2016年6月16日(木)9時27分オンタリオ州バーリントン GOトランジット・アルダーショット駅 通勤鉄道のGOトランジットの終点から、GOトランジットの路線バスに乗り換えます。MCI D4500CT (#2551) 18系統ハミルトン駅行き (Hamilton GO) に乗って、終点のハミルトン駅まで行きます。
同日9時50分オンタリオ州ハミルトン GOトランジット・ハミルトン駅ハミルトン駅(Hamilton GO Centre) に着きました。鉄道駅とバスターミナルが一体化している交通ジャンクションになっています。バスターミナルは写真のような感じになっています。道路から斜めに向いた停留所のピットへ頭から入るような感じです。日本のバスターミナルの造りとは違うんですねえ。カナダのほうが土地の使い方に余裕のある感じです。ちなみに、当時のハミルトン駅には二階建てバスは乗り入れていません。理由は、バスターミナルの上に建っている屋根の高さが二階建てバスと干渉するため。これは前回も書きましたが、後に超低車高型のEnviro500 Super-LOを開発することで地上設備の制約を解消しています。
MCI D4500CT (#2423) です。これは、2トーンカラーの新塗装に塗り替えられています。なお執筆時時点では退役している模様。2009年製なんですけどね・・・代謝が早い。
同じくMCI D4500CT (#2282) です。これは旧塗装。
この後は、GOトランジットとは別の路線バスに乗り換えます。このバスターミナルには乗り入れていないので、外に出て移動します。といってもすぐ隣の道路です。
ハミルトン駅の西側を通るジェームス・ストリート・サウスという道路に出ました。ここのジェームス・アット・ハンター停留所 (James st Hunter) で次に乗るバスを待ちます。このバス停に来るバスは、ハミルトン・ストリート・レイルウェイ (Hamilton Street Railway; HSR) というバス会社です。いわゆるハミルトン軌道。これは、創業時の事業が路面電車の運行だった頃の名残です。現在は路面電車事業は廃業して路線バス専業の会社です。日本で言うところの旭川電気軌道みたいなものでしょう。
ちなみに写真のバスは、NFI D40LF (#1008) #3系統キャノン (Cannon)。
ハミルトン駅へ進入するGOトランジットのバスもやってきます。これは、MCI D4500CT (#2428) #16系統ハミルトン駅 (Hamilton GO)。
HSRのNFI F40LF (#0809) #4系統アバディーン (Aberdeen)。
HSRのNFI DE60LFR (#933) #35系統カレッジ (College)。ハイブリッド車です。2007年にHSRで導入した連節バスの2次車(2009年製)です。連節バスは、公募で決められた独自の塗装に塗られています。
HSRのNFI D40LF (#0513) #25系統アッパー・ウェントワース (Upper Wentworth)。HSRではD40LFが主力車両のようですね。
HSRのNFI C40LF (#0315) 回送 (Sorry... Out of Service)。これは少し珍しくて、圧縮天然ガス(CNG)を燃料にして走るCNGバスです。屋根の大きなキセの中にはガスボンベが詰まっているんだと思います。
HSRのNFI XD40 (#1205) #24系統アッパー・シャーマン (Upper Sherman)。
ここはハミルトンの市街地に位置するみたいです。辺りを散策する時間は無かったですが、目の前に歴史的建造物のような建物が建っています。まずこの建物ですが、これは1878年築のジェームス通りバプテスト教会の教会堂でした。教会堂としての機能は既に無く、2014年にこの教会堂の3分の2が取り壊されて通りに見える部分だけが残りました。教会堂のあった敷地には30階建てのタワマンを建てる計画があって、そのタワマンの意匠としてこの教会堂の建物を取り込もうとしていたんだそうな。いわゆる腹巻き建築ですね。当時は建築中だったんだと思いますが、その後計画は凍結して頓挫したみたいです。それからこの土地と協会の残骸の処遇は決まっていない模様です。
The Connolly condo project is dead; buyer is interested only in the land | CBC NewsCondo buyers, says a letter from the receiver, will be relieved of their prebuild agreements.
