列車は12:30にポートアルバーニ駅を出発します。発進時の蒸気で視界が真っ白に。
発車時には機関車に付いている鐘を勢い良く鳴らします。発車時・停車時および踏切通過時には鐘や警笛を鳴らすというのが現在まで続く北米の鉄道の決まりのようです。鐘の音色がまたいいんですな。
ちなみに、クリスマス列車ということで客車にはモールなどで装飾がされています。
出発してすぐ、右手に貨物ヤードが見えてきました。
小さいタンク車。
丸太運搬用の運材貨車。運材貨車というか建材貨車は現在も限界いっぱいまで大型化してそこらじゅうを走ってますからね。
ヤードに併設されたアルバーニ太平洋鉄道の機関区も見えます。ディーゼル機関車8427号機ですね。アルコ製のRS-3形で、1600馬力だそうです。キャブの6枚窓がユニーク。
他にシェイ式の2号蒸気機関車と11号スイッチャーがいるそうですが、車庫の中かな。
その横に見える黄色いキモいのはなんだろうね。見た感じ自走するっぽいけど。
デルタ線が出現、といっても分からないですけど。
この後一旦停車して、スタッフが線路上の鉄柵を開けていました。普段は敷地内に入れないようにしているんですかね。
そして、なんと道路を踏切で横断。警報器もちゃんと光っていますし鳴っています。道路を走る自動車も停止します。おうおう、生きているのかよこの踏切。
踏切を渡るといよいよ本番とばかりに少しスピードを上げて走っていきます。
今走っている線路はポートアルバーニ支線の本線で、かつて現役だった線路をこうして走っているというわけで、これには興奮します。
途中にはサンタコスをしたおばちゃんがカナダ国旗を元気よく振っていました。ちゃんとお立ち台まで拵えてあります。たぶん沿線の名物なんだろうな。
沿線の撮り鉄。次来ることがあったら沿線で撮影したいね。
森のなかを進むんですが、ちょっと開けたところに出たと思っても霧で真っ白です。一応この景色覚えておいてください。
無人販売?
30分くらい走ると右に大きく曲がります。終点の手前で本線から分岐するのです。
だいたい40分くらいで、終点のマクリーン製材所駅McLean Millに到着。楽しい小旅行であった。
ホームはこんな感じのいかにもな簡素ぶり。
帰りの列車は15:00発、だいたい2時間弱あります。2時間もどうするんだよ・・・と途方に暮れますが、この後予想だにしない光景が広がるのであった。
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