ラウターブルンネン・ミューレン山岳鉄道(BLM)ミューレン駅の引き上げ線にいたBe4/4 31がホームに入線してきました。これでラウターブルンネンに戻ります。
・・・今思えば、もう一本後の電車に乗れば別の形式(恐らくBe4/4 21-23)に乗れたと思うので、惜しいことをしました。
前回書いたように、ミューレン村は他の村と道路が通じていない陸の孤島ですので、このBLMが物資輸送の全てを担っています(多分)。
電車のラウターブルンネン側には無蓋車が連結されていて、これで貨物輸送を行っています。雰囲気的には加悦鉄道のキハ101が近いでしょうか。
先ほど引き上げ線にいたのは、貨物の積み込みを行っていたからだったんですね。こういう輸送形態が見れたのは面白かったです。まだまだ探せばあるものですね。
帰りも牛を見ながら走ります。
ところでここの牛はなんて品種なんでしょう。ジャージーでは無いよね?
ラウターブルンネン駅につきました。行きと同じで、ゴンドラに乗り換えです。
ここで面白いものを見ることが出来ました。横からフォークリフトがせりあがってきたのです。かっこいいぞ!
駅のホームと同じ高さに到達すると、貨車に積まれていたコンテナを持ち上げはじめました。
そのまま下に降りていき・・・。
最終的には我々の乗るゴンドラの下の方にあるカーゴに積み込まれました。なるほど、このようにして貨物輸送を行っているのですね。
ゴンドラで下に降りて、ラウターブルンネン駅に戻ってきました。あとはもうホテルに帰るだけですが、電車が来るまでヴェンゲルン・アルプ鉄道(WAB)を撮り鉄します。
これは制御車のBt265。ライトが偏っているのが面白いですな。
BDeh4/4 123。後付けっぽいLEDの側面行き先表示器があります。
制御車Bt271。こちらは霜取り用と思われるパンタグラフが付いていますね。
BDhe4/8形131-134。WABの輸送力増強を目的に1988年に導入された車両です。角ばったデザインで、似たような構造の車両は他のラック式路線を運営する鉄道でも見られるようです。そういえばゴルナーグラート鉄道でも同じような車両がいましたね。
他には、車輪がゴロンと置かれていました。台車ではなく車輪だけが置かれているのに疑問を感じましたが、よくわかりません。
ちなみに車軸の真ん中にはラックレール用のピニオンギアが装備されています。
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