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Channel: 黒鉄重工
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北陸project ~Hokuriku Master Side M. その16【2018/4/28~5/3】

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石川県立航空プラザに来ています。とりあえず1機ずつ見ていきましょうかね。これはそこら中の航空博物館で見られることでおなじみのロッキードT-33Aシューティングスター。航空自衛隊では「若鷹」という名前もあったらしいですが、まるで浸透しないまま今に至ります。西側でバカ売れしたジェット練習機ですね。もうかれこれ10機以上は見ていると思うので、説明不要でしょう(手抜き)空自では1955(昭和30)年から2000(平成12)年まで現役でいました。長いこと使っていましたが、練習機として使っていたのは40年間くらいで、残りは連絡機として余生を送ってたそうな。

コックピット。前にカナダの博物館に保存されている機体のコックピットに座らせてもらったことがありましたが、さすがこの時代の練習機は視界が良いのだな、と思った記憶があります。

主翼。機体は無塗装かと思ったらわざわざ銀色に塗っているんだそうな。プラモデル作る時は気をつけないとね。

主翼の付け根。

ハリアー1989というハングライダー。よく分かりませぬ。

これは三菱F-2Bのモックアップです。図面を描いた後にそれを基に木材を使って実物大模型を作成します。モックアップを使って細部の検討や不具合の見つけ出し等、航空機開発には欠かせない工程なのだ、という展示です。これは機首とコックピットのモックアップなので、操縦席からの視界の具合や操縦席のレイアウトも検討されていると思います。手前においてあるミサイルはASM-1というF-1用に開発された国産の空対艦誘導弾です。兵装のモックも作っていたんだ。

なめらかな形状がF-2、というかその原型のF-16の美しいところなんだよなと。

やはりコックピットの検討もされていたようで、中身も再現されています。最近はコンピューター上で3次元モデルを作成して、それでモックアップの代わりになるんだそうな。これから開発が始まりそうなF-3ではモックアップは作らないかもしれませんな。

おなじみのロッキードF-104Jスターファイターです。航空自衛隊では「栄光」という名前もあったらしいですが以下略。旧軍っぽい名前は使えないんだろうなぁとは思いますが、それにしたってセンスがなぁ、と。チョッパヤ直線番長なので対戦闘機戦闘に向いてないしレーダー誘導ミサイル使えないし、なんでこんなの自衛隊は使ってたのっていう。あんまり好きな飛行機じゃないので特に書くこともないですかねぇ・・・(手抜き)

ショックコーン付きの空気取入口は抑えておきたいポイントです。

脚。見るたびに折れないか心配になりますけどね、この形。

エンジン周りは金属地むき出し。一応プラモデルの参考程度に。

排気口。ちなみにこの個体(539号機)は、日本で最後に退役したF-104なんだそうな。

ふむふむなるほど~。どうでもいいですが、F-104の説明書きのところでこれの設計者の名前をクラレンス・L・ジョンソンと記していたのは、へぇと感心しました。よく聞くケリー・ジョンソンは、このクラレンス・L・ジョンソンが自分でつけたあだ名です。クラレンスって名前は嫌いだったのかな?

主翼が小さいからなのか知りませんが、動翼部の面積が広いのがF-104の特徴なのではと思っています。

AOAベーンとそれへの熱い説明書き。AOA (Angle of Attack) というのは飛行機の迎え角のことです。

三菱T-2です。初めて国産した超音速機ですね。

脚。

ブルーインパルスの塗装で展示されています。逆に一般機って見たことあったかな・・・っていう。

少し下向きになっているエンジン排気口の形状が好き。

コックピットです。

主翼です。

これはエンジン。
というところで今日はここまで。

その16へ→

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