今回はトランペッターの瀋陽F-8II(J-8II)を作ります。トランペッターは中国のプラモメーカーで、同社のキットを作るのはこれが初めてです。J-8IIはJ-8の改良型で、そのJ-8はJ-7の拡大発展型、そしてJ-7はソ連のMiG-21のライセンス生産機ということで、ミグ戦闘機までその根源を遡ることができます。
デカールは国籍章、部隊章、機番、操縦席の計器盤だけで、必要最低限の内容だけです。このキットの初版は2005年のようですが、その頃のキットにしては内容が少ないなと思いました。軍事機密上の関係でしょうか?
操縦席の計器盤には彫刻は無くて、デカール頼みです。ずいぶんカラフルな計器盤だと思いました。
中国メーカーらしく、表面の形状や彫刻は精密にできています。ただし嵌合は悪い・・・というのがお約束でついて回ってきますが。でもこのJ-8IIは特別嵌合が悪いと感じる部分は無かったです。
胴体ができました。なんだかMiG-21よりも全体的に大きくないかな?
エンジン排気管は奥まったところにあるファンも含めて一体成形でした。
で、すみません、その後塗装が終わるまで写真を撮っておりませんでした。士の字に組み立てた段階で先に作ってあったMiG-21と並べてみましたが、やっぱり大きいです。一部だけ大きいんじゃなくて、胴体から翼までが単純に一定の比率で大きくなっているような印象です。違うのはエンジンの数で、J-8IIは双発になっています。J-8IIは空気取り入れ口を胴体左右に移動して機首には大型レーダーを配置していますが、改良元になったJ-8では機首周りもMiG-21そっくりです。なんだか縮尺を間違えているんじゃないかと錯覚してしまいますが、どうやら合っているようです。MiG-21を双発化する代わりに機体をそのまま大きくしただけでは空気抵抗やらが何やらが増えるだけであまり良いとは言えなさそうです。実際、J-8の性能はさほどではなかったみたいですが本当のところはわかりませぬ。
脚やらミサイルやらを組み付けて完成です!実戦配備機ですが、白一色に塗られているようです。なにやらロボアニメの主人公機体みたいです。
塗装は、彫刻の入っているところを黒で細吹きして、そしたら本塗装である白を黒を塗っていない部分へ薄く乗せます。これだと白と黒のメリハリが付きすぎて不自然なので、仕上げに全体を薄~く白を乗せて自然になじませます。真っ白な機体だと見た目がぼやけてしまいますが、これだと多少はケレン味が聞いてプラモ映えするというものです。
あとは、油汚れのつきそうな動翼部や脚庫などにウェザリングマスターで汚れを付けてあります。白い塗装が美しい機体なのでさりげなく、ですが。
作り始めの時は不安だったトランペッターのキットも、実際に作ってみると意外と悪くなく、カリッとした彫刻が全体を引き締める好印象な物でした。食わず嫌いは克服できたと思います。
というわけで完成品はギャラリーにて。
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胴体ができました。なんだかMiG-21よりも全体的に大きくないかな?
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で、すみません、その後塗装が終わるまで写真を撮っておりませんでした。士の字に組み立てた段階で先に作ってあったMiG-21と並べてみましたが、やっぱり大きいです。一部だけ大きいんじゃなくて、胴体から翼までが単純に一定の比率で大きくなっているような印象です。違うのはエンジンの数で、J-8IIは双発になっています。J-8IIは空気取り入れ口を胴体左右に移動して機首には大型レーダーを配置していますが、改良元になったJ-8では機首周りもMiG-21そっくりです。なんだか縮尺を間違えているんじゃないかと錯覚してしまいますが、どうやら合っているようです。MiG-21を双発化する代わりに機体をそのまま大きくしただけでは空気抵抗やらが何やらが増えるだけであまり良いとは言えなさそうです。実際、J-8の性能はさほどではなかったみたいですが本当のところはわかりませぬ。
脚やらミサイルやらを組み付けて完成です!実戦配備機ですが、白一色に塗られているようです。なにやらロボアニメの主人公機体みたいです。
塗装は、彫刻の入っているところを黒で細吹きして、そしたら本塗装である白を黒を塗っていない部分へ薄く乗せます。これだと白と黒のメリハリが付きすぎて不自然なので、仕上げに全体を薄~く白を乗せて自然になじませます。真っ白な機体だと見た目がぼやけてしまいますが、これだと多少はケレン味が聞いてプラモ映えするというものです。
あとは、油汚れのつきそうな動翼部や脚庫などにウェザリングマスターで汚れを付けてあります。白い塗装が美しい機体なのでさりげなく、ですが。
作り始めの時は不安だったトランペッターのキットも、実際に作ってみると意外と悪くなく、カリッとした彫刻が全体を引き締める好印象な物でした。食わず嫌いは克服できたと思います。
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