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Channel: 黒鉄重工
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日本工大の2109号蒸気機関車を訪ねる 後編 【2013/06/15】

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いよいよ運転スタートです。手旗信号で合図しながら走ります。

さて、そもそも2100形2109号は、1891(明治24)年に英国グラスゴーのダブス社(現在は他社と合併した後、消滅)で製造されたC軸の蒸気機関車です。
2100形には数種のバリエーションがあり、同一設計の2120形、ドイツ製の2400形、米国製の2500形があります。これらをまとめてB6と呼ばれていて、合わせて500両以上が輸入されました。昭和30年代までの間、東北本線や中央本線で活躍していました。
この2109号は国鉄から引退後西濃鉄道に譲渡され、そこでも役目を終えると今度は大井川鐵道で動態保存目的で譲渡されました。譲渡後は井川線の千頭〜川根両国で保存運転を行い、現在のC11などによる保存運転のはしりとなりました。
その後、1992(平成4)年に産業考古学会により産業遺産に認定され、日本工大にて動態保存されることになり現在に至ります。



実際に営業しているSLほど派手な煙や蒸気は出ませんが、観衆を興奮させるのには十分です。



100mほどの線路を往復します。転車台は無いので、帰りはバック運転です。
明治の古典機関車というと個人的には豆タンク程度の大きさを想像するのですが、結構大きいんですよね。


【工業技術博物館2109号 Museum of industrial Technology preserved Dubs 2109】

走行動画。こんな感じです。






山の中を走る2109号のイメージで。実際は駐車場の裏の雑木林ですが。






ナンバープレート。



よく磨かれた動輪やロッド。軸配置はC1で貨物牽引向けだったらしいです。



運転室にも乗ることができ、乗ったまま展示線を往復することが出来ます。
SL列車の客車に乗って走ることはあっても、“蒸気機関車”に乗って走ることはそうそうないことだと思うので何気に貴重な体験ではと思います。


運転会は15時まで行われました。
終了後は撮影会です。



大井川鉄道の区名標とこの運転会の運用板。



今は無きダブス社の製造銘板。アルストムあたりに吸収されつつもまだ残っていると思ったら完全に消滅してたとは思わなんだ。
製造から120年を超える機体を維持して運転させている事には感動しました。機体の整備は大変でしょうが、今後も末永く運行してくれることを願っています。

この運転会ですが、おおよそ毎月第3土曜日に実施しています(一部、運行しない月あり)。
次回の運転は7月14日(土)の13時〜15時となっています。8月は運行しないので注意してください。
詳しいことは工業技術博物館に問い合わせるのがよろしいと思います。



さて、話は変わりますが運転会終了後に琥龍さんと合流し、スカイツリータウンへ出陣。
完成後のスカイツリーにここまで近づいたのは初めてです。たけぇ。



目的はこのうどん本陣 山田屋!!2109号を見に行くのと同じくらい重要な目的です。
どうでしょう藩士にはお馴染み、四国八十八か所で何回も登場するうどん屋です。本店が高松にあるのですがなんとスカイツリータウンに進出。
これはもう、藩士に対する挑戦状、藩士に対する挑発とみていいでしょう。いざ、討ち入り!
どーでもいいですけど、うどんで山田と来ると山田うどんを連想します。



どうでしょう班も食べたざるぶっかけうどん。うどんに薬味と麺つゆをかけて食べます。
うまい!
本当においしいです。本店にも行きたくなってきましたね。


その後は姫宮ななのスタンプを押していきながら帰りました。
おわり。

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