初めて見るB-52を楽しんだら他の地上展示機も見て回っていきます。
最初に目に入るのがカナダ空軍のマクドネル・ダグラスCF-18Bホーネットです。CF-188と書かれることもありますが、こちらで呼ばれることはほとんどないです。
アメリカ海軍のF/A-18ホーネットを輸入したカナダの主力戦闘機です。CF-101、CF-104、CF-5といった旧型機をまとめて置き換えるために1983年から運用をはじめました。基本的に米軍と同じ仕様で製造されています(少し異なる箇所があるらしいが
米空軍でいうところのF/A-18A/Bに相当する機種なので割りと古め。F-35で更新するそうですが、話が二転三転しているようで・・・。
F/A-18系を見るのもこれが初めてなのでここでもまた嬉しくなってしまいます(というか現用機の殆どが初見なので終始舞い上がりっぱなし
B型なのでコックピットは複座型。
塗装は機体上面と下面で違う色を使っているんですが、境界は結構ぼんやりとしているんですね。あとは迷彩というよりかはただ汚れているだけのような感じもします。こんなもんっちゃこんなもんなのかもしれませんが。
主脚部。
楓の葉が書かれたこんだけ分かりやすい国籍マーク(ラウンデル)もないと思うんですが、色が薄いので果たして飛行中に認識してもらえるのか疑問で。とりえあず決まりなんで貼りました以上の意味を持っていないんじゃ・・・?
あと珍しい特徴が胴体下面に描かれたフォルスキャノピー(False canopy)という塗装。コックピットのキャノピーの裏側に描かれた偽のキャノピーの絵です。
ドッグファイト時に相手パイロットを瞬間的ですが混乱させて判断を遅らせる効果があるとされています。実際パッと見「ん?」とはなります。が、その普及率を見てみると採用してる国はわずかという感じなので、果たして実際その効果は・・・となりますね。
後ろ。
機体番号は188935で、所属はアルバータ州コールドレイク基地の第410戦術戦闘飛行隊 410th Tactical Fighter Squadron だそうな。戦闘機の操縦訓練をする部隊らしい。
次はジェネラル・ダイナミクスF-16Dファイティングファルコン。ああ、夢にまで見たF-16だ・・・。本物を見れるなんて。いいよ、かっこいいよ。
御存知世界中で運用されている大ベストセラー戦闘機です。使っていないのは極東の島国と北米のメープルリーフ州ぐらいだよ。
これもB-52と同じ米空軍からのゲスト機体です。所属はオクラホマ空軍州兵第138戦闘航空団 138th Fighter Wing です。
コックピット。これも複座型です。リクライニング角度が深い座席が分かるかと。中の様子も見れるんですが、その列に並ぶ時間が惜しかったので無しです・・・。
F-16はあまりにも長期間製造されてその間に何度も性能向上がされてきたので、サブタイプ(A型とかD型とか)以外にもブロックという製造ロットごとに分類されることが多いです。初期のブロック1と最新のブロック60/62では性能に大きな開きがあるとかなんとか。
この機体(AF89167)はブロック42なんだそうな。
機首とか空気取入口とか。
後ろから。
1970年代初飛行とは思えない外観で、現代の新鋭機にも引けを取らない美しさがあると思います。
ちなみにパイロンに付けられている増槽ですが、パイロットの手荷物を入れておくためのトラベルポッドかもしれません(可能性は低め)。戦闘機のコックピットに荷物を収納するような空間はないので、あのような増槽みたいな形状の筒に入れて運ぶことが間々あります。
エンジンの排気口。模型製作の参考までに撮ってみました。
テールコードとか。
第138(以下略)のマークはインディアンなんですな。
シコルスキーCH-124シーキング (12424)
カナダの対潜ヘリです。BC航空博物館でも見たので詳しいことは省きます・・・。
所属は第443海洋ヘリコプター飛行隊なので地元ビクトリアの機体です。
ロッキードCC-130Hハーキュリーズ (130340)
おなじみの傑作輸送機ロッキードC-130のカナダ版です。原型機の初飛行は1954年ながら未だに改良型の生産が行われている異能生存体。太い胴体による搭載能力と胴体後部の大型ランプドアによる積み下ろしの容易さなど、この輸送機で戦術輸送機としてのシステムが完成し、しかも完成度が非常に高いと来ているので世界中で運用されているのです。
カナダ空軍のCC-130HはKC-130Hという輸送機の他に空中給油機も兼ねた機体です。主翼の外側にある燃料タンクが空中給油用のものでしょう。
これも機内見学できるのですが、泣く泣くパス。機内見学していたら地上展示機を全部回ることはできなかったんで仕方ないんですが、それでも惜しいことをしたと思います・・・。
今日はここまで。まだまだ続くぞ。
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