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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その5【2015/08/15】

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ここら辺からはカナダ軍ではない個人所有のような機体が現れ始めました。なので機体も古いものが・・・。
これはノースアメリカンT-28Bトロージャン。同じノースアメリカンの傑作練習機T-6テキサンを置き換える目的で開発されました。アメリカ空/海軍他で使用されていた練習機です。航空自衛隊でも実験目的で1機だけ購入していました。
なおトロージャン Trojan というのはトロイア人の意味。テキサス人の次がトロイア人というのは急激な変化ですが、たぶんこれは名前の頭文字を練習機 Trainer の頭文字のTと合わせたかったんだと思います。
エンジンがライトR-1820という戦闘機にも使われるようなものだったので無駄に高出力。なので武装して暴徒鎮圧用の軽攻撃機(COIN機)にも使った国があるだとかで。実際これ、ぱっと見戦闘機みたいな姿しているし。
これは個人所有の機体で、C-GTLWというレジ番も取得しています。この後のエアショーで飛行展示も行います。高出力機だと曲芸飛行にも適しているということですかね。
ちなみに塗装はアメリカ海軍のものです。



セスナL-19バードドッグ
1949年12月初飛行のアメリカ軍用の連絡機/着弾観測機。セスナの民間機モデル170を軍用に改設計したモデル305Aが原型。後方視界確保のために胴体後部の設計変更、座席の直上にある主翼の一部を透明な部材に替えて視界を提供するといった変更がされています。
アメリカ三軍で使われていたので、アメリカだけでも陸軍がL-17、空軍がO-1、海兵隊がOEと名前が3つもあります。型式統一後はO-1に落ち着いたそうですが。
全部で3,431機が生産されて朝鮮戦争やベトナム戦争では実戦投入もされました。ただ、ベトナム戦争で450機以上の損失を出してしまったので(恐ろしい数だ・・・)その補充のために後継機が入ってくるとだんだん影が薄くなっていって(?)1974年までに退役しました。

カナダ陸軍でも1954年に29機のL-19を購入してやはり連絡機/着弾観測機に使いました。1973年までにCH-136(OH-58カイオワ)に置き換えられる形で退役しましたが、機体はその後カナダ空軍士官候補学校で使われたんだそうです。
このArmy 713(レジ:C-FHDJ)はカスケード・ウォーバーズ所有で、復元に10年以上かかったとのこと。ちなみにL-19はまだ300機以上が飛行可能な形で存在しているらしいですよ?



デ・ハビランド・カナダDHC-8-100ダッシュ8 (C-GSUR)
きっと3倍の速さが出る真っ赤なDHC-8。これは国家航空監視計画 National Aerial Surveillance Program で運用される機体で、所有も政府の運輸省になっています。
カナダ管轄下の水域・海域を通行する船舶からの汚染を上空から監視することを目的にしています。なんでも公害物質を検知できる機器が積んであるとかで。機体のエンブレムも汚染物質を垂れ流す船を監視している絵です。
航空機は西海岸のバンクーバーと東海岸のモンクトンにDHC-8が1機ずつ、五大湖監視のためにオタワにもDHC-7が1機配置されています。



ビーチクラフト モデル200キングエア (C-GCAO)
説明もなくぽんと置かれていただけの謎の水産海洋省の機体。用途はよくわからないですが、職員輸送用辺りですかね?



これもたぶん3倍速いノースアメリカンT-6テキサン (CF-WLO) レッドナイト号。
注目すべきはノーズアートで、「レッドナイト」が描かれています。これは昔存在したカナダ空軍の曲技飛行部隊の名前です。ただ使用機体はT-33のはずで、T-6は使っていなかったはず。



なのでまあ、レッドナイトが好きなんだけどT-33を飛ばすのは難しいから身の丈にあったT-6を真っ赤に塗ったぜ、といったところでしょうか?



