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Channel: 黒鉄重工
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先週行ったところ

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日本に帰ってきて早々、お出かけしてきました。とりあえず4月1日に東京の方へ。
鈍行で行ったので熱海で乗り換えましたが、うわさの上野東京ラインを初めて見ました。快速アクティー小金井行きってすごいな・・・。



湯河原で185系特急「踊り子」を撮影してみます。



小田原から小田急線に乗って渋沢でVSEを撮影します。ちょうどVSE10周年のステッカーが貼られていたのでね。



厚木に用事があったのでここで降ります。バスが来るまで神奈中のバスを撮っていましたが、エアロスターか西工しか来ないね。



翌日4月2日。朝っぱらから東急田園都市線の撮影。東京メトロ8000系の最期のチョッパ制御車の撮影が目的なのですが、午後になるまで田園都市線に戻ってこないとのこと・・・。
第二目標としてスカートの付いた8590系の撮影ですがこれは楽に達成出来ました。何で今更スカートを付けたという感じですが違和感ありますね。



その後は渋谷駅で銀座線の01系と1000系の撮影をば。ちょうど過渡期って感じでこんな新旧並んだ写真も撮れました。



五反田駅から再び東急線に戻り、池上線の1000系1500番台を撮影。東急の電車はどう塗ってもだいたい似合うので、これもなかなかいいですな。



で、本命の8000系のチョッパ制御車8110F。チョッパ制御車は東京メトロ全体で見てもこの編成しか無く、これも今年7月までにVVVF制御に更新されるとのこと。
電車の制御方式の引退装飾も珍しいですが、チョッパ制御は東京メトロ(営団地下鉄)が開発実用化したので思い入れも大きいということでしょうか。



さらに御徒町駅で上野東京ラインの列車を見てみます。まあー、色々やってきますねえ。ちなみに乗車はしませんでした。



ついでに山手線のE231系も撮影します。先行量産車が投入される前に記録を進めていくこの意識の高さ。



で、上野駅に行って臨時化された寝台特急「北斗星」の運行初日の列車を撮影します。
久々に引退間際の列車を駅で見に行くという火中の栗を拾いに行くようなことをしたような気がしましたが、それほどひどくはなかったです。まあ段々ひどくなっていくんでしょうけど。



帰りは高速バスに乗りました。JR東海バスのエアロエースに乗りましたが、新宿の高速バスターミナルにJR東海バスが乗り入れてくるのはなんか違和感だね。



その後4月5日。いぶき氏と共に大井川鉄道に。桜の開花時期に合わせてSL急行の増便が行われたのでそれの撮影に。ただまあ、天気がもう雨でクソ。
撮影地の家山駅までの列車は期待の新人7200系。また東急の路線が増えたな・・・東急大井川線。大井町線と紛らわしい。



近鉄の16000系。昔は吉野線の特急だっただけに桜と合わせるとなんかそれっぽい・・・ように見える気がする。



臨時SL急行はC11形227号機。「さくら」ヘッドマークも2年ぶりに掲出されました。



定期の急行は家山駅の先にある駿遠橋から。牽引機はC10形8号機。



電気機関車も撮影します。煙や蒸気がよく残るので後追いでも真っ白だ。



7200系も桜と絡めて撮影しました。いい感じですね。


はい、以上です。
今日はとりあえずダイジェストでしたがいずれちゃんとやります。
いずれっていつなんでしょうね(この前更新した去年の11月の出来事の記事を見ながら)

UVicとLangfordでバスを撮影する 【2014/11/28】

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急に思い立ってビクトリア大学(UVic: University of Victoria)のバスターミナルに行ってバスを撮影することに。



SOM28D。



Pointer2。



今日の目当てがこのEnviro500の76X系統Swartz Bay行き急行。
金曜日の午後に2便だけ運行されるレア系統です。UVicを出ると終点まで停まりません。
ちなみに日曜日の夜にはUVic行きの76X系統が運行されます。大学生が週末にバンクーバーに行く需要に合わせた系統なんですな。



発車したところも撮影しておきます。



D40LFの16X系統急行Uptown。これも平日だけの系統。



D40LFの39系統Royal Roads。



SOM28Dの12系統Univ. Heights。
とまあこんな感じでした。



後日、12月1日。今度はラングフォードLangfordのバスターミナルに行ってバスを撮ることに。
その前にまずはビクトリアのバスディーポに行ってバスを見に行きます。Pacific CoachのH3-45。通常の白と青の塗装ではなくて赤と銀色の塗装にフェリーのイラストが描かれたタイプでした。珍しいってことでいいのかな。



ラングフォードのバスターミナルに。ダウンタウンから40分くらい。



道路の路肩にベイが5つくらい並んだようなターミナルです。裏手には廃線になった線路が。



ラングフォードからダウンタウンへ向かうバスは大型車が使われますが、それ以外の行き先に使われるバスは小型のSOM28Dです。
SOM28Dをたくさん撮影するにはうってつけ。



線路は普通に単線。



1ブロックダウンタウン寄りに歩くとラングフォード駅が見えてきます。この小さな屋根付きベンチとコンクリートの地面が駅施設の全てです。
あまりにあっさりとしたものだったので、当時はこれが駅だと気づきませんでした。



駅の配線は本線と副本線の2本ですが、末期には副本線を使うということはなかったようですねえ。草ボーボーだ。



なんか本の表紙に使えるかもしれない写真。



何本かSOM28Dを撮影して撤退しました。

初めてのバンクーバー遠征 最終回 【2014/11/22】

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スカイトレインに乗ってダウンタウンに戻ります。後面展望の席ゲット。



後続の列車が追いついてんだけど・・・。



小腹がすいたんでウォーターフロント駅の駅前で目についたホットドッグの屋台でおやつ。
Japadogっていう日本人が経営しているお店だそうですよ。



なんとかドッグにしました。桜えびの乗ってるやつ。うまかった。



もうすることがないんで、時間になるまで見バスします。
E40LFR。



LFS。ラジエーターが床置きの初期ロット。なので後部の座席が若干犠牲に。



D40LF。旧型のバスはほとんど見ないです。郊外に行かないと見れないんじゃないかな。



カナダラインに乗ってブリッジポート駅へ。



駅では620系統が来るまで見バス。Orion V。



D60LF。D40LFの連接版。



Orion Vの601系統South Delta。



XDE60の620系統に乗ってフェリーターミナルへ。



ベイに停泊中のフェリー。かっこいい。



フェリー内の食堂で夕飯を食べているうちにビクトリア側のフェリーターミナルに到着。



ターミナルのバス停から70X系統のバスに乗って帰りました。
おしまいです。

二回目の渡航

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先日日本に帰ってきましたが、あれはただの休暇だ。4月18日にまたカナダに渡りました。
日本最後の食事は羽田空港国際線ターミナルにあるせたが屋ラーメン・・・の後に食べた吉野家の牛皿。



いつものB767-300。JA611A。7月から機材が787になるらしい。



機内食。チーズハンバーグとかサラダとか。
機内では半沢直樹の後半を一気観して寝ました。



外が明るくなってきたので撮影をば。



まあこんな感じで。
着陸前の軽食は寝てて食べ損ないました。



バンクーバー空港に着きました。もう慣れたものですね。自分でも驚いていますが。
横にKLMのA330-300(PH-AKA)がいたので撮影。



ここまで乗ってきたANAのB767-300(JA611A)。



バンクーバーからビクトリアへはおなじみDHC-8-300(C-GSTA)で。

というわけで、再びカナダで生活していきます。よろしくね。

先々週あたり行ったところ

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日本にいる間にいったところのとても簡単なまとめその2。



4月9日。三島に用事があったのでついでに沼津まで足を伸ばしてバスを撮影。伊豆箱根バス、東海バス、富士急と彩り豊かですが基本的に中型バスしか来ないのね。
写真は伊豆箱根バスのエルガミオ。



4月10日。静岡鉄道の急行電車を撮影。置き換えが決まった1000系。まだ先のことですが、特に急行運用は今後もしっかり記録していきたいですね。
写真は1011Fの通勤急行。新型車には急行のHMは継承されるのかが気になるところ。引き続き掲出されるといいなあ。



1012Fの急行。
午後の紅茶ラッピングが黄色のものから白と紺のものに変えられていました。静鉄バスのかなり昔の塗装(銀バスよりも前)がこんな感じだったような。他にすぐ思い浮かぶのは上田電鉄の丸窓電車の塗装ですね。



静岡駅でしずてつバスも撮りましたが、とくにこれといったものはなし。
写真はエアロスターとエルガ。



4月11日。ZBSワロス鉄道に拉致られる。
北海道に行くと聞かされていたのに乗る機材はスターフライヤー。あれ?
写真はA320-200(JA07MC)。



もうネタバレしちゃいますが、騙されて山口に連れて行かれました。
新山口駅から「SLやまぐち号」に乗ります。



終点の津和野まで乗りましたが、特になにも無し。とんぼ帰りします。



山口駅周辺でSLの返しを迎撃することにしたのですが、それまで数時間暇になるのでなんとなく山口県庁へ。
日本一しょぼい県庁最寄り駅と言われる山口駅にある県庁なんだからきっとしょぼいと思っていたらいい感じの近代建築が。しかもここは庁内も見学できるというのだから素晴らしいです。山口面白いじゃん(テノヒラクルー



翌日4月12日。引き続き拉致。
徳山からフェリーに乗って大津島へ。かつて人間魚雷「回天」の訓練基地があったところです。



さらに周防大島にある陸奥記念館へ。戦艦「陸奥」の艦首やら副砲やらが展示されていました。海軍力の高い一日だった。



広島駅へ。カープ電車と遭遇。2015年仕様は赤と白をベースにしています。



期待の新車227系とも遭遇。ここ本当に広島か?



