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Channel: 黒鉄重工
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SLフェスタとポップフェスタをハシゴする 前編【2016/10/22】

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2016年10月22日。
秋の大井川鐵道の恒例行事「SLフェスタ in 新金谷」がやってきました。この年は目新しい内容が目についたので行ってみることにしました。
さらにこの日は、近所の掛川市でも「かけがわポップカルチャーサミット」というアニメ系のイベントをやっていたので、途中金谷を抜けだしてこっちにも行くことにしました。

さて静岡駅から電車に乗るわけですが、反対のホームに373系の「ホームライナー」が停車していましたので撮影。
何の気なしに撮ったものでしたが、半年後の翌年3月のダイヤ改正でヘッドマークが文字だけから絵柄入りに変更されましたので、今となっては過去の姿の記録に。
ただ、この文字のヘッドマークは字の大きさがものすごく小さくて見づらく、もうちょいマシにならんのかと前から感じていたことだったので、この度の変更は良かったのだと思います。



金谷駅で大井川鐡道に乗り換え。ここで前回サイコロで見事に騙されたことで知られるいぶき君と合流。
21001系に乗って新金谷駅まで。



SLフェスタは春と秋の年2回行われますが、春は千頭駅、秋は新金谷駅で開催するのが今後通例となっていくのだそうです。千頭駅の川根本町と新金谷駅の島田市の両沿線自治体への配慮も含まれているのでしょう。
今回の目玉は蒸気機関車3機が1列に横並びするという演出。出庫から客車と連結し列車を組成する間の僅かな時間を使っての演出ですので、混むわ混むわ。



千頭駅での横並びの時と違って線路には入れないので、柵の外からの撮影となります。まあ仕方ないなと思います。逆光になるのも仕方ないです。
並んだ機関車は左から順にC11形190号機、C11形227号機、C10形8号機となっています。
2016年は大井川鐵道でSL列車を運行し始めて40周年でして、それを記念したヘッドマークが装着されています。これらは確かフェスタ終了後オークションにかけられたはず。
よくそんなに長いこと続いているなと驚くと同時に、今後も末永く続いてまた驚かせてほしいなと思います。



ケツの方は人気がなく比較的がらがらでした。



227号機のナンバープレートは、この時だけ青に塗られたものが装着されていました。
ナンバープレートの色は他にも赤とか緑とかあって、機関車の状態の良さによって色が決まっていたり(良い順から赤→緑→黒だったそうな)各地の管内に点在する機関区ごとに色を分けて所属が分かりやすいようにしたり・・・という決め事があったのだそうです。
今回の227号機の青がどういう意味だったのかはちょっと覚えていませんが・・・。



転車台のヌシC12形164号機はぼっちでした。かなしい。
ところが、これを動態保存化するという動きがいつだかに報道されましたね。既存の機関車の負担を減らすためというのが目的のひとつだった覚えですが、そのために在来の機関車の運用を減らすのではなくて新しい機関車を投入してそれにいくらか肩代わりさせよう、という考えができるのがここの強みだと思いますよ。



SLの検修庫を見学。こちらは有料となっております。
検修庫に入る前に電車の車庫を見られるんですが、そこにいたのが電気機関車の3並びでした。蒸気機関車に対抗しているのか知りませんが、これはこれでたまらない並びでした。
左からE31形、いぶき500形、E10形です。



車庫の奥には井川線のcワフ4が置かれていました。
今回のSLフェスタでは井川線の車両が新金谷から分岐する大代側線で往復数百mの体験運転を行っています。

そのためにわざわざ千頭の山奥から降りてきたわけですが、井川線の車両は千頭から先の大井川本線は走られないため本線の電気機関車に引っ張ってもらってここまでやって来ました。
ところが井川線と本線の車両とでは連結器の高さと大きさが異なるので連結できませぬ。そこでこのcワフ4の出番です。
cワフ4は普段は井川線用の連結器を付けていますが本線用の連結器を取り付けるアタッチメントが付いていて、今回のような場合の時にそれを使って本線用連結器を装着し、両者の車両をつなぐ架け橋となっているのです。



蒸気機関車4機の内3機は外に出ているので検修庫にいるSLは自ずと限られてくるのですが・・・。

・・・なんだか見ちゃマズいものを見せられたような気がしますぞ。いいのか、これ。
肝心の"お面"はさすがにどこか見えないところに置かれているようですが。



227号機が戻ってきました。出番が来るまで一旦休憩ですかね。



SL運転40周年ということは227号機がここで運転を始めてからも40周年ということです。



スタンプラリーが開催されていて、会場各所にあるスタンプを全部集めるとくじが引けるというやつです。これもやってみようということになり、そうなると自ずと各展示物を巡ることになります。
これは保線で使う高所作業車ですね。



阪急観光バスの日野セレガHD2台(左右)といすゞガーラSHD1台(中央)。SL乗車の団体さんが乗ってきたんでせう。
SHDはHDよりも全高が高いのだ・・・というのが分かりますね。



次にホームへ入るとC10形8号機によるかわね路13号が待機していました。もうすぐ発車ですね。



そんなことを余所目に我々は側線に停まっている見慣れない列車を見ます。E31形E34号電気機関車と14系客車です。
EL急行はいずれこんな編成になっているのだろうなぁと少し期待を抱きますが、一体いつになるんだろうなぁ・・・と。

E31形は搬入された2010年から数えてもはや10年は熟成されるのだろうと見込んでいましたが、ところが2017年に入ってから唐突に運転開始へ向けた整備を始めて、同年10月からついに7年越しのデビューを飾りました。やっと過ぎて感慨も枯れ果てた感じですが、いざ見てみるとやっぱり嬉しい(見に行った



一方、現状梯子を外された格好になっている14系クン。
2016年に搬入してからすぐに整備に入りましたが、4両中3両の整備が上がったところで音沙汰がなくなってしまいました。2017年夏頃に運転開始すると案内されていましたが、いつの間にか誰も話さなくなり有耶無耶にされていますね、この話。
14系整備中に何か大きな問題が発生して進捗が止まったのか、E31形を急遽運転にこぎつけなければならない必要に迫られたのか・・・というところでしょうが、真相は今のところ分かりませぬね。

せっかく綺麗にお色直ししたのに、この時から1年以上寝かされることになるとは・・・という感じです、今見返すと。



まだ整備を受けていない14系。この14系はJR北海道の急行「はまなす」で使用されていたものを譲り受けたものなんですが、はまなすは確かにこんなぼろぼろの雰囲気だったなと少し懐かしくなりました。



かわね路が発車後は上りの16000系に乗って金谷駅へ。
JRに乗り換えて掛川駅まで乗り、かけがわポップカルチャーサミットへと出向きます。

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