タミヤフェア2016だったかな・・・タミヤの物販を物色していたら1/100スケールの飛行機キットが100円で叩き売りされていたので(定価500円)、気になるやつを数点購入してきました。
そんなコンバットプレーンシリーズ軍団のひとつ、フィアットG.91を今回は作ります。
日本人のうち3億人くらいは知らないと答えそうな機体で、私も始めキットを見た時は誰やねんこいつと思ったんですが、そういえばシアトルの航空博物館で見たじゃんということを思い出してしまい、実物見るとプラモ作りたくなる病の私はその直後に買い物かごに放り込んでいたのでした。安いし。
これですね。まあ実物見た時も誰やねんこいつと思ってたわけですが。
クッソ古いランナー構成。これの初版が発売されたのは相当昔だというのはなんとなく知っていました。
ただどのくらい古いもんなのかと調べてみると、ウィキペさん曰く1968年から始まったミニジェットシリーズが始祖だそうで。G.91も同年発売なのでもうかれこれ50年選手じゃないですか、これ。
ミニジェットシリーズは28種類まで展開していて、一時絶版になった後、コンバットプレーンシリーズに名を変えて10種類発売したとのこと。
ただ、凹モールドで合わせもそんなにダメじゃないので、組立てはそれほどストレス無かったです。すごいな。
デカールはこう。イタリア、ギリシャ、NATO、それとイタリアの曲技飛行部隊フレッチェ・トリコローリからの選択式。
このデカールがもう腐っていて、後で貼る時にパリパリと割れてしまい泣かされることに。もしかして初版ロット(2004年)じゃなかろうな?
機首のノーズ。先端がなんだか丸っこいですね。せっかくなのでもっと尖らせます。安いキットだから失敗しても痛くないし。
ちなみにノーズは先端がへこんだ偵察型のR型との選択式です。
やり方としてはガンプラのアンテナやトゲをとがらせる時によく見られる手法です。
ノーズの先端を平らにして、そこにキットのランナーを接着します。セメダインじゃなくて瞬間接着剤がいいらしいですね。
あとはランナーを削って整形すれば完成。実はこの加工法は初めてやりました。
コックピットとジェット噴流の排気口を塗ります。
胴体を接着。
風防をマスキング。
窓枠はキットのケガキ線を基準にしてマスキングしましたが、窓枠太すぎたよなこれ。
胴体の合わせ目消し。割りと素直にできました。
塗装します。胴体下部や増槽は銀色でして、これまた実験的にMr.メタルカラーのアルミで塗ってみました。これは塗装面を磨くと金属のような光沢が得られるやつです。
右が磨き後のものなんですが、確かにギラギラしてきたと思います。こりゃいいと思って胴体にも塗って磨きました。
ところが、磨いているうちに磨きカスが上面の紺色の部分に付着してしまいました。後で取れると思って放置していたのですが実際のところは除去しにくい・・・。
結局紺色のところは塗り重ねて隠しました。他の色と同居する部品には合わないなぁと学習したのでした。
ただ銀の出来はいい感じでした。
主翼の裏側はイタリア国旗に塗られて派手です。
脚をくっつけます。
胴体も再塗装。
機首の防眩塗装もやりました。
デカール貼り。塗装の時点でわかった人もいるかと思いますが、実機を見た時の塗装であるフレッチェ・トリコローリの塗装にしました。機番は1機分しか無いのですが、なぜか4号機。
上記の通りデカールが破れやすい状態になっていて、貼るのに苦労しました。普段デカールを貼る時は水で戻した後台紙から剥がして貼り付けるんですが、今回はそれだと剥がす時に破れてしまいました(泣)
なので戻した後剥がさずに台紙からスライドさせて少しずつ機体に貼りつけていきました。本来はこれが正しい貼り方らしいですがまどろっこしいので・・・。
その上、脆い割に妙に硬くて機体に馴染みにくいので、マークソフターも必須でした。元々脆い上にさらに脆くなる液体を塗るので神経がすり減りましたね、はい。今回一番の強敵でした。
最後にトップコート。曲技飛行機なのでつやありにしました。ついでにこれも実験的に磨きだしもやってみました。
磨き後。
磨き粉カスがモールドに入り込んでアレになってしまった・・・。
今回は小さくて安いキットだったので今までやってこなかった手法を色々試せてよかったです。完成度も結構良いと思いますし(当社比)
■使用塗料メモ
胴体青:Mr.カラー328 ブルーFS15050
胴体銀:Mr.メタルカラーMC218 アルミ
主翼白:Mr.カラー ホワイト
主翼赤:水性ホビーカラー モンザレッド
主翼緑:水性ホビーカラー デイトナグリーン
機首防眩:Mr.カラー ブラック
続きはギャラリーにて。