2016年6月16日(木)7時59分オンタリオ州トロント ユニオン駅ピアソン空港からトロントのユニオン駅まで来ました。ここで列車を乗り換えます。ユニオン駅は、トロントのダウンタウンの南端にある鉄道駅です。いま乗ってきた空港連絡鉄道のUPエクスプレスの他に、トロント都市圏の通勤鉄道GOトランジット、カナダの国営鉄道VIA鉄道、アメリカの公営鉄道アムトラック(直通列車のみ)が乗り入れています。この他にも市内電車、地下鉄、路線バスが近くまで乗り入れていて、トロント最大の交通ハブとなっています。ユニオン駅なので、鉄道用の地上ホームは各社共用で使っています。実際は、路線ごとに使用ホームは分けられているようですが。
ここで乗り換えるのは、通勤鉄道のGOトランジット (GO Transit) です。都市圏の広い範囲に鉄道網を広げていて、現在は8系統の路線を運行しています。北米の通勤鉄道としては広い路線網を持ちます。各地の鉄道駅からは路線バスを接続させて末端輸送を担っています。パークアンドライド事業もやっています。
乗り換え時間が10分くらいあるので、その間構内を歩き回って列車の観察をします。
GOトランジットの制御客車です。さっきブロア駅で見たボンバルディア・バイレベル客車と同じ車種ですが、これは2015年から導入された当時最新鋭の制御客車(328号)です。バイレベルの9次車です。ひと目で分かる違いとして前面形状が新設計となっています。従来の切妻型貫通構造だったものが、流線型非貫通構造となりました。これは、主に踏切事故時の衝突安全性対策を取ったものです。いわゆるクラッシャブルゾーンを考慮した設計に改められています。こっちだとCEM (Crash Energy Management crumple zones) と呼ぶんだそうな。運転台の位置も従来型よりも高くなっています。また、クラッシャブルゾーンの恩恵なのか、非貫通流線型になったことでデザインが垢抜けたと思います。風防周りをブラックフェイス処理したのも引き締まって見えていいですね。これでバイレベル客車の初期導入車を置き換える模様です。つまり0系で0系を置き換える現象が発生しているわけです。
別の新型制御客車303号。運転室から後ろは今まで通りの二階建て客車です。
プラットホームは全部で11面(UPエクスプレスも入れると12面)もあります。ただしプラットホーム同士の間にある線路は1線です。このうちGOトランジットは5面使っています。ホームの高さは北米で標準的な高さ。日本と比較すればだいぶ低いです。どういう列車の捌き方をしているのか興味深いですが、少ない乗り換え時間ではそれを理解するには短すぎました。屋根はシェードが張られています。天井が高いので開放感があります。
これは従来型の制御客車257号。2008~2014年に導入された8次車です。
中間客車2428号です。1990~1991年導入の5次車です。この個体は2013年から施行された新塗装に塗り替えられています。濃淡2色の緑色の間に白帯、車体裾は黒で塗られています。GOのロゴも少し変わっています。塗り替えはそんなに早くないようで、まだこの時は新塗装車はわずかな印象でした。
これが旧塗装車。1987~1989年導入3次車の2551号です。車体形状に合わせたブロック体で緑が塗られています。これのほうが、バイレベル客車の独特な八角形構造が強調されているので好きでした。
プラットホームは低いですが、客車の乗降口も相応に低いのでステップを何段も上り下りする必要はなく、比較的バリアフリーです。それでも日本みたいなフルフラットとまでは行ってませんが。二階建て客車を使う一番の目的は定員増加ですが、副次的な効果として1階部分に乗降口を設けることでホームと客車の段差が低くなるというのはもっと注目されても良いと思います。
発車案内標です。少なくとも10分に1本はどこかしらの路線の出発があります。通勤時間帯の終わる10時台以降も出発があります。通勤鉄道としては珍しく、一部路線は日中も運行しています。出発番線は固定ではないらしく、出発直前まで何番線から出るのか分かりません。これはやはり欧米あるあるかな。
