さて今回はハセガワのF-111Gアートバーグを作ります。ハセガワのF-111系列は1989年初出、名作と名高いキットですが、これが発売されるまでは過去5年間再生産やデカール替え新製品は無くこのオーストラリア空軍仕様は久々の生産だったと記憶します。実機は色々とアレなF-111ですが、一度プラモデルを作ってみたいとは思っていました。しかもオーストラリア空軍とは渋いですね。
まず戦闘機なのに並列複座のコックピットを作ります。まあ普通に作ります。座席は後付します。
機首のブロック。キットは機首や胴体がいくつかのブロックに分割されています。形状が微妙に違う各派生型式の展開を考えた際、機体を分割して形状の違うところだけを再現できれば新しく起こす金型の数や大きさを最小限にすることができるっていうプラモデルではよくある手法です。
胴体もバラバラだ。機体をバラバラに分割するデメリットとしては、パーツを合体させる時にどこかにズレやガタが出てしまいがち・・・というところ。摺り合わせが欠かせません。ただこのキットは精度が高いので摺り合わせで苦労は要りませんでした。凝った部品構成ながら組み立てのストレスは少ないのです。当時飛行機の新作キットを精力的に発売していたハセガワの面目躍如でしょう。
塗装のしやすさを考えて、機首、胴体、主翼の3つに分けたまま塗装します。
近くにあったYF-16とF-111を並べてみました。アメリカの航空博物館でも感じたことですが、でかいですよねF-111。これを空母から飛ばそうとしていたのか・・・。
主脚庫を先に塗装しておきました。
風防の養生は楽でした。
増槽です。
付属しているミサイルは、見たことない知らないものでした。なんだこれ。実機の兵装を再現したくば、別売りのアクセサリーセットを書いなさいというお告げなのでしょう。
んで、塗装しました。凹彫刻に黒を細吹きしてから、機体色を塗りました。黒の細吹きは完全に塗り重ねないように少し残してやると単調な一色の機体でも味わいが深くなります。F-111の主翼は可変翼なんですが、キットでは展開状態で組むように指示されています。しかし成形品の構造を見るに、組立図では触れられていませんが収納状態でも作ることが可能なようです。ハセガワF-111を作るのは初めてなので素直に組立図に従ったのと、キットの主翼は動翼部が展開状態で作れるようになっている凝った内容なので、それを活かしたいという理由から、主翼は展開状態にしました。収納状態だと動翼部はしまっておかないといけないのです。
胴体も同じように塗装します。
キットで作ることのできる形態は2種類ありますが、ツチブタとブーメランの絵が印象的な第6飛行隊の60周年記念塗装にしました。
デカール貼りとつや消しトップコートを済ませて、最終組立です。
よくわからないミサイルも装備します。
今回は、簡単な展示台も作ることにしました。最寄りのセリアで買ってきたコルク地の鍋敷きを用意します。
あとは塗るだけ。アスファルトっぽい灰色と黄色い線を描きました。なんとなく飛行場っぽいでしょう。
質感が出ると思ってコルクを選びましたが、よくよく考えてみるとこんなに表面の粗い舗装飛行場はたぶん無いような・・・という気もします。まあいいです(無視)
展示台を作っているうちにF-111G本体も完成しました。でけえです。
並列複座で風防が大きいのでコックピットがよく見えます。
フラップは展開状態。赤なのがいいアクセントになっていると思います。
クソ広い背面。上でキャッチボールができそう。
このやや上に向かってツンと伸びたレドームはあんま好きじゃないです。
展示台の上に乗せて。というところで完成です。凝った構成のキットですが作るのが難しいということはなく、なるほど名作と言われることはあると思いました。ベトナム時代か湾岸戦争時代のアメリカ空軍機も作ってみたいんですが、再販してくれないですねぇ。楽しみに気長に待っています。
では完成品はギャラリーにて。
<使用塗料>機体:C305グレーFS36118機内:C316ホワイトFS17875動翼部・座席:H13つや消しレッド尾部:LP63チタンシルバー主脚:X11クロムシルバーコックピット:N12つや消しブラックコックピット:N22ニュートラルグレータイヤ:N77タイヤブラック
台座コンクリート:N69・RLM75グレーバイオレット台座黄線:BN4ベースイエローホビーボス 1/48 エアクラフトシリーズ アメリカ軍 F-111D/E アードバーグ プラモデル 80350組み立て塗装が必要なプラモデル。別途、接着剤や工具、塗料等が必要。
