2015年7月12日(日)13時54分
アルバータ州ジャスパー ウィスラーズ山山頂
回を跨ぐ間に山頂へと着きました。
ブログで書くとあっという間ですが、ゴンドラを降りてからだいたい1時間経っているので結構時間がかかっています。中々大変なのよ。
山頂から見える山々の指示盤。
山頂から山々を眺めます。こちらは北側の景色。
ピラミッド山が目立ちます。隠れて見えないですがその麓にジャスパーの町があります。緑豊かな高原という感じです。
一方南側。
一転して荒涼とした雰囲気に。量は少ないですが氷河もあります。明日からは南進していきますのでこんなところを走っていくわけです。ひえぇ。
今度は西側を見ると今いる地点よりも高そうな山があります。
何だか行けそうな感じがしますが、整備された登山道はウィスラーズ山山頂まで。この先どうなるかはあんた次第だって感じで、救援なんて無いし帰れる保証もない。
行くにしてもちゃんとした登山装備で望むことが推奨されているのでただの案山子はその口を閉じておいたほうが良いです。
すぐ近くに氷河がありました。まあこの先も見ることになるし眺めるだけにしておきました。
さあそろそろ麓に戻ろうとして山を下っていると、岩の上に何か動くものが。
ネズミかリスにしてはでかいなぁ・・・。
レンズを望遠に替えながらジリジリと近づいていくと、アレはマーモットだと気づきました。
シラガマーモット Hoary marmotだと思いますが、キバラマーモット Yellow-bellied marmotに見えなくもないという微妙な個体です。まあシガラマーモットということにしておきます。
少し脱線するとシガラマーモットには「ウィスラー Whistler」というあだ名が付けられています。ウィスラーというのは元々「口笛を吹く人」という意味を持っています。シガラマーモットの鳴き声を聞いてみると確かに笛っぽい声を出しています。
で、このウィスラーという単語は今回の旅では結構馴染み深いですよね。
まず我々が今いる山がウィスラーズ山。これの名前の由来はシガラマーモットと言われています。
もうひとつ、2日前までいたブリティッシュコロンビア州のウィスラーの町およびウィスラー山も、そこに住んでいるシガラマーモットが由来となっています。BC州のウィスラー山なんてのは最初はロンドン山なんて付けられてたのをわざわざ改名したんですから、よっぽどマーモットがたくさんいたのかなとか考えちゃいますね。
動物の名前の付いた地名は日本にもありますが、特定の種類の動物を冠したものはあまりないんじゃないかな?今ぱっと思いついたのは鶯谷だけど。
閑話休題。
危険を察したのかのそのそと歩き出しました。
岩陰に隠れました。たぶんそこに巣穴があるのかもしれません。
そろそろゴンドラの駅なのですが・・・お、また何かいるぞ!
シマリス Chipmunkだ!シマリス、シマリスじゃないか!
小動物にしては人慣れしているのかここまで寄ることが出来ました。ここまでこれれば十分よ。
最後にはどっかへ行ってしまいました。
シマリスを見たのはこれが初めてだったのでやたら興奮しましたが、カナディアンロッキー一帯にはシマリスが多く生息していて、結果的に撮影が飽きるほど見ることになります。
ゴンドラを降ります。また貨物列車が走っていますね。
これでウィスラーズ山はおしまいです。麓と山頂で劇的に変わる景色と調度良いトレッキングの長さが良いですね。上記のように野生動物も見られるかもしれないのでおすすめです。
B&Bに一旦帰って、歩いて夕飯を食べに出撃。途中で今週の野鳥、カササギ Eurasian magpieに遭遇しました。青が美しい鳥ですね。
北半球にならあちこちにいるらしいですが日本では九州あたりにしか生息していないので今まで知らなかった鳥。逆に朝鮮半島では超身近で、韓国では国鳥になってます。
こんなところで今日はここまで。
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