2015年7月12日(日)19時52分
アルバータ州ジャスパー ジャスパー駅前
ジャスパー駅までやって来ました。昨日より空気が澄んでいて、奥の山脈もよく見えますね。ただ被写体になりそうな列車はおらず・・・。
VIA鉄道のEMD F40PH-3形VIA6451号機。あれ、こいつ昨日も見たな?
でもジャスパー~プリンスルパート線は今朝出発したはずで客車もないですから、牽引機は別の機関車が担当したってことですかね?
有蓋車WC22203とCN415347。
左がハイキューブ有蓋車、右が普通の有蓋車でござんす。高さの差は意外とそうでもないという感じですが、それでもハイキューブの威圧感は強いですね。
タンク車UNVX70716。所有者不明。
小さいタンク車ですね。ガソリンタンク車はもっとバカみたいにデカいので、これの中身はガソリンではなく水酸化ナトリウムとデカデカと書いてありました。普通に危険物だ。
小さくても日本のタキ1000よりもたくさん積めるんですけどね・・・。具体的には91トン積めます。ヤバイよね。容積は分からんかった。ていうか水酸化ナトリウムってそんなに比重重かったのか(科学の授業でやったような気がしないでもないが全然覚えていないマン
アメリカのタンク車も近年は台車同士の間に桁が通っていないフレームレス構造が主流なんですが、日本のタンク車のように魚腹型の異胴径タンクは見かけないです。そんな回りくどく縦に伸ばさなくても、単純に横に伸ばせば済む話ですからねこっちは。
ただし、タンクは真っ直ぐな筒ではなく下へ向かってわずかに反っています。タンクに傾斜をつけて中身を効率よく排出するためなんでしょう。
有蓋車CN598004。
一口に有蓋車と言っても形態差は無数にあるように見えるんで、これを全部追い切るというのは一人じゃ無理だよなぁと思います。
引きで。
うーん、貨物列車の先頭がいれば良さげなんだけどなぁ。これはこれでミスマッチ感出てそうですけども。
CN2152。機関車はロクに見れませんでした。
ジャスパー駅の駅舎。町の規模にしては大きいなという感じです。昔はもっと賑わってたんでしょうね。
VIA鉄道のほか、各レンタカー屋や高速バスのグレイハウンドなんかも入っています。
横から。奥行きはないです。
なんでか知りませんけど、バンクーバーみたいなよほど大きい駅でもない限り駅舎に掲げられる駅名標は正面ではなく横に掛けられています。
駅名標。バンクーバーとモントリオールからの距離も併記されています。
バンクーバーから535kmというのは、新幹線で東京から新神戸の手前くらい。カナディアン号の全行程は東京~博多2往復以上なのに、まだそんな程度しか走ってないのかと拍子抜け。
(2016/7/15追記)よく考えてみたらこれkmじゃなくてmileじゃんという間抜けなミスに気が付きました。535mileは約861kmなので、新幹線で東京から新岩国の少し手前くらいの距離です。あら、まあまあ行くんですね。(追記終わり)
マニトバとサスカチュワンが長いんだろうな。実際の距離も体感距離も。あそこ穀倉地帯だもの。クッソ暇だよきっと。
既に何回か登場している乗客の預け荷物を運ぶカート。車輪から察するにだいぶ古いものをずっと使っているんだと思います。
そういえば日本の荷物車にはマニ44形という登場したはいいけど荷物輸送の制度自体が廃止されて速攻で消えたパレット積み荷物車がいましたが、合理化帝国アメリカにはこの手の荷物車はいないんですよね。
ひとつひとつ手作業で積み降ろしするよりパレットにまとめたほうが楽だと思うんだけど。ただ昔はともかく現代はわざわざパレット積み荷物車を造るほどって感じでもないでしょうしアレですね。時期が悪かったのかな。
今日もここで切ります。
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