またT-6 (N4802E) ガンスリンガー号。レジから見るにアメリカからの参戦か。
塗装は完全に趣味の域で資料性はもう無いでしょう、たぶん。
ちなみに一部では軽攻撃機型のAT-6と記述しているところもあり。



全く知らない飛行機ですが、これはノースアメリカンL-17ナビン (CF-EZI)。
1946年初飛行の飛行機で、元は民間機として開発したもの。それがアメリカ軍でも採用されて、恐らく連絡機に使ったんだと思います。
塗装ですがどうもこんな塗装はなかったようで、これも所有者の趣味なのかな?と思ったほうが良さそうです。
ところで他の航空機もそうですが、個人所有機なのにこんな米軍の国籍マークやU.S. Air Forceなんて文字書いても怒られないんですかね・・・。白か黒かだと黒でしょうから、一応こっそりやってるんだと思います。



なんか奥にデカいのがいるなぁと今までずっと視界に入っていたのですがこれはボーイングCC-177グローブマスターIII (177705)。地球の覇者とは大層なお名前だこと。
2007~2015年にかけて導入されたアメリカ空軍のC-17と同様の大型輸送機。大陸横断や海外展開などの長距離輸送で使われます。これ1機でヘリコプター3機、戦車1両、空挺兵102名を運べますぞ。



現在はボーイングの製品ですが元々はマクドネル・ダグラスのもの。どことな~くですが同社の旅客機DCシリーズの面影を感じます。



後ろを振り返ってみる。
これだけ種類が多いと楽しいもんですね。しかも好き放題近づける。持ち時間ほとんど全部使っちゃいましたけど。



前を向き直してさらに向こうを見てみると、CF-18とCT-114が待機していました。
CF-18はバトル・オブ・ブリテン75周年特別塗装機で、スピットファイアと同じ迷彩塗装が再現されています。CT-114は空軍の曲技飛行部隊スノーバーズの所属です。
どちらもこの後の展示飛行で登場します。



ちょうどウェストジェットのB737が飛来してきました。CF-18と重なったので一緒に撮影。面白い光景です。



もう地上展示機は無いと思っていたら、まだノースアメリカンB-25Dミッチェルがいました。第二次世界大戦期のアメリカ陸軍の有名な中型爆撃機。D型というのは前期型の型式。B型からエンジンの換装と爆弾搭載量を増やしたもの。これ以上の説明は割愛(手抜き
100機以上といわれるB-25の現存機のほとんどがJ型という中でD型というのは比較的珍しい型式でして、ほぼ同型のC型と合わせても10機あまりしか残存していません。C/D型合わせて約3,900機も生産されていながらこの残存率というのはやはり、戦争で消耗されたのだなと。やはり大戦前期の機体は現在に至るまで保存される例は中々少ないものです。
所有はシアトルの北にあるペインフィールドを拠点にするヒストリックフライト財団で、これの他にも色々と飛行可能機を所有している模様。これも飛ぶんだそうよ。マジかよ。



最初地上展示機を見る時間は1時間あったのにもう飛行展示開始5分前まで差し迫ってしまったので席へと向かいます。
実はまだ個人所有機が何機か地上展示されていたんですが、時間切れになってしまい泣く泣く諦めることに・・・。

もう忘れてしまったと思いますが、私はより近くで飛行展示を観覧できるボックスシート席を課金して確保していたので、そこに陣取ります。
もうめぼしい座席は埋まっているかと思いきや(席は自由席)後ろ側はがら空きで、前側もちらほら空席がありましたので一安心。やはり来場者数が多くはないのです。
ちなみに無課金だと座席はないのですが、みんなピクニックシートとかキャンプで使う椅子なんかを持参していて、手慣れているもんだと思いました。

席に座って一呼吸しているとCP-140が任務上がりなのか飛来してきました。
では次回から飛行展示が始まります。


その6へ→

静鉄のバスと電車の撮影【2016/9/3】

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2016年9月3日。
何かの用事で静岡市街に行ったついでにしずてつジャストラインと静岡鉄道の電車を撮ってました。

新静岡に行ってみると復刻塗装のバスが入るのが見えたんで、出てくるのを待って撮影。
緑の復刻塗装の三菱ふそうエアロスターMP38(鳥坂)です。前回も見かけましたが残念な結果だったのでついにまともに撮影できて満足。