んでその後、乗り換える列車の番線が決まったのでそこに行って列車に乗り込みます。なお前回も書いたとおり、運賃はICカード払いなので事前に切符を買う必要はありません。Suicaと同じ感覚で、下車後に自動精算されます。向かったのは8番線で、止まっているレイクショア・ウェスト線(要は湖西線である...!)の8:13発アルダーショット行き (Lakeshore West, Aldershot) に乗ります。
それでは出発です。バイレベルに乗るのは去年の夏のバンクーバー以来ですね~。
まだ通勤時間帯ですが、郊外行きの列車の車内はガラガラでした。意外と上り下りの差がありそう。せっかくなので車内の撮影をしておきます。無人というわけではなかったのでそそくさと全体の写真を1枚だけ撮影したに過ぎませんが。ここは1階席です。バイレベル客車は基本的にボックスシートが並んでいます。通勤型と言ってもボックスシートが基本なのです。ただし乗降口周辺は短いロングシートになっていて、立ち客の空間を確保しています。座席が並んでいるのは2箇所の扉間です。扉間の外側には、階段やトイレがあります。車内のトイレは男女共用が1箇所あります。すべての客車にトイレが設置されているかは未確認です。1階のシートアレンジは複数あるみたいで、GOトランジットのように座席全振りがある他に、自転車ラックを付けている場合もあります。サービス設備も、トイレ以外にも軽食を提供するカウンターを付けることもできるらしいです。
バイレベル客車には、1階と2階の他に車端部に中2階があります。なので実質的には3段構造となっています。これは、JR東日本の215系やE233系二階建てグリーン車などを想像してもらえればいいと思います。ただし乗降口の位置は違いますけど。中2階の高さは平屋建て客車の床面と同じで、客車間を繋ぐ貫通路もここにあります。これにより、在来型の平屋建て客車との連結はもとより車両同士の行き来もできるので、汎用性が高くなります。なお、アムトラックのスーパーライナーやその派生型の近郊型客車では中2階は無くて、貫通路は2階部分にあります。平屋建て客車との互換性は無いですが、2階に上れば車両間の行き来はフルフラットでできて楽です。また、中2階構造と比較して製造工数も少ないと思われます。
最後に2階席です。階層別で見るとここが一番座席が多いので、着席確率が高いです。というかこれ、本当215系みたいだね。それではここの席に陣取って、しばしGOトランジットの列車旅を楽しみましょう。
走り出しは遅いですが滑らかだった印象です。客車なので静粛性も高いです。速度はそれなり。100km/hまではいかないでしょう。車内放送は車掌の肉声です。最低限のことしか言わない素っ気ないもので、次駅案内は、駅名だけを一度言うのみ。聞き耳立てていないと聞き逃しそうです。
発車して20分くらい経つと、車窓に車両基地が見えてきました。これは、GOトランジットのウィローブルック検車区 (GO Transit Willowbrook Rail Maintenance Facility) です。線路を挟んで反対側には、VIA鉄道のトロント検車区 (VIA Rail Toronto Maintenance Centre) がありましたが、ウィローブルックの方に夢中で何も気が付きませんでした・・・。これらは元々カナディアンナショナル鉄道の車両基地を引き継いだのだろうと思います。
GOトランジットの主力ディーゼル機関車、MPI MP40PH-3C形の623号機です。
こっちは同型機の615号機です。これは2トーン緑の新塗装へ塗り替えられています。まだきれいだし、塗りたてなのかな?前面の白の面積が広くて、なんだかイマイチな気がします。もっと緑を広くしたほうが良かったんじゃと思います。なお、バイレベルの窓ガラスはUVカット処理されているので薄緑のレイヤーが掛かっています。意外なことにバイレベルにはカーテンが無いのです。JR東日本的思想・・・。
通勤時間帯で運用数が多いので客車も機関車も出払っているはずですが、そこそこ留置されていました。予備編成なのか、検査前なのか、廃車待ちなのか?