岡山からは初乗車となる寝台特急「サンライズ瀬戸」で東京へ。カーペットカーでしたが余裕の勝利でした。敗北を知りたい。でも次は寝台に乗りたいですね。



最終日4月13日。
昨日までの天気から一転して雨になりやがったので基本的にどこも行く気が起きないわけですが、やはり拉致られて連れて行かれたのは新整備場のJALの整備工場見学。
間近で見るB777に圧倒されます。でけー!



秋葉原で店を物色して、JR東海バスの高速バスで帰宅。
鈍行の電車で行くよりも安いし座席もいいし乗り換えないし寝れるしで、東京から静岡へ帰る時のルートとして今後定番化しそうです。



4月15日。
1泊2日で伊豆北川の温泉旅館に泊まりに行くことに。伊豆急行2100系「リゾート21」の3次車に乗りました。



翌4月16日。
帰りの電車は「アルファリゾート21」でした。実はこれに乗るのは初めて。



アルファリゾート21に乗れたのはよかったのですが、ちょうど伊東線の線路陥没による運転見合わせに巻き込まれて、伊東駅で立ち往生する羽目に。
すぐに代行バスが出たのでまあよかったですが、ちょっと対応良くなかったかなあ。まあ、伊豆東海バスの列車代行表示が見られたのは収穫でした。

とまあ、こんな感じでした。本掲載はかなり先になりそうですが、まあ待ってください、はい。
おしまいです。

北米project ~Advance to U.S. その1 【2014/12/19~24】

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北米ではクリスマス休暇ということで一週間くらい休みになります。
というわけで、どこかに出かけようと思って目的地に設定したのはアメリカはシアトル。ビクトリアから飛行機やフェリーも就航している、ビクトリアからも近い街です。
初めてのアメリカ進出にはうってつけと思い今回行くことにしました。シアトルに行く前にバンクーバーなどで少し寄り道もしていきます。
というわけでようやくスタートですね。UVicを出るとノンストップでスワーツベイまで走ります。一度乗ってみたかったんですよね。



初日:12月19日(金)
ビクトリアからはまずビクトリア大学(UVic)に行って、BCトランジットBC Transitの76X系統急行スワーツベイSwartz Bay Express行きに乗ります。車両はTrident3です。
金曜日に2便だけ運行される系統です。



フェリーターミナルに着きました。ここからフェリーに乗ります。乗るのがもう2度目なのとコンセントが確保できたのでずっと船内にこもってパソコンいじってました。



ツワッセンTsawwassenのターミナルに着いたらトランスリンクTrans Linkの620系統急行ブリッジポート駅Bridgeport Station Express行きに乗ります。車両はD60LFですね。



ブリッジポート駅に着きました。トランスリンクのバスを見ます。D40LF。トランスリンクの塗装ってなんだか見覚えがあると思っていましたが、ランテックのコンテナですねこれ。



D60LF。



スカイトレインに乗ってバンクーバー空港へ。



空港のフードコートで飯。ラーメンっぽい何かを食べました。なんでこっちの人間はもやしを生で出すんだ・・・。



空港からはパシフィックコーチの高速バス「ウィスラーエクスプレスWhistler Express」に乗車。車両はH3-45。
終点のウィスラーには行かずに途中のスコーミッシュで降りるのですが、降りるのが自分だけでしかも普段からそこで降りる人がいないせいか運転手に変な顔されました。
ちょっと不安なんだけど・・・。行きはいいんだけど帰りとかどうなるんだろう。
帰りはあらかじめ予約してないと寄らずに通過していくよとも言われました。ちゃんと予約できているはずだけど大丈夫なんかこれ。いや割とマジで帰り不安。



で、スコーミッシュで降りました。町の少し外れで降ろされるので、中心部にあるモーテルまでは歩くことに。だいたい15分くらい。
歩くのはともかく雨なのと周りが暗いのが嫌でしたねえ。見知らぬ町を夜一人で歩くというのはなかなか怖いものがあります。運転手にも心配されました。
正直次はもうやりたくないです。心臓に悪い。怖いかクソッタレ当然だぜ。



今夜の宿、モーテルですね。泊まるの初めて。
部屋のドアを開けてもルームサービスや元コマンドーはいなかった。安心した。



部屋はこんな感じ。寝泊まりするだけならまあ必要最低限という感じ。

初日はこれでおしまい。翌日に続く。


その2へ→

【1/72】 零式艦上戦闘機二一型(宮部久蔵搭乗機 雷神部隊)製作

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去年の夏に作ったものの話でも。
模型サークルの会合(という名の呑みの席)で、プラモの展示会をするから何か持ってきてねと言われました。表に出せるようなプラモなんてねえぞと焦った私は急遽新作を作ることに。
製作するキットはまずガンプラが思い浮かびましたが、すごく丁寧に作る人がいるのでこれではあんまりだと真っ先に除外・・・。
艦船プラモは幸い作る人がいなかったので比較されることはないのですが、当時艦船プラモは走行駆逐艦用の数を揃えるのに手一杯で展示会に回せるキットがなかったのでこれも却下。
となると、あとは航空機。航空機を作る人も他にいるわけですが(もちろん上手い)、なるべく同じ土俵には立たないようにする作戦でどうにか妥協。



選んだキットはたまたま積んでいたタミヤの1/72零戦二一型永遠の0仕様。
キットの出来の良さは以前にも作った同社の五二型で既に知っていたことなので、これならば素組でも十分見栄えのするものが作れるとこれに決定。
キットには劇中に登場した空母赤城搭載機、ラバウル航空隊および鹿屋基地第七二一航空隊(雷神部隊)の各仕様が作れるデカールが付属しています。
選択したのは雷神部隊仕様、つまり特攻機仕様です。劇中でも特攻が大きなテーマになっていたことと特攻機の零戦はあまり見ないのでこの機会に作ってみようというのが理由ですかね。



特攻機を作る上で外せないのが腹に抱える爆弾なわけですが、キットにはこれが付属していないんですね。ちょっと不親切なんじゃないの?
なので、どこか別のキットから爆弾を調達せにゃならんのですが、意外と無い。1/48だとそこそこあるんですが。
どうにか見つけたフジミの1/72九九艦爆から調達。



爆弾がこんな感じ。250kg爆弾です。爆弾のアタッチメントは九九艦爆と同じものかとおもいきや、違うものでした。
こればっかりはプラ棒と真鍮線でスクラッチしました。一応、他の作例や実機の写真を参考にしましたがちょっと簡略化しています。
製作中の写真は撮り損ねたのでこれはギャラリーにて。



スプレー塗りしてデカールを貼った状態。緑はキットの指定通り中島色で塗装。三菱色よりも暗い緑です。



機体の塗装剥げ処理をしていきます。塗装直前に手に入った映画のBDの付録の資料集に当該の零戦のCGが載っていたので、それを参考に塗りました。
コックピット周りは盛大に剥げていたのでそのように。他の部分もまんべんなく剥げさせました。ちょっとやりすぎたかな?



ハゲチョロ終了。きれいな機体にハゲチョロだけだとなんか不自然なので、これの後にウォッシングをかけて汚してみました。実感的になったと思います。

こんな感じで完成しました。
完成写真はギャラリーにて。

【ギャラリー】 大日本帝国海軍 零式艦上戦闘機二一型(宮部久蔵搭乗機 雷神部隊) 【1/72】

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零式艦上戦闘機いわゆる零戦は、太平洋戦争の全期間を通じて日本海軍の主力であった戦闘機で、同戦争を代表する名機のひとつ。
徹底した軽量化とそれによる高い運動性と操縦性、強力な20mm機銃2挺、同世代の米軍戦闘機を大きく上回る3000kmの航続距離とあらゆる面で高性能を発揮した。
これらの機体性能となによりも熟練搭乗員の技量により、中国戦線や太平洋戦争前半では敵戦闘機を圧倒したといわれる。

零戦二一型(A6M2b)は、零戦の先行量産型とも言える一一型(A6M2a)を基に、空母への搭載出来るよう仕様変更した戦闘機である。一一型には無かった主翼の翼端の折りたたみ機構や着艦フックなどが追加装備されている。その格闘戦能力の強さと長大な航続距離で緒戦の快進撃を支える。
それでも大戦後半になると、敵新型機の投入や零戦の性能・弱点が露呈していくことで劣勢を強いられるようになる。
大戦末期には特攻兵器としても用いられ、多くの若者の命とともに散っていった。


というわけで、零戦二一型(宮部久蔵搭乗機 雷神部隊)です。
前回の五二型同様、小説およびそれを基にした映画「永遠の0」に搭乗する架空の人物宮部久蔵が登場した零戦です。この機体(721-61)は、鹿屋基地の第七二一航空隊(雷神部隊)に所属する機体で、特攻機として、宮部久蔵最後の機体として用いられました。
今回はそんな二一型を作りました。



模型サークルの会合(という名の呑みの席)で、模型の展示会のようなものをやるから飾るもの持ってきてねと言われて、半月くらいで急いで作りました。当日の前夜はほぼ徹夜だったような。
締め切りや期限を設けるとだいたいダメなものが出来てしまうのですが、今回はうまく作れたように思えます。というか2014年に作ったものの中では一番の出来かな。



この零戦の一番の特徴は、腹に爆弾を抱えた特攻機ということなのですが、見えにくい位置にあるので果たして展示していた時にどれほどの人が気付いてくれたか。展示中も特攻機という説明は無かったからなあ。






250kg爆弾を抱えているのですが、いざ装備させてみると小さく見えますね。もっと大きいものだと思っていたのですが。ちょうど800kg爆弾ぐらいのイメージでした。
ちなみに宮部の教え子である大石賢一郎の乗機が劇中で800kg爆弾を装備していたんですが、1/72で800kg爆弾あるのかなあ?















