2017年7月8日。
ドクターイエローののぞみ検がこの日運転されるという情報を聞きつけて出撃。私単独ではその情報を知りえないので、人から教えてもらいました。
無難アンド無難というところで静岡駅で待ち構えることにしました。N700系5000番台K12。
N700A系F8。
静岡駅で新幹線の駅撮りなんていつ以来だと思ったわけですが、たぶん300系の引退以来じゃないかなぁ。
そしてドクターイエローこと923形T4。
走っている姿を見たのは2~3回目だったと思います。やはり普通とは違う新幹線という雰囲気です。確かに知らずに見かけたら今日はラッキーという気分になります。
後追いも。
この日はここまで。
日付が変わって2017年7月26日。
早起きして静岡鉄道の急行電車の撮影へ。静鉄の急行は平日の朝にしか運行されないのです。今日は久々に県総合運動場駅の隣で撮影することにしました。
手始めに1000系1009F。
1007F。登場時の無塗装や300形の青帯といった復刻塗装でファンを沸かせた電車でしたが、その後2019年に引退してしまいました。
2017年に登場したA3000形A3002F。通勤急行での運用です。今時珍しい標識灯を点灯させているのが魅力です。A3000形の標識灯は完全に飾りだと思うんですけども、特別感が出ますよね。
平日朝の県総合運動場駅といえば、下り列車の緩急接続、さらにそこから続く当駅止まりの各駅停車の折返し作業が見ものです。静鉄急行電車の見せ場と言っていいでしょう。これがだいたい12分おきに展開されるのです。
最初に、新静岡から来たA3001Fの県総合運動場駅止まり普通が1番線に到着します。車両は新旧関係なく共通運用でしょうからなんてことないんですが、新型に区間列車を担当させるのね。
1分後、後続の1008Fの急行新清水行が2番線に到着。並びますので、緩急接続の画が撮影できるのだ。
区間列車の乗客を拾って、1008Fが発車。この「急」ヘッドマークが付いているのも今どき珍しいのです。A3000形では引き継がれなかったのが残念・・・。
お気づきのように、静鉄の急行は追越しのない平行ダイヤ(例えば名鉄瀬戸線のような)ではなく、途中で先行の普通を追い越す立派な急行を走らせている、ということです。
下り急行発車の2分後、1003Fの上り普通が接近します。
1003Fが駅に停車するよりも前に、A3001Fが動き出して折返し作業が始まりました。
複線だから衝突することは無いとはいえ、少々おっかない。
本線を少し進みます。ちなみにこの時、この少し先にある踏切は作動しないようになっていたはずです。通常だったら作動する距離にいるんですけど、折り返し時だけはそうでなかったはず。踏切のカラ動作を無くしているのはよく練られているなと思います。
渡り線の分岐器を通り過ぎたら、折り返して渡り線を渡るために本線上で停止。通常こういう折返し作業は引き上げ線を用いてやるものですが、静鉄にはそれが無いので本線上で方向転換します。
数分後には後続の列車がやってくる中での停止と方向転換なので、時間に余裕がなく見ていてヒヤヒヤします。そこら辺の懸念はi-ATSの導入で解決しているらしい。
すぐに方向転換して渡り線を通ります。そしたら4番線に入線して、出発まで扉を開けて待機。
渡り線通過の2分後、1001Fの普通新清水行が通過していきました。タイトな中で作業しているのです。
その1分後、1012Fの通勤急行新静岡行が通過。通勤急行は県総合運動場駅には停まらずに通過します。代わりにひとつ先の古庄駅に停車します。
通勤急行通過後に、県総合運動場駅始発のA3001Fの上り普通が発車します。この区間列車は、次の古庄駅で先発した通勤急行が通過する長沼~音羽町で下車する乗客を拾う役割があります。
つまり古庄駅で緩急接続をしているとも言えます。まあ、急→緩の片方向だけの接続ですが。
ここまでが区間列車の折返しの一連の流れです。これが短い時で12分間隔で朝の9時前頃まで繰り返されます。数分間隔で走る電車の合間を縫って本線上で折返し作業を行っているというのが見どころです。カオス駅好きにおすすめ。地元民以外は訪れにくいけど。。。
2巡目は動画撮影をしたので写真はこれだけ。急行はA3002F、普通は1005F。1005Fも2019年に廃車になりました。
1012F急行と1007F普通。1000系同士の並びは今後確率がどんどん下がっていきますね。
最後に1012Fの急行を撮影して撤収しました。
おしまい