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盛岡→東京 サイコロの旅2 第一夜

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1年ぶりに、あの人気企画が帰ってきた!

1年前、我々は大阪→東京サイコロの旅1を敢行した。
その時、我々を羨んだものがいた。鉄ヲタ学生の徒然なる日々・・・のヤツメウナギさんである。以来、会うたびにサイコロの話をしたようなしなかったような気がするが、本格的に話が持ち上がったのが今年の1月、水樹奈々さんのライブでのことである。
「サイコロの旅一緒にやりませんか?」という話であった。その時は、「やるなら春休みだろうけど・・・う〜ん」と話半分に聞いていた。
少し時が流れて2月上旬。またウナギさんから連絡。「サイコロをやるので空いてる日程を教えてください」というものだった。ここで私は「あっ・・・(察し)」と覚悟を決めたのである。

次に決めるのはスタート地点である。
前回は大阪をスタートにしたので、できれば今度は別の場所がいい。ゴールは東京で変えたくないから、そうなるとスタート地点として思いつくのは東北地方だった。
結局、岩手県盛岡がスタート地点として選ばれたのであった。大阪とだいたい等距離であるのが理由だが、これが結構じわじわと苦しめる結果になるのを知るのはもう少し後のことである・・・。


〈サイコロの旅とは〉
御存知、北海道のバラエティ番組「水曜どうでしょう」で行われた企画のひとつである。ルールは以下の通り。

1.6つの選択肢が書かれたフリップにその時点で乗車可能な交通機関をリストアップ。
2.どれを選ぶかは運命のサイコロを振って決定。
3.選ばれた選択肢に従って移動。たとえゴールとは真逆の方向でも、サイコロの決定は絶対である。
4.目的地に着いたら1に戻る。

以上の基本ルールの他に、ローカルルールを採用。
・移動の基本は、JRの普通・快速列車。状況に応じて他の交通機関も使用。
・スタートは盛岡駅、ゴールは東京の山手線内各駅(上野・品川・新宿・池袋など)。
・期間は3日間。3日後の24:00までにゴールできなければゲームオーバーである。

それではサイコロの旅2、はじまります。



3月14日(木)午前6:45 盛岡駅
ヤツメウナギさんはスタート数日前から盛岡に滞在していましたが、私は前日に池袋からの夜行バス「ドリーム盛岡」号(らくちん号)に乗車して盛岡へ。
最近はすっかり夜行バスにも慣れたもので、今回も余裕の勝利でした。



岩手県交通のバス。フロントガラスの傾斜がほかのバスよりも深くて気になりました。



そして、午前7:00。IGRの改札口でウナギさんと合流。



〈第1の選択 盛岡編〉
1.北海道への第一歩 八戸
2.日本海側へ      大曲
3.魅惑の三陸      宮古
4.魅惑の三陸2     釜石
5.鶏めしを食べよう   大館
6.真っ直ぐ南下    一ノ関
初回なのでけっこう冒険した選択肢。ウナギさんは鬼だと言っていましたが。個人的には三陸は沼だと思います。

なお、選択肢を選ぶのは私。振るのはウナギさんの役割となっています。

そして、ウナギさんの第一投は・・・。



1!!



1.北海道への第一歩 八戸
乗車時間37分、乗車距離96.6km。盛岡駅7:58発の東北新幹線「はやて」95号に乗車し一気に青森県八戸へ。
初っ端から正反対、新幹線カード発動である。主に平岸方面の何かが我々を北海道へ呼んでいるのであろうか。
個人的にはいきなり新幹線発動で出血をしてしまったのが痛いです。しかもギリギリ101km行っていないので学割が使えないのが悔しい。



というわけで新幹線ホームに上りはやて95号に乗車。E5系でした。すっかり増えましたね。
前側に連結されている「こまち」のE3系も1年後には貴重なものになりそうですね。ちなみにウナギさんはサイコロ3日目がダイヤ改正初日ということを狙ってE6系に乗りたがっていましたが・・・それまでずっと東北をうろうろしているなんて精神衛生上よろしくないと思うのですよ。



およそ2年ぶりのE5系。乗車時間が40分もないので、急いで選択肢を作成。隣に座っている人がいろいろ言ってきますが半分無視してリストを完成。



〈第2の選択 八戸編〉
1.すぐに戻る       盛岡
2.スタンプを押したい 十和田市
3.青森より先へ      弘前
4.快速しもきた      大湊
5.時間がかかる      久慈
6.北海道目前        青森
南下する枠は2つ。まあそっち方面へ行く場所が少ないから仕方がない。
個人的には、2の十和田市を出して鉄道むすめのスタンプラリーをひとつやってきたいというのが腹。
東北に行くのなら鉄むすのスタンプラリーをついでにやらないわけがないわけでして。ちゃっかり八戸駅にあった八戸ときえのスタンプ押しましたし。

そして、結果は・・・。



5!!



5.時間がかかる 久慈
乗車時間1時間48分、乗車距離、64.9km。10:16発の八戸線に乗車し、三陸北の玄関口(?)、久慈へ。
久慈駅にも三陸鉄道の鉄むすスタンプが置いてあるのでこれはこれでおいしい。

ただ約一名、撃沈した者が・・・。ウナギさんである。実はウナギさん、2日前にも八戸経由で久慈を訪れているのである。完全にデジャブ。かわいそう(棒)



久慈行きの列車までずいぶんと待たされるので、一本前の9:06発の鮫行きに乗車。とりあえず鮫まで足を伸ばします。
車内では互いの罵り合いが繰り広げられます。



鮫駅に到着。ここまではそれなりに本数があります。



鮫なんて地名を聞いたらまあ当然sharkを連想せずにはいられないもの。何かないかと探していたらシャークのモニュメントがありました。



なんか手近な観光地でも行こうということになって蕪島へ。途中にはこんな廃墟が。震災前から廃墟だったのかしら。



蕪島に到着。島と呼ばれていますが陸続きです。当時は陸繋島なんだろうと思っていましたが、調べてみると旧海軍が人工的に埋め立てたんですねぇ。
ウミネコの繁殖地として有名だそうですが、この時期ははぐれもののぼっちウミネコがぽつぽつと飛んでいるだけでした。



山頂は神社になっています。蕪島だけに蕪の置物が。これはひょうたんですけど。



上からの景色はこんなかんじ。
ちなみに、今後の旅を占うべくおみくじを引いたところ、旅の選択肢を提示する私が大吉だったのに対し、決定権を持つウナギさんは小吉。
あー・・・。



鮫駅に戻り、本来乗る予定である久慈行きのキハ40系に乗車。車内ではウナギさんがいろいろけし掛けてきますが半分無視しながら選択肢を考えます。



八戸線は震災後乗るのは初めてのことですが(というか震災後に三陸に行くのが初めて)、やはり所々ではまだ震災の爪痕が残っていました。
八戸線復旧の際に沿線に並べられたメッセージ入りのドラム缶も見つけましたが、あいにくカメラには収められず。



12:00。久慈駅に到着。


第二夜へ→

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