今作の肝といえる250kg爆弾。時間なかったんでヒケの修正とか飛ばしてしまいました。ちょっと反省。
アタッチメントはプラ棒と真鍮線からスクラッチ。それ以外には見えないぐらいには作れたと思います。



ハゲチョロ。もはやチョロってレベルじゃないですが、劇中でこれくらい盛大に剥げてたのでそのように。
一応、映画の資料集に載っていたCG図を参考にしています。



主翼も結構剥げさせました。あとは使い込まれた機体ということで全体的にウォッシングをかけました。硝煙で汚れる機銃の後は重点的にかけました。あんまり目立たないですが。






最後に五二型と並べて。並べて比較すると主翼の形状が随分違うのが分かります。
他の仕様や型も作りたくなってきますね。またそのうち作りましょう。

以上です。

北米project ~Advance to U.S. その2 【2014/12/19~24】

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2日目:12月20日(土)
モーテルを出発。もうどうしようもねえくらい曇ってますね。今にも雨が降りそう。てかもう降ってる。まあ冬季は雨が多いから本当どうしようもないのですが。



朝ごはん。適当に目のついたChef Big D'sというところで食べました。田舎にしてはお客でいっぱいの店で、出てきたプレートも美味しかったです。
また来る機会があればまたここに食べに来よう。



店の裏手には線路が見えるので覗きに行ってみましたが、見事な廃線だ。なんでここだけ撤去した。
昨夜バス停からモーテルへ歩いている途中に踏切を渡ったので、もしかしたらここの線路は生きているのではと思ったのですが・・・がっくし。



ちなみにスコーミッシュSquamishはロッククライミングが盛んとのこと。あの岩場とか登るのかな。



(レストランからは)このバスを使おう。奴にはもういらん。
最寄りのバス停でBC Transitのバス、Dart SLF+Pointer2の2系統ガリバルディハイランズGalibaldi Highlands行きに乗ります。
BCトランジットはBC州のバンクーバー以外の各地に路線を持っていますが、スコーミッシュもそこのひとつです。ビクトリアと管轄は違うようですが。スコーミッシュ営業所といったところですかね。路線は全部で4系統・・・少ねぇ。
車種は全車がこのPointer2の模様。ちなみにビクトリアにいるものと違って、ドアが前側にしか無いトップドア仕様。やっぱり田舎。車体長も30フィートとビクトリアの35フィートよりも短いです。
今回は2系統に乗りましたが、これから行く場所には1系統と4系統でも行くことが出来ます。



バスの車窓から線路が見えますが、あれ、貨車がたくさんいる。



最寄りのバス停で降りて目的地に向かってるいていくと今の線路の踏切を渡りましたが、どうやらこれ駅ですねえ。プラットホームが見える。
あれ、もしかして生きてる?さっき見た廃線跡は支線で、今いるこの本線らしきものはまだ現役?

まあこれの答えは後ほどわかるので(ネタバレ)今のところはスルーするとします。



踏切の向こうを歩いて行くとなんか車輪が出てきました。



何が書いてあるかわからん。いや、一文字一文字はわかるんだけど単語にするってなると分からないねっていう。
日本の車輪だと彫られているのが断片的でも頭の中の知識と繋げて「ああ、これはなんとか形のなんちゃら番台かな?」って見当つけられるんですが・・・。



というわけでやってきました、最初の目的地ウェストコースト鉄道博物館West Coast Railway Heritage Parkです。
西海岸側ではけっこうデカい鉄道博物館らしい。では入って行きましょう。



敷地内のライブスチーム用の線路が。敷地いっぱいに広がっているような感じでなかなか乗り応えのありそうなライブスチームですね。
この日は雨だしオフシーズンだしでおやすみ。



で、入っていきなりこれですよ。
こりゃすごいところだぞきっと。



館内に入って最初に目にするのはカナダ太平洋鉄道 蒸気機関車「ロイヤルハドソン」2860号機 No.2860 Canadian Pacific Railway "Royal Hudson"
1929年製の4-6-4軸配置のハドソン型(2C2)。2800号機~2864号機の65機が製造された。重量は293.7t、牽引力は19,204kg、最高速度は144km/h。
1939年、2850号機はジョージ6世とエリザベス女王がカナダを訪問した際のお召列車の牽引機に指定された。その時の働きに感銘を受けたジョージ6世は、この機関車を「ロイヤル」と呼ぶことを許し、このハドソン機の各機のランボードにはそれを示す王冠が取り付けられた。
この2860号機は1940年6月製造、引退後の1964年にバンクーバーの鉄道博物館に引き取られ、1974年にブリティッシュコロンビア州が観光列車用に購入、そして2000年にここWCRHPにやって来た。現在も動態保存機としてイベント列車を運行している。



というわけで博物館の目玉ロイヤルハドソンです。2800形とは呼ばないらしい。入口の看板にも描かれていましたね。
北米の蒸気機関車というと武骨で男らしいイメージがありますが、ロイヤルハドソンは曲線を多用した美しい外観ですね。どちらかと言うと欧州寄りのデザイン?
ランボードには最高の栄誉とも言えるイギリス王冠が。



きれいなハドソン配置。日本だと軸配置は2C2と車軸の数を表記しますが北米は4-6-4と車輪の数を表記します。ホワイト式っていうんですって。
車体もかなりの巨体で、たぶん日本のC62形と同程度の大きさ。動輪直径は1700mm以上あると思います。
すごいのはこれを動態保存しているということで、いやほんと恐れ入る・・・。すごいよ本当に。羨ましい。



火室も巨大。この巨大な火室を支えるために設計されたのがハドソン型ですからね。
ちなみに最初のハドソン型はニューヨークセントラル鉄道の5200形。ハドソンの由来はハドソン川からです。



テンダー。台車は3軸台車が2つ。64,600Lの水と4,100ガロンの重油を搭載できます。
石炭については記述がなかったので、重油専燃機なのかもしれません。北米じゃ割と多いようで。



最後にローアングルから。綺麗だし立派だし本当に美しい機関車です。動いている姿も見てみたいですね。



館内の2階のバルコニーに出ると広い敷地にたくさんの保存車が。
さすがに気分が高揚します。



2階から下を覗いてみると自動車が。保線用にパシフィックグレートイースタン鉄道が導入したフォードのV8のようです。グレイゴーストとも呼ばれていたようで。
ナンバーが付いているからたぶん走れるんじゃないかな。


まだまだ始まったばかり。続きます。

その3へ→

クリスマスパレードを観覧する 【2014/12/06】

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クリスマスの前の12月6日。ビクトリアのダウンタウンでクリスマスパレードが行われるという話をホストファミリーに聞いたので一緒に見てきました。
パレードっていうとディズニーランドのアレを想像してたんで、今回のもそういうのなのかなあと思っていました。



予定の通過時刻よりもけっこう遅れてパレードの先頭が到達。
警察の先導でパレードが始まります。パトカーですね。



!?!?
パトカーの次にやってきたのは車体全体を電飾されたトラックが!
そうか、こう来たか・・・俺得じゃないか!!一気に気分が高揚していきます。



ピックアップトラック。ルーフからトナカイが飛んでいますw
すごい電飾に驚かされます。さすがクリスマス、ガチじゃねーか。



トレーラー。HOHOHOのバンパーに笑う。
それとですねえ、各車がクラクションをしつこく鳴らすものですからやかましいです。中にはクラクションでジングルベルなんかを演奏する車もいます。お祭りなんでいいんですけどね。



消防車??



トレーラーの荷台にも気合の入った電飾が。ソリにはサンタが乗っています。



これは間違いなく消防車。



スクールバス。



トレーラーの荷台の雪だるま。



赤鼻のトナカイのトラック。



キャンディケインが乗っかったトラック。もう何でもありよ。



コンクリートミキサー車。



タンクローリー車。カナダのタンクローリー車はタンクが2つ連結されていてびっくりする。



ショベルカーが乗っかったトレーラー。



ソリのコスプレをしたピックアップトラック。



キャブオーバー型のトラック。これは珍しい。
カナダ・アメリカのトラック・トレーラーはボンネット型が主流です。今まで通過していったそれらも全てボンネット型でした。
逆にキャブオーバー型のトラック・トレーラーは極めて少数派です。中型・小型車がまれに走っているくらいで、大型車に至ってはゼロだと思います。
キャブオーバー型は安全性や快適性がボンネット型と比べて低いのでそこら辺が労働組合から嫌われているのかもしれません。想像ですが。
あとはボンネット型のデメリットを無視出来るだけの国土・道路の広さですかね。トラックひとつ見てもこの国のデカさが分かります。



レトロ調の路面電車風のバス。カナダでもこういうのがあるんですね。



ロンドンバス。これは以前にも見たことのあるタイプですね。



随分と古い消防車。
ライトケースが大昔の日本のバスみたいで妙な親近感が。



トレーラー。
これで終わりです。

はたらく車のオールスターという感じでとても楽しめた面白いイベントでした。


【Christmas 2014 Truck parade Victoria BC】

動画もあったので置いておきます。上に載せなかった車もたくさん出てきますぞ。
最初からこれ見せろって?うるせーばかやろー。

北米project ~Advance to U.S. その3 【2014/12/19~24】

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ウエストコースト鉄道博物館編その2。ロイヤルハドソンの隣に展示されている客車を見ていきます。