ウィローブルック検車区を過ぎて少し経つと、今度はカナディアンナショナル鉄道のオークビル操車場 (CN Oakville Yard) の前を過ぎていきました。視界一面を埋め尽くす貨車!
自動車を運ぶための車運車です。日本で言うところの「ク」です。自動車を2段積みするのでアホみたいにでかいです。貨車がよく落書きされるというお国柄なので、汚損防止の為貨車は密閉式になっています。なのでパッと見何を運んでいるのか分からないですね。
これはコイル車。文字通りコイルを運ぶ貨車です。長物車から派生した貨車ですかね。輸送中コイルが転がらないような枕が敷いてあって、製品保護のために蓋をつけるのが一般的。なのでこれもパッと見の正体が分からんです。
これはただの無蓋車です。だいぶ使い込んでいそうな感じでした。
同日9時26分オンタリオ州バーリントン GOトランジット・アルダーショット駅1時間ほど列車に乗って、終点のアルダーショット駅 (Aldershot GO Stn.) に着きました。ここでGOトランジットの路線バスに乗り換えます。私はとりあえずハミルトン駅まで行きたくて、そこは列車の駅もあるんですが、なぜかハミルトン駅まで走る列車は少ないです。大半の列車はひとつ手前のアルダーショット止まりです。あとひと駅頑張れないのか・・・京浜東北線の蒲田行じゃないんだから。駅の外に出ると、列車からの乗り換え待ちをしている路線バスが数台待っていました。どうやらアルダーショット駅から数系統のバスが出るようです。
GOトランジットの路線バスは列車の補完が役割です。鉄道路線では行き届かない末端輸送をしたり経費節減のために鉄道路線と並行する系統があったりします。路線の性格としては近郊輸送を主軸にしているように感じます。市内の路線バスのように数百mおきにバス停があるような感じではなく、停留所間は比較的中長距離です。それは車両にも現れていて、保有車両は座席数の多い近郊型(トップドア車)で占められています。写真のバスはMCI D4500CT (#2551) 18系統ハミルトン駅行き (Hamilton GO) です。55人乗りの近郊型車両です。車体の見た目はグレイハウンドのコーチそのものなので、いわゆる観光バス型の車両を用いた路線バスとなっています。
隣に停まっていたのは、AD Enviro500 Go-Anywhere (#8137) 15系統マクマスター大学行 (McMaster Univ.) です。今後のGOトランジット路線バスの主力となるべく増殖中の二階建てバスです。二階建てバスはビクトリアでもBCトランジットが走らせていますね。GOトランジットもこれに続いたのだと思います。GOトランジットでは二階建てバスも、トップドアの近郊型バスとして使っています。座席は81席あるので、いまのD4500CTと比べて1.5倍くらい増えています。ただし車高に問題があって、車高が4.2mと高すぎるため運行路線に制約がありました。そこで、車高を4.1mに下げた低車高型のGo-Anywhere型を開発させたことで、運行路線を広げました。この旅行記よりも先の話になりますが、さらに3.9mまで車高を下げた超低車高型のSuper-LO型も開発させました。これによりようやく二階建てバスを全路線で運行できるようになったみたいです。
というところで今日はここまで。
その4へ→
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ここで乗り換えるのは、通勤鉄道のGOトランジット (GO Transit) です。都市圏の広い範囲に鉄道網を広げていて、現在は8系統の路線を運行しています。北米の通勤鉄道としては広い路線網を持ちます。各地の鉄道駅からは路線バスを接続させて末端輸送を担っています。パークアンドライド事業もやっています。
乗り換え時間が10分くらいあるので、その間構内を歩き回って列車の観察をします。
GOトランジットの制御客車です。さっきブロア駅で見たボンバルディア・バイレベル客車と同じ車種ですが、これは2015年から導入された当時最新鋭の制御客車(328号)です。バイレベルの9次車です。ひと目で分かる違いとして前面形状が新設計となっています。従来の切妻型貫通構造だったものが、流線型非貫通構造となりました。これは、主に踏切事故時の衝突安全性対策を取ったものです。いわゆるクラッシャブルゾーンを考慮した設計に改められています。こっちだとCEM (Crash Energy Management crumple zones) と呼ぶんだそうな。運転台の位置も従来型よりも高くなっています。また、クラッシャブルゾーンの恩恵なのか、非貫通流線型になったことでデザインが垢抜けたと思います。風防周りをブラックフェイス処理したのも引き締まって見えていいですね。これでバイレベル客車の初期導入車を置き換える模様です。つまり0系で0系を置き換える現象が発生しているわけです。
