「あたご」は2007年3月15日に就役したイージスシステム搭載の護衛艦。イージス艦の増強と老朽化したたちかぜ型置き換えのために建造されたあたご型の1番艦である。前級のこんごう型イージス艦の拡大発展型であり、ヘリコプターの搭載能力、船体のステルス化、司令部機能の充実などの改良が施された。特に司令部機能の充実はベースシップである米海軍アーレイ・バーク級の艦橋よりも2層高いものにし、イージス艦としては最大級の大きさである。
イージスシステムは当時最新のベースライン7.1Jを搭載しており、天頂方向の捜索追尾、低高度の小型目標補足能力が改善された。
Mk.41 VLS垂直発射装置は前部に64セル、後部に32セルを装備し、スタンダードミサイル、アスロック、シースパローを発射可能。他に国産90式艦対艦誘導弾、Mk.45 62口径127mm単装砲などを装備する。
「あたご」は舞鶴基地の第3護衛隊群第3護衛隊に所属している。2010年6月には、カナダ海軍100週年記念観艦式に参列するためカナダ ブリティッシュコロンビア州のエスクイモルト基地に「あけぼの」と共に寄港した。
というわけで海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」です。以前舞鶴基地でも見ました。カナダに縁のある日本艦は無いのかなと調べましたら「あたご」と「あけぼの」がビクトリアに寄港したことがあることが分かったので、その2隻を作ることにしました。その後、大正時代に戦艦「霧島」もビクトリアに寄港していることが分かったので、これもいずれ作りましょう。
キットはピットロードの1/700スケールを選択し、初めてとなるフルハル形態で製作しました。艦のシルエット全部が見えるので力強く見え、赤の配色も入るのでメリハリもよくいいものですね。あとやっぱり高級感が漂いますね。
カナダの模型屋に護衛艦色があるわけないんで、モデルマスターの近似色を探してそのまんま塗りました。船体がダークゴーストグレイで甲板がダークグレイだったかな。
単装砲とVLS。これでドーントレスやワスプも一撃。VLSはともかく単装砲は「たかが一門の砲で何が出来る」のものとは違う種類らしい。
高雄型巡洋艦のような巨大な艦橋が特徴のイージス艦。あたご型は中でも際立って大型です。
煙突周り。ここもステルス化のために形状を円筒形から四角柱になっています。ルーバーはオーバースケールのような気がするけどまあしょうがない。
武装は短魚雷と90式艦対艦誘導弾があります。他にもレーダーや内火艇があって意外と密度が濃いです。
後部ヘリ甲板。SH-60も組立てましたが塗装やデカール貼りはやめにしてしまいました。
以上です。はやく「あけぼの」も作って並べたいですね。