カナダ太平洋鉄道 8号客車「アルバータ号」 Canadian Pacific Railway No.8 "Alberta"
1929年7月製。車体製造はナショナルスチール社が、内装仕上げはCPRのアンガス工場で行われた。CPRの幹部とその部下用のビジネスカー。彼らの職場であり家であり娯楽施設でもある。内装はワニス塗りが施されたマホガニー材と真鍮の調度品で仕上げられている。
1970年に引退後、レストランとして再活用するために改装が施された。寝台は取り払われ、厨房が拡大・改装された。ウエストコースト鉄道協会(West Coast Railway Association: WCRA)に引き取られたあともこの状態のまま保存されている。

巨大な蒸気機関車の次は戦前製の客車です。ダブルルーフが特徴的です。これは良いものですよ。



台車の車軸は3つ!3軸台車だと乗り心地が良くなるとされています。その代わり整備性が犠牲になりますので、ビジネスカーのような上等な客車にしか装備されませんでした。
3軸台車を履いた客車は初めて見ましたねえ。



車内にも入れますので、突入します。
最後部のデッキから入ると、高級ソファーが並んだラウンジが。ここはオリジナルのままなのかな?



ラウンジを抜けると次はダイニングが。けっこうゆったりとした造り。一組のお客さんしか入れない感じですね。



最後に厨房。かなり近代化改装されています。
日本でも昔流行った客車レストランですが、この形態で保存されるのも珍しいことのように思えます。



クライスラー エアフローモデルCU 1934年式 Chrysler 1934 Airflow Model"CU"
アメリカの自動車メーカークライスラーが開発した乗用車。斬新な流線型デザインとスケルトンボディを導入した先進的な車だったが、当時は先進的すぎて当時の人々に受け入れられず商業的には不発に終わった。
この個体は1981年に個人が買い取りレストアしたもの。

当時の人類には早すぎた自動車。確かにこれ以前の車とはデザインが大きく異なります。箱にボンネットが張り出したような車体形状です。



エアフローのリア。つるんとしたリアに後輪カバーが特徴的。



フォード 消防車1944年式 Ford Fire Truck 1944
軍事用に配備されたフォードの消防車。1966年にパシフィックグレートイースタン鉄道に売却され1975年まで使用された。
1978年にBCトランスポーテーション博物館に寄贈されたが、後にWCRAに移された。



これもまた古いタイプの消防車です。荷台に載ってる装備も古めかしい。



カナダ太平洋鉄道 16号客車「ブリティッシュコロンビア号」 Canadian Pacific Railway No.16 Business Car "British Columbia"
1890年製。元来は寝台車であったが、1912年アンガス工場にてビジネスカーに改装、その後引退するまでCPRの大陸横断列車に使用された。
1961年にWCRAが買い取り、1971年には観光鉄道に貸し出された。1983年に返却されたが、その状態は重症とも言える有り様であった。
同年から1990年まで36万ドルと80,000人時をかけ修復作業が行われ、1990年7月30日の100歳の誕生日に間に合わせたという。

ビジネスカーその2。こちらはレストランに改造されずビジネスカーの状態で展示されています。
造られた時代も古く、装飾も豪華なものになっています。展望デッキも付いてるよ。ちなみにWCRHPで最も古い車両がこれです。



台車は当然のように3軸。

さて、今回たびたび出てくる「ビジネスカー」という単語ですが、旅客機によくあるビジネスクラスとは意味合いが異なります。
ビジネスカーとは特定の人物・個人が私用などで乗るための客車で、そこに公共性はありません。他に「プライベートカー」という言葉がありますが、そちらの方が意味の通りが良いですね。とはいえWCRHPではビジネスカーと表記されているのでとりあえずこのように。
アメリカ・カナダなど北米で普及した客車で、富豪が旅行に使ったり鉄道会社の幹部が仕事で使ったりと用途は様々でした。現代だったらプライベートジェット(ビジネスジェット)に相当するものでしょうか。

このブリティッシュコロンビア号はCPR所有の客車で、鉄道会社の幹部とその部下および給仕の計3人を普段は乗せていました。ちなみに最大定員は10人。



展望デッキから中に入ると、ラウンジが。
ソファーの上にあるのはどう見ても寝台。583系のと同じ形だ。でもこの寝台はいわゆるエキストラベッドで、本来は使わない想定だと思います。



廊下に進みます。廊下の壁はロッカーになっています。これはいい装備ですね。現代の列車にも欲しいかも。



寝台ブロックの廊下。コンパートメント型の構成になっています。日本の開放B寝台と同じような感じね。開放Bは部屋の仕切り無いけど。
ちなみに内装にはマホガニー、カバ、カエデ、クルミが使われています。



一番大きい寝室。たぶん幹部の寝泊まりする部屋でしょうね。もう簡易寝台なんてチャチなもんじゃねえ、普通のベッドが置かれています。
写真に写っていない部屋の左側には洗面台があります。トイレもあります。もうこの部屋にいるだけで生活できます。



その隣。幹部の部下用と思われる部屋。幹部部屋よりは狭い。かなり窮屈そうなボックスシートです。



座席の上には寝台が収納されています。やっぱり583系を彷彿とさせる。いや、時系列的にはこっちが先なんですけどね。
それにしても、ベッド短くないかなあ。まっすぐ寝れないんじゃないこれじゃ?



洗面所。トイレもあります。



給仕用と思われる寝室。一番しょぼい。



給仕の使う厨房。原型を留めています。少なくともアルバータ号ほど近代化されていない。



最後にダイニング。ここで食事を摂ったり仕事をするってことですね。

ビジネスカー、とても興味深いものでした。まさに優雅な鉄道旅という感じでしたね。
ラウンドハウス内にある車両はこれでおしまい。次回からは屋外展示車を見ていきます。


その4へ→

水上機の撮影と鉄道模型の運転会 【2014/12/13】

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ビクトリアのダウンタウンで鉄道模型の運転会の公開があるんだそうで、それを見てきました。
ついでに、ビクトリアを発着する水上飛行機も撮影してきました。



水上機の前にバスディーポに寄ってバスの観察。
おなじみのパシフィックコーチPacific CoachのH3-45でした。旧型のMC9がいるといいんですけどねえ。なかなか来ない。



そして水上機撮影。そういえばちゃんと撮影したことなかったっけなあと思ったのでこの機会に。
まずハーバーエアHarbour AirのDHC-3(C-FJHA)がタッチダウン。すんごい反りますね。

前にも書いたかもしれませんが、ビクトリアには水上飛行機が発着しています。主にバンクーバー、バンクーバー空港、アメリカのシアトルへの路線が乗り入れています。
特にビクトリア・バンクーバーは共にダウンタウンに至近から発着し本数も十分あるので、利便性は抜群。移動時間も航空機なので早いです。利便性と速達性を兼ね備えた優れた交通機関です。ただしものすごくお高い。経済性はバッテンです。



続いてDHC-3(C-GHAG)が離水へ向けタキシング。ビクトリアのアイスホッケーチーム「ロイヤルズ」の広告が描かれています。



先ほど着水したC-FJHAが離水へ向けタキシング。これは通常のハーバーエアの塗装。
離水は遠くでやるので撮っていません。

DHC-3はデ・ハビランド・カナダが開発したSTOL機。愛称はオッターOtter(カワウソ)。乗員2名・乗客9名の小型飛行機です。
写真の水上機仕様の他に陸上機、雪上機にも対応できる汎用性の高さと頑丈性が売り。
元々はレシプロエンジン搭載の機体ですが、ハーバーエアの機材はターボプロップエンジンに換装したものが多いようです。



水上機撮影はこれで切り上げ。再びバスディーポを覗きに行きます。
停まっていたのはグレイハウンドGreyhoundの102-DL3のナナイモ行きです。このバスのメーカーはMCIで、H3-45を造っているプレボストとは違うメーカーです。
なので、パッと見の形は似ていますが細かい造作は結構違っています。



そしてメインの鉄道模型の会場へ。運転会と言っても見るだけで運転はできないです。大きいモジュールレイアウトが広がっています。



カナダ太平洋鉄道のRDC。要はディーゼルカー。スケールはHOでいいんだよな。
列車はDCCで制御されていて、時々スタッフがコントローラーのケーブルをモジュールに挿して操作していました。サウンドデコータも搭載されているし、日本との鉄道模型の楽しみ方の違いを感じましたね。



留置線。
奥になんだか見たことのない赤と白の列車が停まっていますが、ターボトレインという列車。編成の両端にガスタービン(!)機関車を連結したプッシュプル方式の列車です。ガスタービンエンジンってのがすごいですな・・・。
現在はどこも引退していますが、カナダではこのコンセプトを引き継いだLRCが走っている模様。でもあんまりカッコよくないんだよなあ・・・。