別の新型制御客車303号。運転室から後ろは今まで通りの二階建て客車です。
プラットホームは全部で11面(UPエクスプレスも入れると12面)もあります。ただしプラットホーム同士の間にある線路は1線です。このうちGOトランジットは5面使っています。ホームの高さは北米で標準的な高さ。日本と比較すればだいぶ低いです。どういう列車の捌き方をしているのか興味深いですが、少ない乗り換え時間ではそれを理解するには短すぎました。屋根はシェードが張られています。天井が高いので開放感があります。
これは従来型の制御客車257号。2008~2014年に導入された8次車です。
中間客車2428号です。1990~1991年導入の5次車です。この個体は2013年から施行された新塗装に塗り替えられています。濃淡2色の緑色の間に白帯、車体裾は黒で塗られています。GOのロゴも少し変わっています。塗り替えはそんなに早くないようで、まだこの時は新塗装車はわずかな印象でした。
これが旧塗装車。1987~1989年導入3次車の2551号です。車体形状に合わせたブロック体で緑が塗られています。これのほうが、バイレベル客車の独特な八角形構造が強調されているので好きでした。
プラットホームは低いですが、客車の乗降口も相応に低いのでステップを何段も上り下りする必要はなく、比較的バリアフリーです。それでも日本みたいなフルフラットとまでは行ってませんが。二階建て客車を使う一番の目的は定員増加ですが、副次的な効果として1階部分に乗降口を設けることでホームと客車の段差が低くなるというのはもっと注目されても良いと思います。
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バイレベル客車には、1階と2階の他に車端部に中2階があります。なので実質的には3段構造となっています。これは、JR東日本の215系やE233系二階建てグリーン車などを想像してもらえればいいと思います。ただし乗降口の位置は違いますけど。中2階の高さは平屋建て客車の床面と同じで、客車間を繋ぐ貫通路もここにあります。これにより、在来型の平屋建て客車との連結はもとより車両同士の行き来もできるので、汎用性が高くなります。なお、アムトラックのスーパーライナーやその派生型の近郊型客車では中2階は無くて、貫通路は2階部分にあります。平屋建て客車との互換性は無いですが、2階に上れば車両間の行き来はフルフラットでできて楽です。また、中2階構造と比較して製造工数も少ないと思われます。
最後に2階席です。階層別で見るとここが一番座席が多いので、着席確率が高いです。というかこれ、本当215系みたいだね。それではここの席に陣取って、しばしGOトランジットの列車旅を楽しみましょう。
走り出しは遅いですが滑らかだった印象です。客車なので静粛性も高いです。速度はそれなり。100km/hまではいかないでしょう。車内放送は車掌の肉声です。最低限のことしか言わない素っ気ないもので、次駅案内は、駅名だけを一度言うのみ。聞き耳立てていないと聞き逃しそうです。
発車して20分くらい経つと、車窓に車両基地が見えてきました。これは、GOトランジットのウィローブルック検車区 (GO Transit Willowbrook Rail Maintenance Facility) です。線路を挟んで反対側には、VIA鉄道のトロント検車区 (VIA Rail Toronto Maintenance Centre) がありましたが、ウィローブルックの方に夢中で何も気が付きませんでした・・・。これらは元々カナディアンナショナル鉄道の車両基地を引き継いだのだろうと思います。
GOトランジットの主力ディーゼル機関車、MPI MP40PH-3C形の623号機です。
こっちは同型機の615号機です。これは2トーン緑の新塗装へ塗り替えられています。まだきれいだし、塗りたてなのかな?前面の白の面積が広くて、なんだかイマイチな気がします。もっと緑を広くしたほうが良かったんじゃと思います。なお、バイレベルの窓ガラスはUVカット処理されているので薄緑のレイヤーが掛かっています。意外なことにバイレベルにはカーテンが無いのです。JR東日本的思想・・・。
通勤時間帯で運用数が多いので客車も機関車も出払っているはずですが、そこそこ留置されていました。予備編成なのか、検査前なのか、廃車待ちなのか?
