2015年6月26日(金)6時41分
ワシントン州ショアライン リッチモンド・ビーチパーク
3日目最終日です。
この日はまずレンタカーを9時までに返却しなくちゃならんのですが、早起きすればもう一箇所どっか行けるなと思い、朝の5時に起床して半にはレンタカーを停めた駐車場へ。
シアトルから25kmほど北上してリッチモンド・ビーチパークという公園へ車を走らせて、そこで列車を撮影します。いわゆる朝練。
この公園は海沿いにあって、さらに海岸沿いに線路が走っているので、列車の撮影にはいいのかもと思った次第。撮影地ガイドみたいなのはネットでは見つからんかったので、航空写真からそれっぽいところを探しました。たぶんもっといい場所はあると思うぞ。
そいで、ちょうどいい感じに貨物列車が来ましたな。
望遠で。
2階建て海上コンテナのダブルスタックと長物車にトレーラーを載せたピギーバックで編成された貨物列車で、牽引機はEMD SD70ACe形BNSF9004号機+GE Dash9-44CW形BNSF5274号機。
ここはBNSF鉄道の線路のようです。地図を見てもここはなんとか線だよとは書いてくれてないのです。必要ない情報ですしね・・・。
引きで。うーんでかい。
速度は結構出してます。加速は遅いけどスピードに乗ればこっちのもんよって感じなんでしょうね。
先頭が通過してもまだ尻尾が見えないんですけど・・・。数は数えてませんが100両は超えてるんだろうな。
この物量は、ある意味鉄道の極地のひとつですね。鉄道の利点を最大限利用しています。
貨物列車が通りすぎないうちに、サウンダートレイン1703レシアトル行きが南下していきました。
ていうか、海を背景に列車を撮れると思ってきたんですが、イマイチ・・・。少なくとも午前中は影がかかってダメだ。あと電線が超邪魔。思い通りには行きませんな。
牽引機はEMD F59PHI形SDRX901号機でバイレベルカーは3両。短けぇ・・・田舎かよ。
バイレベルカーもダブルスタックの前だと小さく見えますねぇ・・・。これ2階建て新幹線と同じくらいの高さあるんですけどね。
ようやく通り過ぎたかと思ったら、ケツには後補機Dash9-44CW形BNSF5114号機が着いてました。尾灯はないから前照灯を点けてんのか。
この後この列車はしばし停車します。
海岸線沿いに走るサウンダー。動画撮影だと面白い区間かもしれませんね、ここ。
南行の貨物列車。SD70ACe形BNSF9182号機+Dash9-44CW形BNSF4891号機。
これもダブルスタックトレインでしたが、なんだかやけにゴミ臭いコンテナが載っていました。産廃かな?
うねうねいいですね。
サウンダー1705レ、F59PHI形SDRX905号機。うーん、客車2両・・・。
側線に置いてある無蓋車はなんなんでしょうね。正直邪魔。
撮影地点を変えるべく移動していたら南行貨物列車が通過していきました。意外と列車が多いですな、ここ。何本かの路線系統が集中する区間なのかもしれません。
牽引機はES44DC形BNSF7403号機+ES44DC形BNSF7388号機+ES44C4形BNSF7090号機+ES44DC形BNSF7594号機。堂々の4重連。まあこっちじゃ4重連くらい普通らしい。
列車のケツ。
日本の現在の貨物列車と同じで、アメリカのそれも車掌車(こっちではカブースと呼ぶ)は連結していません。
代わりにフラッシング・リア・エンド・デバイス(FRED)という四角い筒のような外付けの標識灯を付けます。これの機能は尾灯の点灯だけでなく、列車のブレーキ圧などのステータスチェックを行うことが主。かつてカブース要員がやっていた列車監視業務を無人化させることが目的なのです。
FREDの監視状況は無線で機関車に送信されます。これを利用して、アメリカの鉄道マニアはFREDの無線を傍受して列車の位置を特定するのに役立てています。なので無線機はこっちのマニアの間じゃ割りと大事なアイテムのひとつらしい。
サウンダー1707レ、F59PHI形SDRX902号機。ICカード「オルカ」の特別塗装機ですね。
時刻は8時前でそろそろレンタカーの返却時刻が迫ってきたのでこれで撮影終了。
レンタカー屋へ車を返却しに戻ったのでした。
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