上部構造から階段を降りて主甲板へ。そこから4度目か5度目の艦内への順路を進みます。
入るとすぐに船員の部屋が出てきました。たぶん下士官の部屋。
部屋が共同なのは当たり前。3段ベッドは荷物棚みたいで、高さは腕立て伏せするのがやっと。ていうか大部屋で、パーテーションらしいものも見当たらない。
・・・というような環境で、今まで見てきた将校用や士官用の部屋とは天国と地獄ほどの差です。
下士官は人権が無さ過ぎだし、将校は軍艦の割には無駄に贅を極めていると思いましたね。
ベッドの裏は収納スペースになっているようです。
自分だったらそんなことよりベッドのクッションを厚くしてくれよと思いますが。ここに荷物を入れないと収まらないほど他の収納スペースが無いということかしらん。
その後に出てくる偉い将校さんの個室。格差を見せつけていくスタイル・・・。
食堂。今までで一番大きいのと下士官部屋に近いことから下士官食堂なのかも。
ということは一番最初に見た食堂は士官食堂だったのかしら・・・?
パン工場。
USS。アイオワが建造された1940年代のチャンピオンという会社の機械が退役まで使われていたんだよ、ということが書かれていました。マジか。
でも毎食焼きたてのパンが食べられるのは大事ですよねぇ。
右が冷蔵庫で、左はパン生地の練り機ですかね?
その手前にあるトレイの棚とどっかのホームセンターで売ってそうなポップコーン製造機。
ここに限らず艦内のどこもそうでしたが、天井は配管だらけでした。配管の設計したやつも大変だなぁ、これ。
こんがらがって仕方ないので、どの配管がどの向きに流れているかというのが書かれています。
アメリカ海軍の軍艦と言えばアイスクリーム製造機です。
船員の士気を上げるためにアイスクリーム製造機がどの艦にもあったなんて話は有名だったはず。潜水艦にもありましたからね(潜水艦はその任務の過酷さから、食事に関しては水上艦よりも優遇されていたようです
アメリカ海軍では乗艦中の飲酒が禁止されているため、せめてもの代用としてアイスクリームを好んでいたそうな。帝国海軍の間宮羊羹みたいなものだったんでしょう。
他にも本土で製造したアイスクリームを冷凍保存して運ぶための船を100万ドルかけて建造したとかしなかったとか。
食堂。う~ん、簡素。という感じ。
椅子が片持ち式になっていて、床掃除がしやすそうだなぁ~とは思いました。
USSアイオワの模型。
このあたりは売店がありました。
今回はここまで。次回でようやく初日が終了するよ。
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