ウィローブルック検車区を過ぎて少し経つと、今度はカナディアンナショナル鉄道のオークビル操車場 (CN Oakville Yard) の前を過ぎていきました。視界一面を埋め尽くす貨車!
自動車を運ぶための車運車です。日本で言うところの「ク」です。自動車を2段積みするのでアホみたいにでかいです。貨車がよく落書きされるというお国柄なので、汚損防止の為貨車は密閉式になっています。なのでパッと見何を運んでいるのか分からないですね。
これはコイル車。文字通りコイルを運ぶ貨車です。長物車から派生した貨車ですかね。輸送中コイルが転がらないような枕が敷いてあって、製品保護のために蓋をつけるのが一般的。なのでこれもパッと見の正体が分からんです。
これはただの無蓋車です。だいぶ使い込んでいそうな感じでした。
同日9時26分オンタリオ州バーリントン GOトランジット・アルダーショット駅1時間ほど列車に乗って、終点のアルダーショット駅 (Aldershot GO Stn.) に着きました。ここでGOトランジットの路線バスに乗り換えます。私はとりあえずハミルトン駅まで行きたくて、そこは列車の駅もあるんですが、なぜかハミルトン駅まで走る列車は少ないです。大半の列車はひとつ手前のアルダーショット止まりです。あとひと駅頑張れないのか・・・京浜東北線の蒲田行じゃないんだから。駅の外に出ると、列車からの乗り換え待ちをしている路線バスが数台待っていました。どうやらアルダーショット駅から数系統のバスが出るようです。
GOトランジットの路線バスは列車の補完が役割です。鉄道路線では行き届かない末端輸送をしたり経費節減のために鉄道路線と並行する系統があったりします。路線の性格としては近郊輸送を主軸にしているように感じます。市内の路線バスのように数百mおきにバス停があるような感じではなく、停留所間は比較的中長距離です。それは車両にも現れていて、保有車両は座席数の多い近郊型(トップドア車)で占められています。写真のバスはMCI D4500CT (#2551) 18系統ハミルトン駅行き (Hamilton GO) です。55人乗りの近郊型車両です。車体の見た目はグレイハウンドのコーチそのものなので、いわゆる観光バス型の車両を用いた路線バスとなっています。
隣に停まっていたのは、AD Enviro500 Go-Anywhere (#8137) 15系統マクマスター大学行 (McMaster Univ.) です。今後のGOトランジット路線バスの主力となるべく増殖中の二階建てバスです。二階建てバスはビクトリアでもBCトランジットが走らせていますね。GOトランジットもこれに続いたのだと思います。GOトランジットでは二階建てバスも、トップドアの近郊型バスとして使っています。座席は81席あるので、いまのD4500CTと比べて1.5倍くらい増えています。ただし車高に問題があって、車高が4.2mと高すぎるため運行路線に制約がありました。そこで、車高を4.1mに下げた低車高型のGo-Anywhere型を開発させたことで、運行路線を広げました。この旅行記よりも先の話になりますが、さらに3.9mまで車高を下げた超低車高型のSuper-LO型も開発させました。これによりようやく二階建てバスを全路線で運行できるようになったみたいです。
というところで今日はここまで。
その4へ→
TOMIX Nゲージ JR 215系 2次車 基本セット 98444 鉄道模型 電車 白迫力のダブルデッカー電車、TOMIXから登場
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