ゴールドストリーム公園のサーモンランを見に行くために自転車を押しながら山道を歩いてきましたが、行程の半分ほどのところでトランスカナダハイウェイ1号線とぶつかります。
ここでハイウェイを横断する必要があるんですが、自動車の往来が多い上に速度も80~100km/hととても速く、トラックなど大型車も頻繁に走るため、横断する時は細心の注意を払ってください。幸い片側1車線で両側とも見通しは良いです。
というかたぶん、ここのすぐ先をゴールドストリーム川がハイウェイを潜って反対側へ抜けているので、そこに沿った道があるはずです。探してみてください。無かった時は覚悟を決めてください(無責任)
地図上だとこの辺になります。路駐できる空き地がありますが特に看板はないです。
公園の地図だとProspector's Trailの山道をサーモンランのメイン会場にたどり着けるようになっていますが、この地図に載っていない道がハイウェイとゴールドストリーム川の間にあります。ここを通る方が楽に到達できますので、こちらを選択します。
道路にはサーモンランを案内する表示器が立っていました。
川沿いを下流に向かって進みます。撃てば当たるほどに鮭がそこら中にいます。
はい着きました。サーモンランの会場です。バスを降りてから90分くらいで着けましたかね。
ここです。
駐車場も多めにあるので、車で来ても大丈夫。というか基本的に車でないと行けない場所です。
車は運転しないという観光客には、ビクトリアのダウンタウンからツアーが出ているはずですので探してみてください。ただし結構強気の値段だぞ・・・。
Thomas Saf-T-Liner C2。パシフィック・キリシタン学校のスクールバスです。校外実習か遠足で来たところでしょうね。
はい絶景。
橋の上から下流側を眺めます。無数の鮭とそれにたかるカモメの図。
水中では鮭がうごめきまくっています。鮭が示し合わせたように一斉に自らの意志で(と言うより本能か?)川を遡上してここで一斉に産卵しようとしているんだから、こんな光景があるのかと2度目でもちょっと信じられんものがあります。
こんな浅瀬で産卵するのかという鮭。背中が水面から出ているが。
産卵に適した場所は水深数十cmの川底のはずなのであまりいい場所とはいえないです。たぶん適所は既に他の鮭に取られてしまい、仕方なくここを選んだといったところでしょうか?
まあ撮影する分にはこっちの方がいいんですがね。
格闘する鮭。
オスかメスか判らないのでなんとも言えんのですが、メスが産卵場所を巡って争っている感じか?
向こう岸の方が水深が深いです。あの辺りが産卵には良いのでしょう。ただあまりよく見えないわけですが。
その上ではカモメがじっと待っていますが、あいつら生きている鮭には手・・・もといくちばしを出しません。
カモメのくせに山の中の川にいるなんて。
うようよと。
鮭は遡上している間にそこら中川底に擦るんで身体はボロボロです。皮がベロベロに剥けてたりするんで魚でも結構痛々しいのだ。
白っぽい鮭はもう満身創痍です。泳ぎも弱々しく、先は長くない。
死体漁りをするカモメ。
肉食動物にとっては食料が湧いて出てくるんですから、年に1度のこのビッグイベントを見逃す手はないです。
熊か鹿と鉢合わせするのにもちょっと期待していたんですが、そういうのは来ませんでした。人がたくさんいるところには出ないか・・・。
死体蹴りみたいなことすんなよぅ。
添い遂げたな・・・という感じの鮭。
川の下流側に進むとロッジがあるそうなので、行ってみましょう・・・というところで今日はここまで。
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