静岡駅前に移動。
唐瀬の日野ブルーリボンシティ。



唐瀬の日野レイボーII。



丸子のいすゞエルガ。行き先表示機の左右が赤い車は初期導入車なのだ。色褪せが少し目立ちます。



唐瀬の日デスペースランナーJP+西工96MC B-I。



唐瀬の日野ブルーリボンII。病院に行く老人に優しいアイバスで、平日の特定の便で運行されます。休日は普通の運用にも入るんですね。
ところでこのバスのホイールは金属地なんですね。



相良の日野セレガHD。



岡部のふそうエアロスターK。

復刻塗装狙いだったんですが一向に現れないので諦めて電車を撮りに行きます。



静鉄電車は新静岡駅を出てすぐのところで撮影。
最初に来たのが1000系の1011Fちびまる子ちゃんラッピングでした。最初は7月までの運行だったはずが延びに延びて2017年3月末までの運行になっていました。



1012F午後の紅茶。



A3000形A3001F。



折り返しも撮影。
これで撤収。



静岡ホビースクエアに寄った帰りにいつもバスが溜まっているところに行ってみると、日本平自動車の日野セレガHDリミテッドエディションがいました。
リミテッドエディションというと聞こえはいいですが実際には通常のバスの廉価版です。外観で目立つ通常版との相違点は、通常は社名の行灯と日野のエンブレムの間にあるオーナメントランプが無いことで(上記のしずてつのセレガには付いている)、おかげでいすゞガーラと極めて酷似するという状態です。このバスは日野のエンブレムがあるので分かりやすいですが・・・。

今日はこんなところでした。おしまい。

北米project 4 ~Is the order a warbird? その12【2016/03/04~10】

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2016年3月4日(金)16時23分
カリフォルニア州ロサンゼルス USSアイオワ記念館 艦橋構造物
いよいよ艦橋にやってきました。まずは写真の赤枠で囲まれた部分、指揮艦橋を見ていきます。USSアイオワの艦橋は3種類あって、今から見る最下層の「艦隊指揮用艦橋」、その上にある窓が貼られた「航海用艦橋」、屋上の「戦闘指揮所」となっています。



中に入ると・・・意外と狭いぞ、ていうかなんだこのクソ分厚いの。



この鉄の塊のような円筒形の壁は装甲司令塔。厚さ(垂直装甲)はなんと17.3inchつまり439mm(A級装甲)もありまして、下手な戦艦の装甲よりも厚いのだ。これが艦橋3段をブチ抜いて置かれています。
アメリカでは昔から採用されてきた構造で、私が確認した限りではニューメキシコ級という誰やねんワレみたいな戦艦あたりからこの形態のようです。ただし、ニューメキシコ級からノースカロライナ級までは装甲司令塔がむき出しなだけで、そこにちっさな窓がついているだけという艦橋とは?と一考させられる構造でした。
その後のサウスダコタ級からなんだか艦橋前部の窓みたいなもので覆われ始め(それでも後ろ半分は裸のまま)、アイオワ級でようやく装甲司令塔がすっぽりと覆われるようになったのです。ただし、1944年までは覆いが無く、装甲司令塔剥き出しという外観だったそうです・・・(タミヤのキットを見る限りそんな感じ
ちなみに日本はどうなのかというと、別に調べてもしょうがないので放ったらかしにしているのですが、大和型には装甲司令塔があったようですね。アイオワ級見たく覆われているのではなく、艦橋構造物の下の方から出っ張っている円筒形のような部分がそれらしいです。大和型から急に採用されたわけでもないでしょうから、それ以前の戦艦にもあったんだと思います。



自分も書いてて構造が分からなくなってきたので、写真を見返してみました。
青枠で囲んだのが装甲司令塔。円筒形の形状が分かると思います。この角度では見えないですが、甲板から艦橋構造物の天井までブチ抜いています。階の昇り降りは・・・出来んのかなぁ?

で、赤枠で囲んだのが今いるところ。覆いと窓があるのは艦橋後方だけで、前方は装甲司令塔がむき出しになっているというのが分かると思います。そうなると上の写真は左舷後方から撮ったものなのだ、というのを自分も今分かりました。
ちなみに覗き窓が前方左右の3箇所(左側は影になって見えないが)あるのが分かるでしょうか?上の階の張り出している部分のすぐ下に真横にのぞき窓があります。
こんなの、覗けるもんなら覗いてみやがれ!程度の視界でして、果たして実用に耐えたのか・・・?



