■キット:プラッツ 1/72アメリカ海軍 無人爆撃機 X-47B
■仕 様:アメリカ海軍 VX-9試験評価飛行隊
アメリカ海軍が開発していたステルス無人攻撃機。さらに空母で運用できる艦上機です。Xプレーンズの一員なのですが、実戦的な低認識塗装なのであまりそうには見えませぬ。
ノースロップグラマンご自慢の全翼機であり、同社の爆撃機B-2を小さくしたような機体です。
空母での離着艦や空中給油を成功させるなどの実績がありましたが、搭載されているAIの性能不足や空母の戦闘機パイロットからの反発(空母艦載機が無人化されたら仕事無くなっちゃうからね)、あとは予算がない等の理由から最終的に開発中止になっています。
その後機体がどうなったのかは分かりませんが、いつかはどこかの博物館に入るのかもしれません。
B-2同様ふざけた形状をした飛行機です。無人機なので操縦席すら無く、よって機体はとても平べったいです。胴体中央部だけ膨らんでいますが、あれはエンジンと爆弾庫のための空間です。爆弾庫が無ければもっと薄くできるはずです。
ステルス機は機体を薄くすることが命題のひとつですが、そうすると兵器を搭載できなくなるというジレンマがあるので、その塩梅が設計で大変そうです。
後ろ。
角度が揃えられた平面図に曲面を多用した形状、エンジンノズルの海面側を大きく延ばして熱探知されないようにするなど、ノースロップ式のステルス技術がよく取り入られているなと。
機体上面に取り付けられた空気取入口もB-2譲りですね。形状もダイバータレス超音速取入口(DSI)になっているんですね。
裏側。
キットには誘導爆弾のGUB-32が2発付属していて、爆弾庫内に搭載できます。飾る時には見えなくなるんですが、ちゃんと作っておきました。
裏側。
正面。ほんっと薄いヤツだな。
左主翼が少し垂れてしまった・・・。
上から。イカだなって。
<使用塗料>
■本体:Mr.カラー C306 グレーFS36270
■主脚等:Mr.カラー C1 ホワイト
■タイヤ:アクリジョン N77 タイヤブラック
■エンジンノズル:アクリジョン N76 焼鉄色
以上、X-47Bペガサスでした。