何かの用事でUVICことビクトリア大学に来たと思うんですが、そのついでにバスでも見るかとなったわけです。
ビクトリア大学のバス停「UVICエクスチェンジ」は様々な系統が乗り入れてくるジャンクションになっていて、ダウンタウンに次いでバスが頻繁にやってくる場所です。
ついでなので特に目的はなかったわけですが、折り返し待ちで停車しているNova LFSを見つけてその後部を撮影。
BCトランジットの主力車両であるLFSは製造時期によって細かい部分が異なります。BCトランジットには第3世代(2009~2013年式)と第4世代(2013年式以降)が在籍しています。
第4世代からはエンジンが環境基準を満たしたものに変わっていて、それに伴いエンジン周りの外装も形状が変わっています。他の部分で変わった点はなかったはずです。地味な違いなんですよ。
これが第3世代車。
屋根後部にドカンと乗った冷却装置が他社のバスでは見られない特徴ですかね。この屋根上機器は第3世代からの特徴で、それ以前は客室最後部にオフセット配置されていました。
こっちが第4世代車。
冷却装置のグリル形状が変わった、テールランプ上のスリットが消えた、冷却装置キセ側面にスリット追加、キセの形状が車体と一体感を持ったものに・・・といったところですかね。
第3世代と比べて全体的にさっぱりしたような印象です。
そのうち役立つだろうと思って記録したんですが今のところその様子はないですねぇ。
他のバスもいるので見てみましょうか。NFI D40LFのリアはこんな感じ。潔い!という他ありませぬ。
ちなみに後部行先表示器は系統番号だけを表示します。どこのバスを見てもこんなものです。その左にある"Yield"つまり「道を譲って」という表示もあります。必要な時はあれが光ったり躍ったりするんだったはず。
ハイブリッドバスのDE40LF。窓の部分には何かの機器が乗っているのでしょう、窓は塞がれています。
観光用バスなどを中心に、後部窓が無いバスというのはこっちでは珍しくありません。まあ確かに必要性は薄いわな。
バスも頻繁にやってくるので撮影。
D40LF (8114 新塗装) #39系統。
D40LF (8095 旧塗装) 回送。昼過ぎからはバリ順で撮れるのでご満悦。
AD Enviro 500H (9527) #4系統。ありゃ、ハイブリッド車じゃないですか。これ、1台しかいないので貴重ですよ。
会えるかどうかは運任せだったので、ようやく見れたかという感じ。やったぜ。
ハイブリッド車なのでこれにもバッテリーが追加搭載されているわけですが、2階建てバスゆえもうこれ以上屋根に積む訳にはいきません。
じゃあどこにあるかというと、1階の客室後部の空間を食ってバッテリーを載せています。車体のHybrid poweredの文字の下にアクセスパネルがあるのが分かると思います。あそこは本来客室ですが、そこを使っているのですな。
なので通常のディーゼル車よりも定員が少ないのですが、これも地球環境のためなのだ。
LFS (9434) #16系統。
屋根にエアロパーツのような覆いが付いている車両。これも1台だけの希少種。
屋根に覆いをつけて屋根まで一体感を持った流線型に見せるという手法は近年のカナダのバスの流行りであり、よく見られるものです。
ただLFSの覆いはちょっと迫力に欠けますね。NFIのXcelsiorシリーズの覆いは好きです。
Enviro 500 (9530) #76系統。#76系統というのに注目でして、これは行楽用の系統です。
金曜日の午後にUVICからスワーツベイ行きの便が、日曜日の夜にスワーツベイからUVIC行きの便がそれぞれ数便走るものです。スワーツベイからはバンクーバーやソルトスプリング島などへ向かうフェリーと接続しています。
つまり週末そこへ遊びに行く大学生を運ぶための系統なのです。乗車待ちの人たちがみんな大きいバックパックやスーツケースを持っているのが分かると思います。
出発。なかなか良い乗車率でした。
LEDの照度が弱いのが残念・・・。
ここら辺で撤退。
結構収穫があったので満足して撤退できました。
帰りにチャリをこいでいるとハンディダートが。ありゃりゃ、あれはSOM28Dの最新ロットじゃないですか。
後追い。急に現れたのでちゃんと構えることが出来ずほぼ撃沈。
従来型との違いは方向幕の形状、灯具の形状変更などマイナーチェンジ程度のものです。とはいえネタの少ない地域ですのでLFSでもそうでしたがこういう細かいのに反応してしまうわけです。
そんな感じで今日はここまで。