2015年4月11日14時38分
山口県庁の正門をくぐると見えてきたのは旧県会議事堂。1916(大正5)年竣工の建築物。来年でちょうど100年だ。
設計は大熊喜邦や武田五一など。1984(昭和59)年に国重要文化財に登録されています。
ルネッサンス様式と日本風様式を取り入れた和洋折衷の大正建築です。今は資料館として現役を張っています。
県庁ってだいたい明治~大正期の庁舎が残っている場合があるから、山口にも何かあるかもしれないと予備知識無しで来たのですが(なにせ騙されている)、こりゃいいものが。
で、なんと館内に入ることが出来るのですね。館内もいい状態です。
目玉はやはり議会場ですね。ここで山口県のあんなことやこんなことを決めていきます。
2階は吹き抜けになっているので上から見下ろすことも。
2階は公聴席になっています。
参次会場だった部屋。今は資料室になっています。
議長室だった部屋。
正面ドン。
旧県会議事堂だけでもお腹いっぱいですが、山口にはもうひとつあります、旧山口県庁。県会議事堂と同年に竣工しています。2つで1セットなんですね。やはり同年に国重要文化財に登録されています。
議事堂よりも大きいので普通にカメラに収まりませんな。
政庁会議室だった部屋。
館内に迷い込んだ鳥。なんて鳥だろう?(調べない
県庁舎は空から見るとロの字型になっていて、内側は中庭になっています。
ちなみに議事堂は空から見ると「山」の字をしていて、2つを並べると「山口」(正確には口山)と読むことのできる大変シャレのきいた設計になっています。気になった人はグーグル先生に航空写真を見せてもらおう。
副知事室です。
県知事室です。記憶にあるかぎり、県知事室に入ったのは初めてなので「広いなぁ」くらいの感想しか出ません。
現役の県庁も見えます。こちらは1984(昭和59)年竣工。割と最近ですかね。ということはその年までこの旧県庁が現役だったということですかね?
中庭です。なぜか郵便ポストがありますが、実際に使われていたんでしょう。
気がついたらかなりの時間が過ぎていました。予想外に充実しましたね。
なんだ山口面白いじゃん、どうしてみんな来ないんだ?こんなに良いところなのに(テノヒラクルー
なお県庁の裏に瑠璃光寺という有名な観光地があったそうですが、気が付かなかった(なにせ騙されている)のでスルーしてしまいました。また来ます。
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