艦内を少し探検したらまた表に出てきました。
出てきた先は第2砲塔の右舷側でした。砲身の先にはカモメが止まっていて、なんとも平和な光景が。
Mk.12 5inch連装砲。普通に駆逐艦の主砲くらいの大きさありますで。
艦橋。前も書きましたがすごい高さの低い艦橋です。大和とかを見慣れていると驚きの低さ。
大和も確か艦橋自体の高さはUSSアイオワと同じくらいだったはずで、その上に建っているのは指揮所とか観測所とかでした。
で、その艦橋の真下にある扉から再び艦内へ。
入るとそこにはやたらと広い部屋が。いやいや、広すぎでしょう・・・。これで水兵何十人詰め込めるんだって。調度品もやけにいいもの。これは只者ではない人が乗っていたのだろうな。艦長とか。
中には専用の厨房もありました。これも軍艦とは思えない設備です。
実はこの部屋はフランクリン・ルーズベルト元大統領の部屋だったものです。
1943年11月にUSSアイオワはカイロ会談とテヘラン会談へ臨むルーズベルト大統領を乗せてアメリカと北アフリカを往復したのです。大統領なので御召艦とは違いますが、それでも格のある艦だったということでしょう。
展示されている写真を見ると「当時と同じなんだよ!」ということをアピールしているようですが、本当かなぁ?とは思います。就役期間は長いしその間に近代化改装もされてるしですから、調度品は復元だろうと思います。
ルーズベルトのベッド。いやなんだ、ちっちゃいな。脚曲げないと寝れないでしょこれ。
ルーズベルト専用バス。もう家にあるようなフッツーのシャワー室だなこれ。
またよく分からない部屋の写真。
ルーズベルト専用キッチン。さっき見たのとは別の角度からですね。
大量調理できるような設備じゃないんで、完全にルーズベルトとその側近付きの厨房ですね。格差がすごいね。
ルーズベルトコーナーを抜けておトイレ。
延々と続く隔壁。
ここからまた外に出ます。
その11へ→