装甲司令塔の中の写真・・・だと思う(忘れた



どの位置にあったのか最早覚えちゃないですが、CICのようです。正確に言うとアイオワ級のこれは交戦時戦闘指揮所 Combat Engagement Center というんだそうな。
さすがにこれは近代化改修後の装備でしょうな。それにしたって古めかしいが80年代でもこんなもんだったのか。



艦隊指揮用艦橋からひとつ階を上がって航海用艦橋へ。主甲板から数えると5階か。



当然ここにも装甲司令塔が。邪魔だなこれ。鋼鉄の扉だってあれ開け閉めに何人要るんだって。
これが真ん中にドカンと置かれているので艦橋内は外から見るのとは違いかなり手狭で、人がすれ違えるのがやっとです。居住性は現代の駆逐艦の方が圧倒的に良い、というふうになります。



この階の装甲司令塔の中には操舵手が乗ることになっています。艦の操舵がやられてはおしまいなので、439mmの装甲で厳重に隔離されているわけです。
なので、某宇宙戦艦なんとかとかハイスクールなんとか機動戦士なんとかを始めとしたフィクション物に出てくる戦闘艦では操舵手も他の艦橋要員と同じ艦橋の部屋にいますが、あれは演出の都合で改変されたものなのだ・・・というのが見えてくるわけです。
ここらへんはやはり実物を見ないとわからない部分なのかなと思います。

操舵輪は突起のない形状です。アメリカではこういうものらしい。そのそもあのステアリングという突起はまだチェーンやワイヤーで舵を動かしていた時代、舵を切るのにえらい力が必要だったので力を入れやすいようにするためのものでした。
それが駆動方法が油圧式や電気式になると、力をいれずともよくなったのであのステアリングは姿を消したということです。

というかそもそも、こんな閉鎖空間でどうやって操舵するんねん!という話ですが、操舵手の前にある計器盤で操舵できてしまうものらしい。マジか。
あとは外からの指示とか操舵手の左右にある天井から出ている潜望鏡(スコープドッグのカメラみたいなやつ)でこちらからも外を確認するとかだそうで。なんだかおっかないよなぁ・・・。



前方を見れる覗き窓も付いていますが、例によって覗けるもんなら覗いてみろ!です。これは司令塔の外から覗いたものです。たぶん司令塔の中へは入れなかったはず(覚えていない



装甲司令塔の前に張り出した部分。けっこうガランとしているな・・・という印象。
ここから面舵~とか3歩進んで2歩下がる~とかいう指示を操舵手に出していたんだと思います。



ボスの座る席。背もたれにアメリカ海軍の紋章にあるハクトウワシの形が刺繍されているのがちょっとしたおしゃれ。



また階を上って表に出ます。艦橋3兄弟の一番上、戦闘指揮所です。真上にはレーダー塔もありにけり。



戦闘指揮所の装甲司令塔。ここでもやっぱり場所を食っています。中は覗けませんでした。
その手前にあるベンチは現役時からあったのか、これ?



司令塔の外にも計器がありますので、ここでもドンパチやるにはやれたみたいですね。



戦闘指揮所から前方を見る。正面下方には破壊的な主砲が2基鎮座していて、今なら自分でも街ひとつくらい火の海にできるのでは?とか思ってしまいます。
視界の半分以上が陸地なのがアレですが、良い眺めです。



戦闘指揮所の後ろに聳え立つのがレーダー塔です。ですがこれをいちいち説明するのは大変なので・・・。



説明をつけました。普段は画像加工は面倒なんでやらないんですが、流石に今回は文章で説明するほうが逆に面倒だと思った次第。
下から、箱みたいなのがMk.37射撃指揮装置、その上に乗ってるお椀がMk.25レーダー、おにぎりを横に倒したみたいな箱・・・の奥に隠れているのがMk.38射撃指揮装置、おにぎりの横からはみ出ている小さい箱のようなものがAN/SLQ-32(V)3電子戦装置、Mk.38の上にある横に伸びる四角い棒が測距儀、最後測距儀の上に乗っかっているのがMk.13レーダーです。



