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横田でプチアメリカ旅行 その1【2017/9/16】

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2017年9月16日。東京にあるアメリカ空軍横田基地へ行ってきました。ここは日本の中のアメリカ合衆国なのでホイホイと入れる施設ではないのですが、年に1日だけ日本国民も入場できるフレンドシップデーだったか友好祭だったかなるものがあります。それに行ったわけです。基地内はアメリカですから、これすなわち海外旅行。なのでパスポートか住民票付運転免許証あたりが入場の際に必要になります。パスポートを持っている場合はそれを持っていくのが楽です。私もパスポートを準備して行きました。まあ入場に必要な書類や注意点に関しては詳しくはググってくれたまへ。
まずは、静岡駅初電の「こだま」700号で東京駅へ。

そこから中央線と青梅線を乗り継いで拝島駅で降ります。通ったことはあるけど降りたのは初めてかな。拝島駅から横田基地までは歩いていきます。今日の拝島駅は横田基地へ行く人達で溢れていますから、人の波に乗ってついていけばいいのです(他力本願寺

ぞろぞろと大名行列を歩いていきます。中々たどり着かない。道中では沿道の民家や店舗が横田基地目当ての人に貸駐車場屋を開いていて、いい値段で駐車場を貸していました。

沿道では日本の警察も目を見張っています。パトカーの上にお立ち台を立ててその上で交通整理をしている警官が。なるほどあれがDJポリスか。初めて見たな、というかハロウィンの渋谷くらいにしかいないと思ってたんで、一生会うことがないと思っていました。

入り口に来ました。ゲートの雰囲気は以前に入ったことのあるデイビスモンサン基地に似ているなぁ、共通設計なのかなぁとか。

基地の門です。みんな同じ方向を見ていますが、この日は航空自衛隊のブルーインパルスが飛行している日なのです。なんでこの日にこんなところで、、、と忘れていたんですが、調べたら八王子市制100周年記念行事の一環だったそうな。横田基地関係なかった。

入国成功。標識類は全部アメリカのもので、日本語が見当たらない。アメリカの土地なんだなぁ。

ブルーインパルスが飛んでますね。ここは別に八王子市ではないので演目と演目の間だと思いますが、ビシッと機体の編成を揃えていますね。

まあ、今日の目当てはこっちなのだ。うーむ人だらけだ。

ロッキード・マーティンのC-130Jハーキュリーズ。ベトナム戦争あたりから現役を続けているC-130輸送機の最新型。書いていて思い出しましたが、今年の横田基地は戦略爆撃機やら戦闘機やらが大量に展示される予定なのでした。特にB-1Bは例の北米P4でもモスボールされた姿しか見ていなかったこともあって、ワタシ的には目玉展示でした。しかし、当日の数日前に北朝鮮が飛翔体(事実上の弾道ミサイル)をぶっ放しやがり、朝鮮半島の緊張度が高まってしまいました。横田基地に展示される予定だった爆撃機や戦闘機、空中給油機は全てキャンセルされて他所の基地に待機となってしまいましたとさ・・・。この時はかなりガッカリして北の国にも恨み節を飛ばしましたが、それでもまあ行ってみるか・・・ということになったのでした。

輸送機の機内見学の行列。すげー並んでる。きびしい。

周りの人がまばらで悲しいことになっているビーチクラフトC-12Jヒューロン。軽輸送機なわけですが見た目の通りでビジネスプロペラ機を軍用に流用したもの。これはビーチクラフト1900C

ベルUH-1Nイロコイ(ツインヒューイ)。おなじみの汎用ヘリコプターですが、大抵茶色と緑色の迷彩ばかりで空軍の灰色塗装は見慣れていないのでちょっと新鮮。ちなみにN型は双発エンジンを積んだ出力向上型です。積載能力も上がって機体も少し大きくなったらしい。

輸送機の見学はなんだか進みが早いので、これなら行けそうと思い並んでみることに。

輸送機に飲み込まれていく日本人。くじらみたいだ。御存知の通り、C-130は胴体の後部を貨物室との出入り口にして素早い荷物の積み下ろし、車両を直接積み下ろしできるようにする方式を確立した輸送機です。

C-130って横から見ると胴体尾部と垂直尾翼の付け根が細すぎて折れやしないのかと心配になったんですが、後ろから見ると胴体が横に太いのでちゃんと大丈夫そうなんだな。

空力性能が戦闘機ほど求められてない輸送機はリベットの頭が出ているんだよなぁ、とか。

乗車率90%くらいの貨物室。まだまだ詰められるぞ。機内は普通の自動車くらいしか積めなさそうで、戦車や装甲車は難しそう。
というところで今日はここまで。

その2へ→

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