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Channel: 黒鉄重工
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北米project ~Advance to U.S. その20 【2014/12/19~24】

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滑走路や駐機場の見えるフロアへ。早期警戒機や給油機がいますねえ。



滑走路には見慣れない旅客機が。B727-200です。まだまだいるもんですね。
機体に書かれているFirst Class Equine Air Travelは飛行機のチャーター会社のようです。



今アメリカを飛行している旅客機のレーダー図。flightradar24みたいなやつです。食べ物に群がる羽虫かよってくらいうじゃうじゃ飛んでいます。西海岸なんてすごいぜこれ。さすがアメリカ・・・。



ギャラリーに戻ります。半周してきましたね。ここまで来ると見たことのある機体もちらほら。



Grumman F9F-8 "Cougar"
グラマン初のジェット艦上戦闘機F9Fパンサーの改良型です。パンサーは垂直翼を装備した戦闘機でしたが、朝鮮戦争時に登場したソ連の後退翼を持ったMiG-15に対抗できなかったことから、急場しのぎとしてパンサーに後退翼を持たせてクーガーとしました。
写真の機体は1955年に海軍に納入され、海軍と海兵隊で活躍しました。

F9FとF-86を並べると、お前ら同世代のジェット機か?と思うくらい結構スタイルが違う感じです。



Douglas A-4F "Skyhawk II"
26年以上に渡り2960機が生産されたダグラスの艦上攻撃機です。
デルタ翼を折り畳まずに空母のエレベーターに載せられるほどの小型機でそれでいて馬力もあります。他にも機体は軽く整備も簡単と優秀な機体でした。
写真の機体は1966年製でアメリカ海軍機として東南アジア方面に配備されました。1980年に海軍の曲芸飛行チーム「ブルーエンジェルス」の所属となり、部隊内では4番機として13年間飛行していました。

機体サイズは隣のA-4の10年前の設計であるF9Fと同程度ですが主翼はスカイホークのほうがずっと短いです。攻撃機なのに兵装搭載量少なさそう(素人並みの感想
ブルーエンジェルスもいつかはお目にかかりたいものです。



Lockheed F-104C "Starfighter"
短い主翼に強力なエンジンを積んだ、おなじみ鉛筆戦闘機。
写真の機体は、アメリカ空軍で使用されたもの。NASAのマーキングがされていますが、この機体がエドワーズ基地の飛行試験センター(AFFTC)に配備されていた時に塗られたものなのかな?



Bell UH-1H "Iroquois (Huery)"
1955年から1976年の間に1万6000機以上が製造されたヘリコプターのベストセラー。多くは兵員・物資輸送や攻撃用にベトナム戦争に投入されました。今も軍民問わず現役やってます。
ここらへんからベトナム戦争エリアへ。



ベトナム戦争でも東西の名機が並べて展示されています。アメリカのF-4とソ連のMiG-21です。ミグの国籍マークはどこのだと思って調べたらチェコスロバキアでした。
F-4でかいなあ。意外と今まであまり目にしたことのないF-4。入間で偵察型のRF-4を見た時以来かな?



McDonell F-4C "Phantom II"
ファントム爺さん。ずんぐりむっくりで醜いとか水平尾翼が下向いててキモいとか言われてた戦闘機です。でも自分は割と好き。
元々はアメリカ海軍の艦隊防空用迎撃機として開発されましたが、後に空軍でも採用。このF-4Cも空軍向けのモデルです。
空軍機としてベトナム戦争に投入され、3機のMiG-21を撃墜したとのこと。



大型で推力が高いので兵装をたくさん積めます。ミサイル万能論(笑)です。C型も機関砲は装備してなかったはず。



Mikoyan & Gurevich MiG-21PFM
バラライカなどと呼ばれているミグ戦闘機の中でも特に有名な機種。ミグ設計局だけでも1万機以上が生産された、超音速戦闘機で最多の生産数を持ちます。
見た目はアレ(ノーズのショックコーンとかダサ・・・)ですが性能は高く、特にベトナム戦争ではミサイルをろくに使えず遠距離戦に持ち込めないアメリカ軍機に対して果敢に格闘戦を挑んでいって敵機をバッタバッタ落としていったとか何とか。構造も単純なので中小国ではMiG-21より新しい機体を退かせてまで現役張っているらしいぞ。
PFM型は垂直尾翼の拡大、レーダーの更新、機関砲の復活などの改良を施した前期生産型の決定版です。



Northrop YF-5A(N-156F) "Freedom Fighter"
ソ連のMiG-28。ノースロップが単純な構造、経済的、多用途、簡単な整備を満たした戦闘機として開発したもの。原型機はN-156Fという名前でした。
安価で単純な構造が受け、中小国など30ヶ国以上で運用され、米軍でも使用されました。

中小国でも運用できるような廉価な戦闘機(なにせレーダーが装備されていない)が、思いの外好評だったっていうやつ。今でも現役やってる国があるらしいぞ。
後にF-16でも同じようなことが起こりますね。



F/A-18のコックピット・モックアップ。乗れます。乗らなかったけど。



SR-71Aのノーズ。あんなデカいのにコックピットはこれだけ?

今回はここまで。
グレートギャラリーは次回でおしまいかな?


その21へ→

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