まずはMk.37射撃指揮装置 Mk.37 gun fire control system; GFCS から。
USSアイオワの副砲である5inch連装砲用に開発されたものです。水上目標、航空機、対地攻撃時に使われ、目標の方位、高度、距離を光学装置とレーダーで割り出して追跡、艦内にある機械式コンピューターで計算するもの。5inch砲を搭載している艦には戦艦から駆逐艦まで全てに行き渡っていた装備です。駆逐艦にまでレーダーとコンピューター搭載の射撃管制装置があるんですから、日本の駆逐艦が見たら泣くぞこれ・・・。
この箱状のものは射撃指揮装置 Gun director であり、Mk.37 GFCSの一部にしか過ぎません。これの他に艦内には機械式コンピューターのMk.1射撃指揮計算機、各砲に射撃指示を与える装置が付随していて、これを全部ひっくるて初めてMk.37
GFCSになるのです。
射撃指揮装置には7人が配置されていて、横から張り出しているのは測距儀、前方中央の蓋には望遠鏡が2つあります。上面にはレーダーが乗っかっています。
USSアイオワのMk.37 GFCSは4基あって、前後左右に1基ずつ配置して360度をカバーしています。イージス艦のフェイズドアレイレーダーみたいに各方位を分担しているのです。

上に乗っているパラボラアンテナはMk.25レーダー(AN/SPG-25)です。第二次世界大戦時は網目状のMk.4レーダーを搭載していたので、Mk.25は1950年代に装備されたもののはず。
ということはMk.37は1950年代から進歩していないのでは?疑惑が湧くわけで。Mk.1機械式コンピューターも残ってんじゃねえのか?この後紹介するMk.38といい、こんな化石のようなシステムでよく湾岸戦争ドンパチしたよな。



Mk.38射撃指揮装置とMk.13レーダーと測距儀については写真の角度が良くないので、見やすいものが撮れている後部のものでいずれ紹介するとして、今回のところはAN/SLQ-32(V)3をば。
電子戦装置でして、電子戦支援と電子戦攻撃が出来ます。USSアイオワでは1984年の近代化改修で実装されました。
ここで説明されていたのはこっちに向かってくる対艦ミサイルから守るための役割で、ジャミングを発することで対艦ミサイルの最終誘導レーダーを妨害してしまいます。ミサイルをあさっての方向へやってしまうのだ(たぶん
次回出てくるMk.36 SRBOCチャフ発射装置を管制下においていて、場合によってチャフを展開するんだそうな。
・・・正直電子戦に関しては良く分からんのです、ええ。

今日はたくさん書いて疲れたのでここまで。


その13へ→

北海project ~Welcome to Hokkaido. 速報版

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5月に入ってから1回もブログを更新せずにいましたが、5月3日~7日まで北海道に行っていたのです!
最後に北海道に行ったのは2012年3月で、もう5年も前のことだったんですねぇ。
ちなみに今回道連れにされたのはZBSのZeBonくんとIORI工房のIORIさん、それといぶき君というよく見るメンツでした。
本掲載はいつになるか分からないので例によってダイジェスト版でお茶を濁します。

そういうわけなので、5月3日 羽田空港6時25分発の新千歳行きの飛行機に乗って北海道までワープ。



新千歳空港からは電車の乗り継いで地下鉄の円山公園駅で下車。そこから歩いて来たのは円山動物園。
ここの動物園にはアイツがいるのです・・・!