The Connolly condo project is dead; buyer is interested only in the land | CBC News↑ソース。
交差点を挟んで反対側にも教会堂が建っています。これはセント・ポール長老派教会の教会堂です。こちらは当時も今も現役です。主張の強い尖塔が魅力的。
モントリオール銀行の旧ハミルトン支店です。1928年にケネス・G・レア (Kenneth G. Rea) により建てられた新古典主義建築です。現在は銀行の支店ではなく、法律事務所が居抜きとして入居している模様。
長老派教会の教会堂へ近づいてみます。
庭的なもの。石碑が立っていますが、お墓じゃあるまいな・・・?文字は読み取れませんでした。
尖塔が細長くて高く、高層建築の無かった昔は町のランドマークだったんじゃないでしょうか。
そろそろ乗り継ぎのバスが来る頃なので、バス停で待機します。待っている間にやってきたGOトランジットのMCI D4500CT (#2324) #18系統ハミルトン駅。
HSRのNova LFS Natural Gas (#1511) #1系統キング (King)。ノヴァバスの主力商品LFSの天然ガス動車です。見るのは初めてです。なお、天然ガスバスを導入している事業者は北米全体で見ると少数派のようです。つまり珍しいのだ。
HSRのNFI D40LF (#0804) #4系統ベイフロント (Bayfront)。
HSRのNova LFS Natural Gas (#1522) #20系統Aライン・エクスプレス (A-Line Express)。乗るバスがやってきました。これに乗って、Airport at Canadian Warplane Heritage停留所で降ります。
というところで今日はここまで。
その5へ→
HAMILTON(ハミルトン) 腕時計 ジャズマスタージェント ブルーダイヤル H32451141 [並行輸入品]
ハミルトン 教会と教会堂
長久 清日本基督教団出版局 秘境路線バスをゆく 7 (イカロス・ムック)
イカロス出版
同日9時50分オンタリオ州ハミルトン GOトランジット・ハミルトン駅ハミルトン駅(Hamilton GO Centre) に着きました。鉄道駅とバスターミナルが一体化している交通ジャンクションになっています。バスターミナルは写真のような感じになっています。道路から斜めに向いた停留所のピットへ頭から入るような感じです。日本のバスターミナルの造りとは違うんですねえ。カナダのほうが土地の使い方に余裕のある感じです。ちなみに、当時のハミルトン駅には二階建てバスは乗り入れていません。理由は、バスターミナルの上に建っている屋根の高さが二階建てバスと干渉するため。これは前回も書きましたが、後に超低車高型のEnviro500 Super-LOを開発することで地上設備の制約を解消しています。
MCI D4500CT (#2423) です。これは、2トーンカラーの新塗装に塗り替えられています。なお執筆時時点では退役している模様。2009年製なんですけどね・・・代謝が早い。
同じくMCI D4500CT (#2282) です。これは旧塗装。
この後は、GOトランジットとは別の路線バスに乗り換えます。このバスターミナルには乗り入れていないので、外に出て移動します。といってもすぐ隣の道路です。
ハミルトン駅の西側を通るジェームス・ストリート・サウスという道路に出ました。ここのジェームス・アット・ハンター停留所 (James st Hunter) で次に乗るバスを待ちます。このバス停に来るバスは、ハミルトン・ストリート・レイルウェイ (Hamilton Street Railway; HSR) というバス会社です。いわゆるハミルトン軌道。これは、創業時の事業が路面電車の運行だった頃の名残です。現在は路面電車事業は廃業して路線バス専業の会社です。日本で言うところの旭川電気軌道みたいなものでしょう。
ちなみに写真のバスは、NFI D40LF (#1008) #3系統キャノン (Cannon)。
ハミルトン駅へ進入するGOトランジットのバスもやってきます。これは、MCI D4500CT (#2428) #16系統ハミルトン駅 (Hamilton GO)。
HSRのNFI F40LF (#0809) #4系統アバディーン (Aberdeen)。
HSRのNFI DE60LFR (#933) #35系統カレッジ (College)。ハイブリッド車です。2007年にHSRで導入した連節バスの2次車(2009年製)です。連節バスは、公募で決められた独自の塗装に塗られています。
HSRのNFI D40LF (#0513) #25系統アッパー・ウェントワース (Upper Wentworth)。HSRではD40LFが主力車両のようですね。
HSRのNFI C40LF (#0315) 回送 (Sorry... Out of Service)。これは少し珍しくて、圧縮天然ガス(CNG)を燃料にして走るCNGバスです。屋根の大きなキセの中にはガスボンベが詰まっているんだと思います。
HSRのNFI XD40 (#1205) #24系統アッパー・シャーマン (Upper Sherman)。
ここはハミルトンの市街地に位置するみたいです。辺りを散策する時間は無かったですが、目の前に歴史的建造物のような建物が建っています。まずこの建物ですが、これは1878年築のジェームス通りバプテスト教会の教会堂でした。教会堂としての機能は既に無く、2014年にこの教会堂の3分の2が取り壊されて通りに見える部分だけが残りました。教会堂のあった敷地には30階建てのタワマンを建てる計画があって、そのタワマンの意匠としてこの教会堂の建物を取り込もうとしていたんだそうな。いわゆる腹巻き建築ですね。当時は建築中だったんだと思いますが、その後計画は凍結して頓挫したみたいです。それからこの土地と協会の残骸の処遇は決まっていない模様です。
The Connolly condo project is dead; buyer is interested only in the land | CBC NewsCondo buyers, says a letter from the receiver, will be relieved of their prebuild agreements.
The Connolly condo project is dead; buyer is interested only in the land | CBC News↑ソース。
交差点を挟んで反対側にも教会堂が建っています。これはセント・ポール長老派教会の教会堂です。こちらは当時も今も現役です。主張の強い尖塔が魅力的。
モントリオール銀行の旧ハミルトン支店です。1928年にケネス・G・レア (Kenneth G. Rea) により建てられた新古典主義建築です。現在は銀行の支店ではなく、法律事務所が居抜きとして入居している模様。
長老派教会の教会堂へ近づいてみます。
庭的なもの。石碑が立っていますが、お墓じゃあるまいな・・・?文字は読み取れませんでした。
尖塔が細長くて高く、高層建築の無かった昔は町のランドマークだったんじゃないでしょうか。
そろそろ乗り継ぎのバスが来る頃なので、バス停で待機します。待っている間にやってきたGOトランジットのMCI D4500CT (#2324) #18系統ハミルトン駅。
HSRのNova LFS Natural Gas (#1511) #1系統キング (King)。ノヴァバスの主力商品LFSの天然ガス動車です。見るのは初めてです。なお、天然ガスバスを導入している事業者は北米全体で見ると少数派のようです。つまり珍しいのだ。
HSRのNFI D40LF (#0804) #4系統ベイフロント (Bayfront)。
HSRのNova LFS Natural Gas (#1522) #20系統Aライン・エクスプレス (A-Line Express)。乗るバスがやってきました。これに乗って、Airport at Canadian Warplane Heritage停留所で降ります。
というところで今日はここまで。
その5へ→
HAMILTON(ハミルトン) 腕時計 ジャズマスタージェント ブルーダイヤル H32451141 [並行輸入品]
ハミルトン 教会と教会堂
長久 清日本基督教団出版局 秘境路線バスをゆく 7 (イカロス・ムック)
イカロス出版