貨物列車の貨車はウェザリング処理されていて実感的な雰囲気を出していました。



モジュールを見ていくと、何箇所か専用線が分岐しています。
荷役作業中の有蓋車ですかね。有蓋車と言ってもすごくデカい。



コンビナートに留置されているタンク車。
専用線のあるレイアウトっていいね。覚えておこう。



田舎の小さな駅。
実際に何箇所か見てきましたが、まあ本当こんなかんじでした。これなんて駅舎とプラットホームがある分まだマシですよ。



ぐるっと周るモジュール。U字線とでも言えばいいのか?
貨物列車が長い。自分もついに北米Nゲージに手を出してしまいましたが、やっぱこれくらい欲しいですね。

こんなかんじでした。おしまいです。

北米project ~Advance to U.S. その4 【2014/12/19~24】

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スコーミッシュライオンズクラブ客車 Squamish Lions Club Car
1922年ハーランアンドホリングスワース製Harlon and Holling sworth。当初はレディング鉄道Reading Railroadの1332号だった。
1976年にははアメリカ独立200周年祭の時に走行したアメリカンフリーダムトレインAmerican Freedom Trainを構成するAFT204号としてアメリカ48州を巡業した。
1978年にBC州に買い取られ、ディスカバリー号Discoveryに改名、ミュージアムトレインとして運行。1984年からはロイヤルハドソン2860号機牽引の観光列車やBC鉄道BC Railのチャーター列車に使用された。
現在はWCRHPの扇形車庫の横に留置され、スコーミッシュライオンズクラブの会議室として、他にも鉄道ファン向けや他団体の会議、結婚式向けに貸し出しもしている。

扇形車庫の外に出たら脇に置かれていた客車。博物館の保存車リストには載っていなかったので出処が不明でしたが、試しにググってみたら簡単にヒットしました。ネット超便利。
ライオンズクラブってのは日本にもある社会奉仕団体ですね。他団体所有のためか柵が張られていて近づくことは出来ませんでした。ただ、外観はともかく内装はここに落ち着くまでの間に何度も改造されているようなので当初の面影は殆ど無いと思います。



パシフィックグレートイースタン鉄道 兵員輸送車722号 Pacific Great Eastern No.722 Troop Sleeper/Bunk Car
1944年プルマン社製。第二次世界大戦中、アメリカ軍兵を輸送するため寝台車を用いていたがこれが不足してきたため、これを緩和するために製造された標準的な兵員輸送用の寝台客車である。
戦争終結後には余剰車になることを見越して、後に荷物車に改造できるようあらかじめ設計されている。それを特徴づけるものとして「アライドフルクッション高速台車Allied full cushion high speed truck」を履いている。事実、戦後に1949台が余剰になった。
この722号は、アメリカ軍所有の兵員輸送車7723号車として第二次世界大戦の後半にアラスカ鉄道で走っていたものとされている。戦後の詳しい経緯は不明だがPGEに渡り、当初の設計通り荷物車に改造され使い続けられたようである。

兵員輸送車という日本では聞かない種類の客車です。兵員輸送車から荷物車へ改造ということですが、なるほど確かに窓が埋められたような跡がそこら中に・・・。ドアも荷物車に適した幅広の物が中央に配置されていますね。普通の寝台車だったら車端に幅狭のものを配置しますものね。これを寝台車と言われても初めは信じられないと思います。今は荷物車ですが。



で、これがアライドフルクッション台車。
どのような性能の台車なのかはよく分からないのですが、文脈から察するに寝台車としてよりも荷物車としての性能にパラメータを振った台車ではないのかなということと、戦時の粗雑・簡易な設計・製造の台車ではないかなということ。台車を観察してもここがこうだからこうなんだとか分かりません、はい。
これについてもググってみましたが、酷い乗り心地だとか脱線が頻発したとかそのせいで直通運用禁止になったとか、とても褒められた性能ではなかったようです。乗せていた米兵も下士官ばかりだったんでしょうねえ。士官は通常の寝台車で移動して。
というか乗り入れ禁止になったんなら台車換えるでしょ普通・・・なんでオリジナルのままなの。運用限定してた?



カナダ国鉄 2183号寝台車「ベルアイランド」 Canadian National Railways No.2183 Sleeper "Bell Island"
1924年製。落成当初は2号客車「オシャワOshawa」という愛称で、寝台12台、コンパートメント1室を備えていた。1939年には氷を使った冷房機器が追加で設置された。
1980年に54691号に改番され、廃車後にWCRHPに引き取られた。

資料にはベルアイランドと書かれていますが、実車は末期の54691号の状態で展示されています。



寝台車なので台車は3軸。



車内に入ります。ラウンジが広がっています。



コンパートメント専用の個室おトイレ。



コンパートメントの上側。ベッドが格納されています。



コンパートメントの下側。座席。これもベッドになるのかな。



開放寝台は通路を挟んで両側に寝台を配置したプルマン方式。昼間は寝台を格納してボックスシートにもなります。583系と同じ構造です。



座席仕様。うむ、583系だ。なお寝台は2段。



寝台を広げるとこうなります。



上段はこう。寝ているマネキンにびっくりさせられる。
583系にはあった明かり窓はこれには無いっぽいです。



ロッカーもあるけど鍵はかけられない模様。



割と広々とした共同の洗面所とトイレ。



パシフィックグレートイースタン鉄道 6002号雪かき車 Pacific Great Eastern Railway No.6002 Snowplow
1947年製。PGEが導入したラッセル式雪かき車。PGEは1990年台に雪かき車を全て売却したが、程なくしてBC州北部で再び使用するために買い戻したという。

日本でもおなじみのラッセル車。構造は日本のとほとんど一緒ですね。昔は蒸気機関車重連でラッセル車の高さほどまで積もった行きを除けていたとか。



車内。ん・・・キ100形の雰囲気が。
大きく違うのは空気タンクの配置。キ100はタンクを枕木方向に寝かせておいたのでタンクを跨ぐ必要がありましたが、6002号はレール方向に配置しているので通りやすいです。
棚も置かれていて、道具なんかを置いていたんでしょうね。



運転台からの眺め。



運転席。


その5へ→

ポートアルバーニの汽車に乗りに... その1 【2014/12/14】

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バンクーバー島には現役の鉄道がなく、動く鉄道に遭遇するためにはバンクーバーにでも行かないと叶わないのか・・・と思いながらネットサーフィンをしていたら・・・あった。現役じゃないけど。
ビクトリアから北にだいたい200km、ポートアルバーニという港町で蒸気機関車の保存運行がされているではありませんか。
おっしゃこれ乗ろうということになったわけです。



ポートアルバーニまではレンタカーで行きます。
ポートアルバーニへはビクトリアから高速バスが走っているのですが、ダイヤが不便で、現地で無駄な宿泊をしなければならず出費がかさみます。加えて、道中に寄っておきたい箇所がいくつかあったので、そこを訪れるのにバスでは不可能であるため。
要はレンタカーのほうが安くて気軽だよってことですな。

というわけでレンタカーを借りてきました。借りたのは日産アルティマAltimaの5代目(L33)。ティアナの北米版のようです。どうせならアメ車が良かったな。



早朝ビクトリアを出立して、まずはレディスミスLadysmithを目指します。1号線(トランスカナダハイウェイ)と19号線で一直線です。レディスミスはポートアルバーニまでの行程のだいたい半分弱の位置にある小さな町です。
目的地のポートアルバーニはそこからさらに北西の位置にあります。



着いたのがこちら。線路に蒸気機関車に貨車が保存されています。
蒸気機関車に乗るついでに島内に保存されている車両を見ていくという魂胆です。



コモックス森林鉄道11号蒸気機関車Comox Logging & Railway #11 Locomotive
1923年ボールドウィン製のミカド配置(2-8-2/1D1配置)のテンダー機。ドノバン・カーコリー材木社Donovan Corkery Lubberが購入し、1937年にコモックス林森林鉄道に売却。
1961年に引退するまでナナイモ湖からレディスミスまで丸太を輸送した。1962年からレディスミスに展示されている。

というわけで、レディスミスに保存されている11号機関車です。日本の森林鉄道のイメージから見たら大柄な機関車ですが、カナダだと普通なんですかね。
海沿いにあることも関係しているでしょうが保存状態はぶっちゃけ悪い。部品も何点か欠損しているよう。というのもこれを所有していた団体が資金繰りがうまく行かずに解散したとかなんとか・・・。車両は解体されずに現在もこのように残っているわけだが。鉄道保存も楽じゃないってことですな。



キャブ周りだけはどういうわけかきれいな塗装状態でした。解散後も有志によって整備は行われているということだろうか。



運転台に上ってみる。レバー類を残してあとはがらんどうです。撤去されたのか盗まれたのか・・・。



テンダーにはボギー台車が2つ。後ろの台車の左側のバネだけ板バネからコイルばねに交換されていました。



後ろから。



長物車。11号機関車以外は解説板が無かったので番号・経歴等一切不明。



まあ、丸太を運んでいたんでしょうなというのは想像できます。英語だとLogging carと言うのかな。



チューブタンブラー。
蒸気機関車のボイラーに着いたススを落とすために使われていた。

・・・と書かれましても使い方がいまいち分からない(解説板にはそれ以上は書かれていなかった)。
筒を回転させて遠心力でススを落とすってことなんかな。回すのはボイラー管1本1本なのかそれともボイラー全体を機関車から外して回すのか・・・。
まだ研究の余地があります。



中はこう。ゴミが・・・。
なんつうか、ただの筒じゃんっていう。



ちなみに車両を置いてある線路は伸びていて、それを辿ると隣にある青い建物に行き着きます。そしてちょうど扉の前でぶつかるわけです。
たぶんここは昔は機関区かなんかで、あの建物は工場だったんじゃないかなーというのが私の推論。ここのすぐ横にはE&N Railの本線もあるのでありえない話じゃないです。当の建物は閉まってたんで確かめられませんでしたが。



で、これ。いよいよ何者か分からない車両が出てきたというわけだ。



目を引くのはこのアームですが・・・。これ前後・上下にしか動かないんじゃないか。少なくとも左右には振れないだろうこれ。



アーム先端。
恐らく長物車に載せた丸太を下ろすもしくは丸太を長物車に積載するためのものかなと睨んでいますがこんなので出来るのかという疑問も。
いやホントわからんなこれは。



車体の中にはアームを制御するためのワイヤーが。油圧式じゃないんですねえ。



裏側。



台車を覗いてみると・・・あ?
ちょっと待ってちょっと待って。



シェイ式ですね~、自走しますね~、こいつは。
シェイ式蒸気機関車の足回りを流用して改造した車だとはたまげたなぁ・・・。
どっちにしろこれも要研究対象ですね。

つづく


その2へ→

ポートアルバーニの汽車に乗りに... その2 【2014/12/14】

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レディスミスには前回紹介した3両の他にもう3両車両が保存というか放置されています。
前回載せた写真の中にもちらほら写っていましたが気付いた人はいたかな?



