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ヘリテージパーク編7回目ですが、今日が最後です。5回くらいで終わるつもりだったのにね。早く終わらせたいのでサクッと行きますよ。
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ソープ家住宅 Thorpe house。
カルガリーの製材所の労働者、ソープさんが建てたお家。フォークビクトリア朝の設計だとか。子供は8人も作ったということで家は何度か増築しています。
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だいたい園内を見回ってみてまだ少し時間があるのと、建物の内部にどこも入らないというのはまずいだろうと思ったので、ここに討ち入りすることに。
めちゃくちゃいい感じの家やん。
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部屋も沢山あるぞ。
うーん、書くことがない。
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前々々回くらいに見たウェインライトホテルの中にも入ります。明治村で言えば帝国ホテルに位置する建物。
ちょうどいいしお昼でもと思ったんですが、しっかりと腰を据えて食べる店だった上に混んでいたのでヤメに。バッファローやシカの首が立派ですね。
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2階の広間。
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2階は客室になっています。廊下が狭いような気がします。
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部屋はこんな感じで、いい感じの部屋ですね。高そう。
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他の部屋はこう。格好からして金持ちだもんね。
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外に出るとまた蒸気機関車が停まっていたので撮影。
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砂岩の家 Sandstone house。
カルガリーで1886年に起きた大火事の後、木造家屋は燃えやすくてアカンということで、そこら辺から調達できる耐火素材として砂岩が選ばれて家の素材に使われました。主に銀行、住宅、学校、裁判所などが砂岩に置き換えられました。
これはレプリカで、ジェームズ・マクラウド大佐の家を再現したとのこと。
カナダのことだからどーせレプリカと言わず当時から残っているオリジナルの建物が10軒くらいありそう。
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もう時間なので、まだ見ていない建物を見ながら退園します。
さっきのモデルTTに再会。特に目的もなくぶらぶら走っているんでしょうか。
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王子住宅 Prince house。
ピーター・アンソニー王子のお家。
アンソニー王子は1890年にカナディアンロッキーからカルガリーへ流れるボウ川にダムと水力発電所を建設、それで発電した電力で製粉工場、食肉工場、穀物エレベーター、醸造所と手広くやっていたようです。
家は1894年築で、1967年に移築されてきました。3階建ってだけでヤバいもの、やんごとなき家だったんだろうなぁ。見ておくべきだったか。
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退園しました。
そして出口の横にはカルガリー市営鉄道 Calgary municipal railwayの路面電車14号が停まっています。いわゆる市電です。
カルガリー市の人工増大に伴いダウンタウンと郊外を結ぶ交通機関が必要となったことから1909年に開業しました。最盛期には80台の車両が在籍していましたが、1950年に廃止になりました。ちなみにその30年後の1981年にLRTのCトレインが開業しています。
14号はカルガリー市電の最末期に運行されていた車両で、オリジナルですが復元車といっていい感じだそうです。
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発車するまでの間に順光で撮影できる所に移動して撮影。
いいっすねぇ。
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後追い。
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なぜかある交換設備。
なんだかレプリカがもう1台あるんだそうで。
線路の距離は1km弱程度あるらしくて、体験乗車するには十分な距離だと思います。乗ってみたかった・・・。
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はいこれで最後です。ヘリテージパークに面する道路14th Streetにあるカナディアンパシフィック鉄道(CP)のT1c形5931号機です。
車軸配置は2-10-4(1E2)セルカーク。セルカーク機はカナダでの呼び方で、アメリカだとテキサス機って呼びます。また、セルカークはこのT1形のみだったので、セルカーク=CPのT1形と認識されているようです。
T1a形、T1b形、T1c形の3形式が存在し、それぞれ1929年(20機)、1938年(10機)、1949年(6機)に5900~5935号機が製造されました。製造期間がだいぶ離れているので、T1aとT1cでは外観が全く異なります。気になったら調べてみてちょ。
以前見たロイヤルハドソンと似た流線型の外観をしていますが、こちらは動輪が5軸あることから分かるように、牽引力に重きを置いた設計がされています。どうもこの時期に製造された機関車は同じような流線型の外観に設計されているようで。
主にカナディアンロッキーを通るカルガリー~レベルストーク間の山岳路線での重貨物列車や重旅客列車の先頭に立って活躍していました。山男なのです。もちろんスパイラルトンネルも通りました。
しかしながら、T1c形が製造された1949年は既にディーゼル機関車が台頭し始めてきた時期でした。実際、このT1c形がCP最後の新製蒸気機関車になったのでした。
強力な牽引力を持つディーゼル機関車は1950年代初頭には山岳路線に投入され、置き換えられたセルカークはカルガリー東部のプレーリーが広がる平坦線へ転属して過ごしました。当初の区間での活躍は意外なほど短かったのです。
そして1959年までには全車引退しました。36両の内この5931号機と5935号機が保存されて現在も残っています。5935号機はモントリオールの鉄道博物館に保存されています。
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そんな一生をカルガリーで過ごした縁のある機体なのですが、状態は全体的には良好ながらも細かく見ていくとところどころ劣化している部分もあり。ご覧の通り柵に囲まれているので取り付くことは出来ないです。
道路沿いに置かれてはいますが、すぐ横に駐車場はなくちょっと立ち寄りづらい感じではあります。もっとヘリテージパークの近くにおいてやればと思いますが・・・。前は観光案内所の隣にあったそうですが、そっちのほうが人目についていたよかったのかも。
見捨てられているわけでも無いと思いますので、今後もその雄姿を見続けられることを願っています。
これで今日最大のイベントは終了です。
ヘリテージパークを軽く見ましたが、この年代の建築物、鉄道や文化に興味のある人にはたまらない施設であると思います。そういう人たちは滞在時間を丸1日取ることをおすすめします。
そして次回で最終回です。
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