すごーい!サーバルキャットだー!
けものフレンズの大ヒットで動物園への関心がにわかに高まっている今、我々も動物園へ討ち入りしたのです。
円山動物園にはアニメで主役のサーバルキャットがいるので、これはもう討ち入りせずにはいられないのです。
他にも色々なフレンズと出会いました。



動物園を満喫したら小樽へ移動。小樽市総合博物館に行きます。総合博物館という名前ですが、小樽は北海道で初めて鉄道が建設された土地であるためか、鉄道の展示が充実しています。
特に近年私の中で関心のある明治時代の車両が置かれているのが高得点。これは幌内鉄道6号機関車「しづか」でアメリカから輸入されたもの。カナダで見て以来のアメリカ型蒸気機関車です。懐かしさすら感じます。
機関車の後ろには当時の客車も保存されているのも素晴らしいです。



ここでは園内鉄道としてアメリカから買い取った蒸気機関車「アイアンホース号」が動態保存されていて、園内の線路を往復しています。終点では転車台で方向転換するのも本格的。
やけにきれいなので初めはレプリカかと思いましたが、1909年製の歴史ある機体。隅々まで手入れが行き届いているということですね。

結局閉館まで満喫して、その後は小樽のジンギスカン屋でジンギスカン鍋を堪能。札幌まで戻ってそこのホテルで一泊しました。



5月4日。
札幌駅でレンタカーを借りて、東へ。まずは軽めのジャブ的に岩見沢市で保存されている国鉄711系電車を見学。保存の際、クラウドファウンディングで移送費用を集めて賄ったことで知られた電車です。
保存状態は基本的に良好ですがところどころ塗装が剥がれ落ちていていました。これは手入れが悪いわけではなく、北海道の気候が厳しいことに由来する部分が大きいようです。北海道の保存車は通常冬季はブルーシートをかけて雪から保護するのですが、この711系は冬季も公開しているのでその分痛みが激しくなってしまうんだそうな。



今日の主食、三笠鉄道村。
ここを訪れるのは2回目ですが、1回目の時はSLは動いてないわ、保存機の何台かは修繕中で足場組まれて見られないわで悔しい思いをしました。今日はそれを存分に晴らすのです。
まず飛びついたのが、ここで動態保存されているS-304蒸気機関車。工場の専用線などで活躍していたいわゆる産業用SLのひとつです。こいつを見たかった。



三笠鉄道村から少し離れたところにあるクロフォード公園にも討ち入り。ここの目玉はなんといっても6両で編成単位で保存されているキハ82系です。
線路が少しうねっているので本当に走っているかのように見えます。鉄道車両の展示手法としてはこれ以上無いもののひとつでしょう。
私にとっては、1回目の訪問では先述の足場が組まれて何も見えなかった屈辱を味わった車両でしたので、7年ぶりにリベンジを果たすことが出来ました。



三笠市から東へ行って幾春別の炭鉱を少し見学。写真は住友奔別炭鉱立坑櫓で、国内でも最大級の部類に入る高さです。この日は特別に敷地内に入ってホッパー跡地を見学できたのですが、事前に知らなかったこともあり見学時間終了後に訪問するという失態・・・。これは再履修。



この後は旭川市へ東進する予定でしたが、通り道に美唄鉄道4110形があることにいぶき君が気がついたので寄り道。
美唄市の旧東名駅にそれは保存されていました。ステータスを牽引力に全振りしたパワー厨でして、動輪は5軸、つまりE型機です。
初めて見ましたが、ぎゅぎゅっと詰め込んだような外観が魅力的ですね。

この後は深川市に保存されているD51とC58へ寄り道しながら旭川市(の隣りにある東川町)にあるホステルというかゲストハウスというか・・・という宿で一泊しました。外で飯を食べている暇は無かったので、途中で寿司を買ってすしざんまいしていました。北海道の寿司はうまいぞ。



5月5日。北海道最終日。
まずは朝練的に旭川電気軌道1001号を見学。かつて旭川を走っていた郊外電車の車両です。日本車輌製ですが、他では見ない独特の形状をしています。北海道だから特別仕様?
豆に手入れされていると思われ、状態はとても良かったです。



次にZBSが急に提案してきた旧神居古潭駅へ。昔の函館本線の旧線沿いに駅舎とSLが保存されています。
SLはどうせD51やろ~と思っていてその予感は当たっていたのですが、他に9600形、C57形も合わせた3機が保存されていたのです。これにはたまげた・・・。



