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Channel: 黒鉄重工
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北方project ~Welcome to Hokkaido. その10【2017/5/3~7】

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2017年5月4日(木)8時47分
北海道札幌市中央区 西18丁目駅
北方projectも2日目のスタートです。一晩過ごしたホテルの最寄駅の西18丁目駅から札幌市営地下鉄東西線に乗ります。



JR札幌駅に着きました。でかい駅だよなぁ。
ここから駅前にあるレンタカー屋に行って車を借ります。写真は撮り忘れましたが日産のノートeパワーでした。エンジンで発電した電気でモーターを回して走る電気式ディーゼルカーみたいなやつです。(ノートはガソリンエンジンですが)
今回は結構な距離を走ったんですが、途中の給油は無しで走りきったので燃費はたいしたものなのかもしれません。eペダルはずっと踏み続けていないとたちまち減速してしまうのでちょっといらないかな・・・と思いましたけど(足をペダルから離して足首を解せないのが特に高速道路を巡航中ではアレ)



2017年5月4日(木)10時50分
北海道岩見沢市栗沢町 大地のテラス
車を走らせて1時間半ほどで岩見沢市の大地のテラスに着きました。地のものを使ったレストランです。シュラスコが名物なんだとか。開店前ですがすでに行列できてます。美味いんだろうね。



ベンツのリムジンがいました。送迎で使うんでしょうねぇ。



でまあ、我々の目的はアレです。



JR北海道711系電車。函館本線の電化に合わせて登場した電車です。
2015年に引退しましたが、その前から保存の機運が高まっていて、同年8月から大地のテラスで公開されました。
保存に際してはクラウドファンディングを利用して車両の移送費用が集められました。確かこの711系がクラウドファンディングを使った鉄道車両保存のはしりだったと思います。以降も同様の手法で移送費や修繕費を集める例が増えていて、711系のこれは鉄道車両保存の転換点のひとつと言えるかもしれません。
私も以前にこれで札幌から旭川まで乗ったことがありますから、その時を思い出して懐かしくなります。保存されてよかったなと思います。



ここの711系の展示の特徴として、雪の降る冬季でもブルーシートを掛けないことが挙げられます。レストランで食事しながら電車を電車が見られる、というのがウリのひとつでしょうから、通年電車が見られることは大事なのでしょう。
ただし、その分車体の傷みの進行が早いらしく、塗装が剥がれたり補修の跡も目立ちました。所有者もその点は認識しておられるようなので、ほったらかしにされることは無いと思います。



車内にも入れます。あ~、こういう感じだったなあといろいろ思い出してきます。状態は極めて良いです。
今までの保存車両というと、自分が電車に乗るようになる前に引退してるような車がほとんどでしたので、711系のように現役時代に乗ったことのある電車が保存されるというのはこれが初めてなくらいです。
年配の人が保存車に乗って懐かしむ気分がようやく分かってきたような気がしました。



北海道型の車両といえば二重窓ですね。今の電車は普通の固定窓になっているので、この二重窓をギリギリ体験できました。
車窓も函館本線のそれっぽい感じですので、いいですね。



運転台。こっちはあんまりよく見てなかったのでそれほどでも。



711系は2台保存されていて、クハ711-103とクハ711-203。3両編成の中間のモハは無いです。電車なのにモハがないのか・・・と思うのはいつものことですが、やっぱりまあ顔のある方がいいってことですよね。自分でもそうすると思います。
このクハ711-103の車内ではグッズ販売をしてました。募金がてらDVDを買いました。気に入った保存車があって募金できる手段があるならしといたほうがいいですね~。



短い時間でしたが懐かしみに浸れる電車でした。今後も末永い保存を願います。

今日はここまで。


その11へ→

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