無蓋車。車番は落書きによって読めなくなっていました。
よって経歴をたどるのは不可能でしたが、恐らくカナダ太平洋鉄道所属だった貨車だったと思います。



荷台はこんな風に荒廃していました。修復するとしたら木の内張りの部分は総取り替えになるのかなあ。



今は亡きレディスミス鉄道博物館の名残が。



カナダ太平洋鉄道 403979号有蓋車
Canadian Pacific Railway #403979 Boxcar
木造の有蓋車ですね。うんちが落書きされてる・・・うんちの形は世界共通なのか?そもそもあれはうんちなのか?



カナダ太平洋鉄道 402819号雪かき車
Canadian Pacific Railway #402819 Spreader
1912年製。ジョルダン式の雪かき車で、当初はE&N Railの28号雪かき車だったようです。
雪かき車というとラッセル式かロータリー式しか知らないので、イマイチ構造がわからないです。ましてや草木に覆われようとしている現状では・・・。



あと、こいつの正体がわかりました。名前はHumdurgin。なんて読むんだ・・・?用途はずばり丸太下ろし車。
やはりシェイ式蒸気機関車の足回りを流用して1945年に造られた改造車で、ガソリンエンジンを搭載していた模様。
レディスミスの港の脇に敷かれた線路に丸太を載せた貨車を並べ、そこに平行する線路にHumdurginを配置し、自走しながらあのアームを使って次から次へと丸太を貨車から押し出して水中に下ろしていたとのこと。
割りと効率的だったようで、貨車30両分の丸太を15分で処理できたと言われています。結局、1984年に鉄道輸送が廃止されるまでの約40年活躍を続けました。
以上、ネットからの情報。

投稿式のファンサイトなので信憑性は確かとはいえないと予め予防線張っておきますが、なるほど色々辻褄が合います。丸太を押し出すだけならアームを左右に振る必要がありませんし、アーム先端もあの程度で十分でしょう。自走するにもヤード内の移動であるならこのような運転台がどこにあるのか分からない姿にも納得です。
長物車と並行して展示されているのも丸太を積み下ろすシーンの再現と想像できます。尤もこれは車両の素性を知っているからこそ分かることであって、説明板のない現状の展示では知りようもありません。現に当時はまるで意味不明でした。
以上、とても興味深い車両でした。



保存車両の脇に建てられている建物。やはり機関区の工場っぽい?



最後に上から11号を撮ってこの場を去ります。



去り際に、道の途中で見えた謎の構造物の確認に行きます。位置は前回載せた地図に追加しておきました。
「スチームドンキーSteam Donkey」という名前の蒸気機関でした。蒸気ロバ。
19世紀初頭の林業における革命的な動力源でした。それまで牛や馬が丸太をスキッドロード(丸太道)の上で引っ張る方式に終止符を打つほどでした。遅くとも1949年までには姿を消しているとのこと。
と、いうことが書かれていましたが、具体的にこいつは何をしていたのかまでは不明。説明が足りない・・・。これで丸太を牽引していたってことでいいのかな?



計量器。
貨車に積載した石炭の重量を量るための装置。線路の下に設置されていた。具体的な機構は不明。

以上、レディスミス編終了。つづく。


その3へ→

北米project ~Advance to U.S. その5 【2014/12/19~24】

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自分でもびっくりするくらい進行が遅いですが、今回から少しは早くなるはず。



車掌車 Caboose
謎の車掌車。車番は不明で、資料には書かれていないしネット検索でもこれといったものはなし。完全に謎。
塗装からしてカナダ国鉄CNR所属の車掌車だったのではないかと見ています。

ただまあ・・・これは本当に車掌車だったのか?と疑うに足る装備が幾つか・・・。



>パンタグラフ!!<
なんでこんなものをつけてるん。
カナダの鉄道はほぼ全て非電化です。ウィキペさんによれば総延長50,000km弱の内電化路線は130kmほど。ただし、たぶんこの電化区間は地下鉄かライトレールなどの特殊な鉄道がほとんどを占めていると思います。貨物列車が往来するような一般的な鉄道は全て非電化・・・のはずです。
なのにどうして?



さらにこれ。謎の窓。北米の車掌車はもともと屋根の一部が一段高くなっているのですが、そこにさらに増築して窓を設けています。
謎の窓と言ったって、見て一発で架線検測用の窓だって分かったわけですが。
つまりあれだ、車掌車から改造された架線検測車だったのかなこれは。たぶんですが。
ただまあ、どこで使われていたのかは本当に謎。案外、カナダ国鉄から払い下げられたものが地下鉄やライトレールで使われていたのかもしれませんね。



貨車コーナー。有蓋車Box carですね。これはBCOL933016。
BCOLはBritish Columbia On Lineの略で、BC Railを表します。BC Railは2004年に廃止になっています。
さすがにすべての車両の手入れには手を回せないのか、荒廃が進んでいます。



有蓋車CN484692
1944年製。1999年のテレビ映画"The AtmicTrain"に出演した貨車。



車番不明。
倉庫として使われていました。



BCOL993039
これも倉庫になっていました。



CN406346
1914年製の小麦粉輸送車。これだけ木造の有蓋車ですね。



PGE4182
上記のような木造小麦粉輸送車の置換え用に1958年に製造。木造貨車よりも容量が大きく耐久力が高くメンテナンスが少なく済んだ。
保存食品の他にもLCL貨物用の貨車としても用いられ、漁船から新品のソファまで運んだという。



BCOL993043



有蓋車はこんなかんじにずらっと置かれていました。
道の反対側には元が何だったのかわからないような資材がそこら中に捨てられて置られていました。



パシフィックグレートイースタン鉄道 623号客車(研修車) 
Pacific Great Eastern Railway No.623 Coach (Rules instruction car)
1950年代に導入された座席車。車体側面にビード処理が施されているのが特徴である。1960年代にバッド社のステンレス客車が導入されると研修車に改造された。
改造に際し、車内には研修用のコンパートメントとギャレー、研修室が用意された。

車内は入らずに素通りしたんでなしです。



BC鉄道 BC-21号気動車 
BC Rail BC-21 Rail Diesel Car(RDC)
経歴等は不明。

個人的にこの博物館で一番見てみたかった車両です。これを見つけた時は思わず嬉しくなりましたね。
RDCとは、要は日本でいうところの気動車(ディーゼルカー)そのものといってよい車両です。
モータリゼーションの普及で旅客輸送量が減少していたアメリカ・カナダの鉄道各社の輸送効率向上のためにステンレスカーでお馴染みの米・バッド社が1949年に開発しました。
両運転台を備え1両から運転でき、総括制御もできるので多客時には適宜増結も可能、ステンレスカーなので塗装や補修の費用を浮かせられるなどの利点があります。
その利点が買われ、北米各地で運用されましたが現在はほとんどが引退しています。



台車。この形状はイコライザー式って言うんでしたっけ?
北米の鉄道の線路は旅客が乗るにはあまり良くない状態のようなので、今でも現役のイコライザー式台車を履いた客車が割りとごろごろしているそうです。



車内はリクライニングシートで快適な旅行を提供。



運転台は乗降デッキと同じスペースに設置。つまり独立した運転台はないです。
乗降扉のところにちょうど運転席が来るんですね。乗り降りの時どうするんだろう・・・。後ろからしか無いよね。



エンジンとか。同時期に製造されていた通常のステンレス客車にエンジンと運転台を載っけたかのようなスタイルが良いですね。ちなみに屋根に乗っているのは冷房装置ではなくてラジエーターです。
なおRDCはいくつか形式があって、このBC-21はRDC-1という客室だけで構成されたタイプ。日本でいうところの「キハ」。



連結部。幌はなし。そもそも乗客が通り抜けできていたのかが怪しいです。



BC鉄道 BC-33号気動車
BC Rail BC-33 RDC
やはり経歴は不明。

BC-21と連結しているRDC-3。これは客室と荷物室と郵便室を備えた車両。いわゆる「キハユニ」。
BC鉄道の車番ですが、塗装はPGEのものになっています。



荷物室と郵便室の扉。どっちがどっちかは知りませんが、たぶん扉の幅の広い左側が荷物室。
RDCの形式は他にも「キハニ」に相当する客室+荷物室のRDC-2、「キユニ」に相当する荷物室+郵便室のRDC-4、運転台のない中間車RDC-9があります。



正面から。
RDCは日本のキハ10系気動車に影響を与えたと言われています。単行運転が可能な点、総括制御、そして何よりこの前面デザインです。
貫通路構造に貫通扉左右の小さな窓と上のヘッドライト。パーツの配置がとてもそっくりです。明言はされていませんが、キハ10系が設計思想はもちろんデザインを含めてRDCに影響を受けたのは本当なんじゃないかなと思っています。
北米ではRDCで気動車の系譜は途切れてしまいましたが、日本ではRDCの思想を反映させたキハ10系から続く気動車の系譜が脈々と続いているのを見ると、RDCを一度見ておきたくなったわけです。
今回ここでRDCを見ることが出来たのは本当に良かったですねぇ。

つづきます。


その6へ→

ポートアルバーニの汽車に乗りに... その3 【2014/12/14】

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ポートアルバーニに行く前にもう一箇所クアリカムビーチQualicum Beachに寄り道をしていきます。



着きました。



ブローデル、スチュワート&ウェルチ4号蒸気機関車
Bloedel, Stewaet & Welch, Ltd. #4 Locomotive
1925年ボールドウィン製のミカド型タンク機。
やはり林鉄用に導入された機関車で、最大で30~35両の運材貨車を牽引できました。



というわけでクアリカムビーチにある4号機関車です。2-8-2タンクですがガタイは大きい。日本のC12形くらいはありそう。
レディスミスの11号と違い、状態は良好。屋根と金網でしっかりと保護されています。
動輪の直径は11号と同じかな?



