零式艦上戦闘機いわゆる零戦は、太平洋戦争の全期間を通じて日本海軍の主力であった戦闘機で、同戦争を代表する名機のひとつ。
徹底した軽量化とそれによる高い運動性と操縦性、強力な20mm機銃2挺、同世代の米軍戦闘機を大きく上回る3000kmの航続距離とあらゆる面で高性能を発揮した。
これらの機体性能となによりも熟練搭乗員の技量により、中国戦線や太平洋戦争前半では敵戦闘機を圧倒したといわれる。
零戦五二型(A6M3)は、高速で重武装な米軍戦闘機に対向するため、エンジンを換装せずに最大速度を向上させるために開発されたタイプである。
空気抵抗低減のため主翼端部を左右50cm短縮し丸く整形、エンジンの排気管を推力式単排気管に変更しロケット効果による速度向上を図った。
速度は上がったものの引き換えに空戦性能や航続距離が犠牲となったものの、大戦後半には速力が重視される一撃離脱戦法が主流となっていたため、これに対応した形となる。
開発当初は次期戦闘機配備までの繋ぎであったが、その後継機である「烈風」の開発が遅れに遅れたため、終戦まで第一線を張っていた。
五二型は派生形を含め、6000機以上が生産された。これは零戦総生産数の半数以上である。一般的に零戦といえばこの濃緑色の零戦である五二型を思い浮かべる人が多いはず。
というわけで、零戦五二型(宮部久蔵搭乗機)です。
宮部久蔵というのは小説およびそれを基にした映画「永遠の0」に登場する架空の零戦搭乗員です。この機体(721-53)は大戦後期に鹿屋基地から飛び立つ特攻機の直掩機として運用されていました。
架空人物の搭乗機というのも変な話ですが、映画に登場した零戦の機体番号を再現できるキットで作りました。
ですが、作り込みが甘くてなんちゃって搭乗機という仕様になってしまいました(後述)。
機体の塗装はまあまあうまく行ったと思ってます。
それと、アンテナ線張りというのをやりました。あまり目立たないですが、あるとないとではだいぶ印象が違うようにもみえます。ちょっと張り具合が弱かったけどね・・・。
劇中では主翼端部は白で塗装されていたのですが、これを忘れてしまったためなんちゃって仕様に。
それと、劇中だと金属地が見えるほどに塗装が剥げ酷使されてた感を出していましたが、これはまるでロールアウト直後のような感じ。まあ飛行機久しぶりだしね、多少はね?
あと、ピトー管は折りました。無念。
真上から。
デカールが思い切りシルバリング起こしてひどい有様。猛省。
真正面。
ちなみに、今回から背景の壁紙をレザック調のものに変えてみました。ちょっとはおしゃれになったでしょ?
サイド。
エンジンのカウルから伸びているのが推力式単排気管。エンジンの排気すら推力に変えるという涙ぐましい努力。でもこれ、右側は4本、左側は3本なんだけどバランス大丈夫だったのかなぁ。
キャノピーのマスキングが悲惨ですねぇ。次回からはもっとまじめにやります。
以上です。