らしいものです。連絡機のキットなんてプラモ市場では存在感が薄いですが、こういう脇を固めるキットがあってこそ世界観が広がるのです。そういうキットを多く出してくれるAZモデルは今後も応援していきたいのです。
というところで今日はここまで。完成品はギャラリーにて。
<使用塗料>機体:H54ネイビーブルー機内:N58機体内部色計器盤:N2ブラック座席:N47レッドブラウンシートベルト:N85セールカラー排気管:H76焼鉄色プロペラ:H79サンドイエロープロペラ木目:WC03ステインブラウンプロペラ上塗:N92クリアオレンジタイヤ:N77タイヤブラックホイール:H8シルバー
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ランナーはこんなかんじ。日本のキットとは見た目の印象が違いますね。形状も全体的にもっさり。たぶん簡易金型を使った成形品だと思います。
風防はバリエーションに対応した2種類入り。2分割にすることでスライド金型の使用を避けています。作る方はちょっと大変なのですが・・・。
樹脂は柔らかめです。機内のトラス構造を割と再現しているのでこういう骨組み上の部品もあります。折らないように気をつけないと・・・。
操縦席にはシートベルトの彫刻あり。ちょっとしたことですが嬉しいです。計器盤には彫刻はありますがデカールがありません。計器盤を黒く塗って、計器には白の塗料を垂らすように乗せてそれっぽく見せます。目盛りまで再現する必要はないでしょう。
機内の骨組みと風防が普通に合わないので困っています。どうして。
骨組みの脚を一部切ってしまい、どうにか収めました。
風防の付け根にも盛大な隙間があり、これだと塗料が吹き込んでしまいますのでラッカーパテを盛って塞ぎます。
施工後です。
各部品の取り付けには基本的にピンや穴は無く、芋付けです。なので垂直尾翼のように芋付だと強度的に不安が残る箇所もあります。そこで尾翼に真鍮線を埋め込みピンとして、胴体の方には穴を開けて接続軸とします。脚の接続も芋付けと心許ないものです。特にOYの脚はか弱いので負荷のかかる脚を芋付けは破損の危険大なのです。ここにも真鍮線を仕込んで補強しています。機体は小さいんですがこういうだるい作業が続くので製作に必要なカロリーは意外とあります。でも、ただ説明書通りに組み立てていく最近のプラモデルと比べると、作っている実感はよほどあるので意外と嫌いじゃないというのはあります。
風防の枠は完成後もよく見えるので、先に機内の色で塗ります。
主翼から脚から尾翼まで、塗装前に全て接着してしまうことにします。プラ用セメントを使った接着は、塗装後につける瞬間接着剤等よりも比較的強力なので、この段階で接着して強度を確保しておこうというわけです。塗装も単色なので塗り分けの手間もないという事情もあります。やはり隙間が広いのでパテで埋めていきます。
ネイビーブルーで塗装しました。
デカールはこんな感じ。アメリカ空軍機とアメリカ海兵隊機から選ぶことができます。ネイビーブルーの塗装から想像できる通り、今回は海兵隊を選択。デカールは発色が割とよく、貼る時の感触も良いことから結構好印象です。
つや消しクリアを吹いて最終組立をして完成です。小さい機体ですが、私の持っている拙い工作スキルが結構入っています。噛みごたえのあるキットでした。
完成させてみると可愛らしいものです。連絡機のキットなんてプラモ市場では存在感が薄いですが、こういう脇を固めるキットがあってこそ世界観が広がるのです。そういうキットを多く出してくれるAZモデルは今後も応援していきたいのです。
というところで今日はここまで。完成品はギャラリーにて。
<使用塗料>機体:H54ネイビーブルー機内:N58機体内部色計器盤:N2ブラック座席:N47レッドブラウンシートベルト:N85セールカラー排気管:H76焼鉄色プロペラ:H79サンドイエロープロペラ木目:WC03ステインブラウンプロペラ上塗:N92クリアオレンジタイヤ:N77タイヤブラックホイール:H8シルバー
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