まあ金網ってのは撮る際にはすごく邪魔なんですけどね。



後ろはこのようになっています。燃料は重油。石炭じゃないんですね。



そして、4号機関車の脇にはE&N鉄道の線路があり、その先には駅が!



線路なう。



というわけでE&N鉄道のクアリカムビーチ駅です。末期はVIA鉄道が旅客輸送をしていました。訪れた当初は存在を知らなかったので嬉しい誤算でした。
ご覧のとおり駅舎が建てられています。殆どの駅は車両一両分にも満たない短いホームと屋根付きのベンチがあるだけの簡易的な設備しかないので、ここが主要駅の一つであったことが伺えます。
でも線路は1線しかないんだよな。撤去されたようにも見えないし。運行拠点ではなかったのかな。



外観は往時のまま、だと思います。
左側が旅客用の待合室で、右側が貨物や手荷物用の倉庫だったのかな?
廃線後はクアリカムビーチデジタルメディアセンターが再活用しているようで、内装は窓から覗いた感じだと結構変えられていました。



駅の対面が芝生なのでとても見通しがよくすっきりしています。列車が来るときに写真を撮れば画になるんだろうな。



駅の表側。



駅の向かいには教会が建っています。



4号機関車と駅舎を一緒に撮影してこの場を去ります。
いよいよ本命のいるポートアルバーニへ。


その4へ→

北米project ~Advance to U.S. その6 【2014/12/19~24】

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家のWi-Fiが一週間くらい逝っちゃってたんで更新止まってました(・ω
軌陸車。
保線用の車両ですね。728号かな?



ただの軌陸車じゃないなと思わせるのがこの形状。
普通軌陸車というと自動車をベースに製造されたものを思い浮かべますが、こいつは明らかにディーゼル機関車を元に造られています。新造か改造かはどちらとも言えませんが、変な車です。



"Henry Pickering"
経歴不明。
車両の約半分の窓が取り払われた客車。台車が3軸なことから元は寝台車などと推測できます。
この博物館のイベント列車に使われているようで、それ用に改造を受けたっぽいですね。



BC Rail "Porteau"
経歴不明。座席車か。



Canadian Northern Railway "Pullman Spirit"
経歴不明。
展望デッキ付きのビジネスカーか。カナディアンノーザン鉄道所有と思われますが、名前にプルマンと付けられているのでプルマン社所有だったかもしれないです。



屋外展示場の奥に行くと、何本も敷かれていた線路が一本にまとまっていき、更に奥へと続いていました。
そこにはフェンスがあったので先へ行けなかったのですが、ここから本線へと連絡していると思われます。イベント列車の運行や車両搬入なんかはここを通って行われるのかも知れませんね。



BC鉄道の有蓋車のダルマが。有蓋車ったって箱がでかいよなやっぱり。



屋外展示場全景。



大量の貨車用の台車。



パシフィックグレートイースタン鉄道 273号ホッパー車
Pacific Great Eastern Railway No.273 Hopper Car
石炭および砂利の輸送に使われたホッパー車です。



BC鉄道のタンク車。車番が消えちゃって身元不明。BCOL1910かもしれない?



BECX894
経歴不明のタンク車。意外と多い資料本未掲載の車両。



"McDonald Creek"
WCRAのイベント用車両の一つのようです。元は荷物車ですね。



カナダ太平洋鉄道 EMD FP7A型 1404号機
Canadian Pacific Railway EMD FP7A No.1404
1953年製。1978年にVIA鉄道に売却され6553号機に改番、さらに1995年にアルゴマセントラル鉄道に売却され1756号機に改番。2002年に引退する。
WCRHPへの寄贈に際し、番号をCPR時代の1404号機に復元。塗装もCPR時代のものに復元するつもりらしい。

番号はCPR、塗装はアルゴマセントラルというハイブリッド(?)。
EMDのF型機関車は、戦後の北米の鉄道を調べていくとかなりの頻度で出てくるポピュラーなディーゼル機関車のようです。シリーズ合計で何千両と製造されたそうで・・・。



流線型のボンネットが特徴ですね。愛嬌があります。
元は貨物機として設計されましたが旅客列車もよく牽引していたそうです。この時代の鉄道模型を集めるなら機関車はこれ一台あれば旅客も貨物も事足りそう。



BC Rail "Capirano"
経歴不明。
このタイプの客車を今まで何両か見てきたけど、これ夏場の時どうしてたんだろう。見た感じ窓開かんないぞ。



カナダ太平洋鉄道 414330号蒸気式操重車+402107号控車
Canadian Pacific Railway No.414330 Steam Crane + No.402107 Idler Car
1913年ブラウンホイストインダストリアルBrownhoist Industrial製。蒸気式操重車の代表例。石炭を燃料にした蒸気による最大出力は100トン。燃料と水を確保するため、使われなくなった蒸気機関車のテンダーを再利用しユニットを組んでいた。事故車の撤去や復旧に使われていたようである。
控車402107号は、長物車か有蓋車を改造したもの。片端にある小屋には作業時に使う道具、ロープ、吊り鎖、ジャッキなどが積まれていた。他に、クレーン未使用時にブームを固定する装置も付いている。



蒸気式の操重車ってのが今まで知りもしなかったんで、その存在にまず驚いていますが・・・。よく見たら煙突付いてるもんなあ。
蒸気式がもともと完成された動力で改良する必要がなく使い勝手も良かったことから1980年代まで使われていたようですね。



控車。小屋付きってのがポイントですよね。ただ小屋が倒壊寸前です。直してあげて。


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ポートアルバーニの汽車に乗りに... その4 【2014/12/14】

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全ての寄り道を終え、目的地であるポートアルバーニ駅Port Alberniへと向かいます。
クアリカムビーチからは4号線を進んでいけばじきに着きます。森の中や湖畔を走る風光明媚な道路です。時々のポートアルバーニ支線の線路も見えましたね。写真は一枚もないですけど。



着きました。駅の脇の駐車場に車を停めてとりあえず駅を眺めます。ていうか運転している時もそうだったけど霧がすごいなあ。遠くが見えない。



駅はこの地域共通の赤い駅舎が建っています。貨物用ホームがあるのがポイント高い。



なんて思っていたら後ろから鐘とドラフトの音が聞こえたので振り返ってみたら、何か来ました。
おう、まだ出発まで1時間くらいあるけどもう回送してくるのか。



推進運転で回送してきました。編成は機関車1機と客車5両。市街地だけど柵なんてないから撮り放題ですね。
ていうか、すげえ動いてる本物だ感がすごくて圧倒されています。これがカナダの動態保存機!気分が高揚しまくりですね。



停車。というわけで本日のメインであるアルバーニ・パシフィック鉄道Alberni Pacific Railwayの蒸気機関車列車です。
オフシーズン中は運行日がかなり限られるのですが、クリスマス前ということでクリスマス列車としての運行です。
寒いから蒸気がよく立ちますね。



アルバーニパシフィック鉄道7号機関車 Alberni Pacific Railway #7
1929年ボールドウィン製のミカド型タンク機(2-8-2T)。最初の所有者はキャンベルリバー材木社Campbell River Timber co.でアルバーニパシフィック鉄道には後年渡ることになる。
1953年にアルバーニパシフィック鉄道が営業をやめるとマクミリアン&ブローデルMcMillian Blodelに引き取られるが、1954年に橋梁から川に落下し機関士と制動手が殉職する事故に巻き込まれる。幸いにも修理され、1969年まで本線の牽引機として、1971年まで入換機として使われた。
1975年にBC州政府が購入し、1991年にポートアルバーニ市へと譲渡。1995年にアルバーニパシフィック鉄道在籍時への復元が行われ、現在に至るまでポートアルバーニの観光列車の牽引機として活躍している。

と言った感じの7号機関車です。クアリカムビーチで見た4号機関車と同型機なんだと思います。
特徴的なのはサドルタンクですね。サドルタンクはボイラーを囲うように取付けられている水タンクの形態を表します。他にはきかんしゃトーマスのパーシーがサドルタンク機ですね。クアリカムの4号機関車はタンク機では最も一般的なサイドタンク方式です。
ボイラーの周りを囲っているので図体の割に太って大きく見えます。