ホビーボス ジェネラル・ダイナミックスF/FBー111 (世界の傑作機 NO. 62)
文林堂
まず戦闘機なのに並列複座のコックピットを作ります。まあ普通に作ります。座席は後付します。
機首のブロック。キットは機首や胴体がいくつかのブロックに分割されています。形状が微妙に違う各派生型式の展開を考えた際、機体を分割して形状の違うところだけを再現できれば新しく起こす金型の数や大きさを最小限にすることができるっていうプラモデルではよくある手法です。
胴体もバラバラだ。機体をバラバラに分割するデメリットとしては、パーツを合体させる時にどこかにズレやガタが出てしまいがち・・・というところ。摺り合わせが欠かせません。ただこのキットは精度が高いので摺り合わせで苦労は要りませんでした。凝った部品構成ながら組み立てのストレスは少ないのです。当時飛行機の新作キットを精力的に発売していたハセガワの面目躍如でしょう。
塗装のしやすさを考えて、機首、胴体、主翼の3つに分けたまま塗装します。
近くにあったYF-16とF-111を並べてみました。アメリカの航空博物館でも感じたことですが、でかいですよねF-111。これを空母から飛ばそうとしていたのか・・・。
主脚庫を先に塗装しておきました。
風防の養生は楽でした。
増槽です。
付属しているミサイルは、見たことない知らないものでした。なんだこれ。実機の兵装を再現したくば、別売りのアクセサリーセットを書いなさいというお告げなのでしょう。
んで、塗装しました。凹彫刻に黒を細吹きしてから、機体色を塗りました。黒の細吹きは完全に塗り重ねないように少し残してやると単調な一色の機体でも味わいが深くなります。F-111の主翼は可変翼なんですが、キットでは展開状態で組むように指示されています。しかし成形品の構造を見るに、組立図では触れられていませんが収納状態でも作ることが可能なようです。ハセガワF-111を作るのは初めてなので素直に組立図に従ったのと、キットの主翼は動翼部が展開状態で作れるようになっている凝った内容なので、それを活かしたいという理由から、主翼は展開状態にしました。収納状態だと動翼部はしまっておかないといけないのです。
胴体も同じように塗装します。
キットで作ることのできる形態は2種類ありますが、ツチブタとブーメランの絵が印象的な第6飛行隊の60周年記念塗装にしました。
デカール貼りとつや消しトップコートを済ませて、最終組立です。
よくわからないミサイルも装備します。
今回は、簡単な展示台も作ることにしました。最寄りのセリアで買ってきたコルク地の鍋敷きを用意します。
あとは塗るだけ。アスファルトっぽい灰色と黄色い線を描きました。なんとなく飛行場っぽいでしょう。
質感が出ると思ってコルクを選びましたが、よくよく考えてみるとこんなに表面の粗い舗装飛行場はたぶん無いような・・・という気もします。まあいいです(無視)
展示台を作っているうちにF-111G本体も完成しました。でけえです。
並列複座で風防が大きいのでコックピットがよく見えます。
フラップは展開状態。赤なのがいいアクセントになっていると思います。
クソ広い背面。上でキャッチボールができそう。
このやや上に向かってツンと伸びたレドームはあんま好きじゃないです。
展示台の上に乗せて。というところで完成です。凝った構成のキットですが作るのが難しいということはなく、なるほど名作と言われることはあると思いました。ベトナム時代か湾岸戦争時代のアメリカ空軍機も作ってみたいんですが、再販してくれないですねぇ。楽しみに気長に待っています。
では完成品はギャラリーにて。
<使用塗料>機体:C305グレーFS36118機内:C316ホワイトFS17875動翼部・座席:H13つや消しレッド尾部:LP63チタンシルバー主脚:X11クロムシルバーコックピット:N12つや消しブラックコックピット:N22ニュートラルグレータイヤ:N77タイヤブラック
台座コンクリート:N69・RLM75グレーバイオレット台座黄線:BN4ベースイエローホビーボス 1/48 エアクラフトシリーズ アメリカ軍 F-111D/E アードバーグ プラモデル 80350組み立て塗装が必要なプラモデル。別途、接着剤や工具、塗料等が必要。
ホビーボス ジェネラル・ダイナミックスF/FBー111 (世界の傑作機 NO. 62)
文林堂