"Edward H. Sharpe"
我々の乗ることになる客車ですが、明らかに客車じゃない何かから改造された感がします。まあ、車掌車でしょうな。



"Mark F. Mosher"
車掌車改造の客車5両の内3両は窓を取り払ったトロッコ仕様。カナダの自然を満喫できます。ただ冬は寒いぞ。

編成は[#7]+[Edward H. Sharpe]+[W. (Bill) McNichol]+[K.D. (Doug) Wilson]+[Mark F. Mosher]+[Richard H. Grandy]です。
窓付きの客車がトロッコ車を挟む感じですね。



後ろから。編成端の客車にはブレーキ装置などが付いていて、緩急車としての役割も持っているようです。



現役ではないでしょうが、給水塔も付いています。バンクーバー島の駅の中では一番ポイントの高い駅だと思います。
ちなみにこのポートアルバーニ駅がポートアルバーニ支線の終点です。この先も線路が続いていますがすぐに行き止まりになります。昔はそこからさらに専用線か引き込み線が分岐していたんだと思います。



いい眺めです。



ポートアルバーニ駅の駅舎。入口が小さいよね。
クアリカムビーチで見たのと同系統の感じがしますが、これはカナダ太平洋鉄道の標準的デザインのものだったようです。同じような駅舎が全国にあるとかないとか。
というか、バンクーバー島の鉄道は最初E&N鉄道が開通させましたが、ポートアルバーニ支線が開通した1911年にはカナダ太平洋鉄道に売却されていたようです。なのでこの路線は最初からカナダ太平洋鉄道の路線ですな。
鉄道開通の効果は大きく、それまで物流の主流だった蒸気船を置き換えていったそうです。それも1950年代にはモータリゼーションで衰退していきました。
旅客列車は1957年に廃止され、貨物列車も1988年に廃止になりました。その後1990年にポートアルバーニ市が買い取り、開業当時の姿に復元。



駅舎の待合室。奥にあるのが切符売り場ですね。電信技手部屋とかもあったようで。上の階には駅長とその家族の宿舎がありましたが現在は無いらしい。



昔は駅務室だったんでしょうけど、今は集会場になっているようです。



時刻表。6往復分しか書けない・・・少ない。1日6往復とか田舎かよ。



キャブの中に入れてもらいました。
ふおおってなりますね。生きてる蒸気機関車だ。



レバーとかハンドルとか。よくわからないけど。
貨車30両程度を牽引できます。



ブレーキハンドルかな。
ちなみにこれも重油を燃料にして動きます。確かに油の臭がするんですね。石炭の匂いはしない。
というか火室の投入口が小さいですね。とてもシャベルで石炭を放り込める大きさじゃない。やっぱ産油国は違うなあ。



製造銘板。ボールドウィン・フィラデルフィア工場の60942番目の機体ということですな。6万機って・・・・・・本当か?
上の四角い銘板は過熱器の製造銘板。カナダのスーパーヒーター株式会社製。訳すと文字通り過熱器株式会社。



客車に乗り込みます。車内はクロスシートが並んでいます。ビニール張りだから冬場は冷たい。
カナダの車掌車は、運用が長時間に渡ることからベッドや台所が付いている場合が多いそうですが、これは全部取られている模様。まあ仕方ないね。



トロッコ車。寒いけど写真撮るにはこっちのほうがいいんでここに陣取りました。


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北米project ~Advance to U.S. その7 【2014/12/19~24】

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バンクーバー・クレオソーティング 2055号操重車「オハイオ」+控車
Vancouver Creosoting No.2055 "Ohio" Steam Crane Car+Idler Car
北米全土の1000箇所の工業地で見られた代表的蒸気式操重車。自走することが出来、最大出力は20トン。石油300ガロンと水200英ガロンを搭載できる。
引退後、フレーザー川に捨てられていたが、ボランティア集団のCansteamによってサルベージされる。1992年にWCRHPに寄贈された。

操重車その2。これも蒸気式操重車です。ボイラーは垂直に据え付けられているようです。
撮影時は自走できると知らなかったので台車周りを観察しなかったのですが、どうやって動力を伝達しているんでしょうね。



控車。特に小屋やクレーン固定装置も無く、ただの長物車という感じ。



パシフィックグレートイースタン鉄道 6501号操重車+6502号控車
Pacific Great Eastern Railway No.6501 Diesel Cranec Car+No.6502 Idler Car
カタピラー社6シリンダーD33Tディーゼルエンジンにマラトー社2シリンダーを追加装備したディーゼル式操重車。
最大出力は蒸気式操重車の414330号を上回る150トン。

操重車3つめ。操重車だけで3台ってのもすごい。これはディーゼル機関式。
なんか見覚えのある形してるなあと思ったんですけど、日本のソ80形によく似た車体をしていました。偶然なんでしょうけど。






控車6502号。有蓋車を切り継いだんじゃないのって感じだ。



"Paul D. Roy"
経歴不明。コーチかな。



今更ですが本館は扇形車庫になっています。ロイヤルハドソンなど重要な保存車はここに収蔵されています。
カナダ国鉄のものを改築して再利用しているっぽいです。
そういえば、ロイヤルハドソンは先頭を奥に向けて(車両後部を車庫の入り口に向けて)展示していましたが、写真撮る分にはこの方向で展示してくれると撮りやすくてよかったですね。
京都・梅小路の扇形車庫に保存されている蒸気機関車は先頭が車庫の入り口を向いているので全体を撮るのが大変、というかムリ。まあ車庫の外から見た時に機関車が揃ってケツを向けているというのも見栄え悪いというのも分かりますが。



ブリティッシュコロンビア電鉄 ディーゼル機関車941号機
Blitish Columbia Electric Railway No.941 Locomotive
1949年ゼネラル・エレクトリック製。BC電鉄が最初に所有した3機のディーゼル機関車のうちの1機。
1996年にWCRHPに寄贈された。

電鉄なのにDLってどういうことだよって気もしますが。スイッチャーだったのかな。



逆エンド。
外観だけ復元と書かれていたので、たぶん静態保存機。



WCXX5569
経歴不明。塗装を見るにカナダ国鉄所属だったものかと。



茶色い客車群。車内が改装されて資料館になっていて中に入れますがそれは後。



カナダ太平洋鉄道 3704号郵便荷物車
Canadian Pacific Railway No.3704 Baggege-Mail Car
1949年製。標準的な郵便荷物車3600形から改造された10両のうちの1両。50フィートの荷物室と30フィートの郵便室を備える。
後年、BC鉄道が事業用車として使うため購入するが、結局改造されずに廃車になる。

車内が面白いのですが後ほど。



カナダ太平洋鉄道 2263号座席車「カウチンリバー」
Canadian Pacific Railway No.2263 Coach "Cowichan River"
1949年製。2200系軽量客車の1両で第二次大戦後のインターシティ列車用に製造された。
引退後はBC州の博物館列車に組み込まれ、その後WCRAに寄贈され資料館として展示されている。

このタイプの客車はカナダ車輌・鋳造Canadian Car&Foundry(CC&F)の軽量客車シリーズのようです。
製造年代的に、スイスの軽量客車Leichtstahlwagenの影響を受けているのではないかなと思います。同様の例は日本の10系客車にも。



コーチの車内はこうなっています。回転シートっぽいですね。リクライニングはするのかな?



カナダ太平洋鉄道 2291号座席車 「クートニーリバー」
Canadian Pacific Railway No.2291 Coach "Kootenay River"
1950年製。カウチンリバーと同系統の座席客車。車内はチャールズ・ケースCharles Caseの鉄道写真館になっている。

ちょっと荒廃が進んでいる客車。



パシフィックグレートイースタン鉄道 6130号バラスト散布車
Pacific Great Eastern Railway No.6130 Air Dump Car
1955年製。バラストおよび盛土を散布するための貨車。圧縮空気シリンダーにより車体を傾けることが出来、それによってバラストを落とした。貨車の側面は蝶番になっている。

バラスト散布専用の貨車ということですな。日本だとホキがやってますけれども。



カナダ国鉄 1246号食堂車「ダンレイブン」
Canadian National Railways No.1246 Dinning Car "Dunraven"
1918年製。座席定員30人の食堂車。1950年代にカフェテリア車に改造され、テイクアウト用カウンターと会計スペースを設けたため座席は22席に減少したが、それ以外の内外装の変更は行われなかった。

ダブルルーフの古い客車。手前側のやや高い位置に設けられた窓が厨房スペースかな。


グレートノーザン鉄道 1090号パーラー展望車
Great Northern Railway No.1090 Parlour Observation
1910年製。バンクーバー~シアトル~ポートランド間の列車に使われていたパーラー展望車。1930年代になると余剰車となり、1940年代には電気技師用の寝台車に改造された。
WCRA入手後は工作車として使われ、1090号によってBC州にある鉄道の修復作業のほとんどが行われたと言われている。

これもダブルルーフ客車。パーラーカーというと特急「こだま」の151系のアレを思い浮かべますが、幾多の改造によって原型は留めていないと思います。デッキに登れなかったんで中をうかがい知ることは出来ませんでした。



カナダ国鉄 5161号座席車「マルヤッタ」
Canadian National Railways No.5161 Coach "Marajatta"
1919年製の開拓車(かな? 原文はcolonist cars)。後年座席車に改造される。
現在は改装されて博物館の資料館になっている。

マルヤッタ号じゃなくてマラジャッタ号かもしれない。

車内潜入は次回。


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