軍団はついに日本を飛び出しカナダへ・・・!というのはウソで、ここは芦別市にあるカナディアンワールドというカナダ人にはたまらない廃墟公園です。
カナダをイメージした民間のテーマパークだったんですが、普通に潰れてしまい以降は自治体が運営する公園となっています。建物のほとんどは死んでいるので、なんだか堂々と立ち入りできる廃墟ランドという感じも。なお、ここのモチーフはどうもL.M.モンゴメリの住んでいた東海岸っぽくて、西海岸に住んでいたワイの琴線にはあんまし触れなかった模様。
ちなみに、いい感じの寂れ具合がジャパリパークにそっくりだと我々の中で話題に。「ぼくのフレンド」を流すといい雰囲気になるぞ。



持ち時間をすっかり使ってしまったので、後は目的地の苫小牧まで車を走らせます。思えばエゾシカやキタキツネには一度も出会いませんでしたね。いや別に出会わなくてもいいんですがね。
途中、夕張を経由したので大夕張鉄道の保存車を見学。時間がなかったのでサクッと見渡すだけで終わり。これも再履修。



苫小牧でレンタカーを返却して、バスでフェリーターミナルへ。
ここからは商船三井のさんふらわあさっぽろで大洗へ戻ります。長距離フェリーも久々よね。



5月6日。
フェリーでだらだらしたり北米版けものフレンズ(ジュラシックワールド)を鑑賞したりして大洗港に到着。
大洗から何かする気分ではなかったので、まいわい市場に寄ったらすぐに東京方面へ向かって、相模原にあるIORI工房事務所で一泊。



5月7日。
東京ビッグサイトでの博麗神社例大祭に参加。ZBSの売り子でサークル参加でした。
東方の他にも艦これとガルパンのイベントも同時開催していたので、戦果はなかなか充実しました。

終了後は少し打ち上げしてとっととお家に帰りました。死ぬほど疲れてはいなかったけど、やっぱりそういう気分じゃなかったのだ。

これで北海projectはおしまい。
本掲載は最初にも述べましたがいつになるか知りません。本人は1年以内には始めたい・・・などとたるんだことを供述している模様。
この状況、いつまで続くんだ・・・もう一生抜け出せないのか・・・?

というわけなので気を長くして待っていてくださいね。

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その6【2015/08/15】

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やたら数のあった地上展示機をやっつけて、いよいよ飛行展示を観覧します。課金席の横には写真のようなDJブースがありました。
司会の挨拶が始まると程なくしてみんな立ち上がって脱帽し始めたんで何事かと思ったら、国歌斉唱でした。お、ちゃんと歌うのか・・・自衛隊の航空祭じゃなぜかやらないですけど。
なおワイカナダ人、口パクしかできなかった模様。



開幕を務めるのは、地上展示もされていたノースアメリカンT-28トロージャン (C-GTLW)です。
本来は最初はスカイホークという空挺兵集団が務めるはずだったんですが、空模様が悪いということで後回しになりました。今回は悪天候によりプログラムの順番がだいぶ異なっていました。

T-28が課金席の目の前のエプロンをタキシングしていきます。



T-28が滑走路の端に行くと、旅客機が着陸してきました。エアショーと通常の旅客機とで滑走路を共用しているので、時折こういうことが起こります。旅客機撮影マンとしてはおいしい出来事です。
着陸してきたのはパシフィックコースタル航空のSAAB 340A (C-GPCG)のキャンベルリバー発の8P707便でした。



離陸しました。
なお機材についてはSony α6000に55-210mmレンズなので、まあ手練れの方たちに比べると貧弱なのはご承知くださいね。



それでもどこぞの極東の某島国の軍隊なのかハッキリしない或る空軍が主催する航空祭と較べてものすごい低く飛んでくれるので、200mmレンズでもこれだけ撮れます。最高ですよ。



腹見せ。
F6FやP-47もそうですが、一見デブに見える機体も実は縦に長いだけで幅は人並みにスリムなのだ、というのが分かります。



写真なんでアレですが、初っ端からブンブンとアクロバティックに飛び回ります。やっぱりパワーがあるんだな。



エプロンに目を向けてみると、次に飛行展示する機体がスタンバっていました。
スカイダンサーこと、アンナ・セルビネンコ Anna Serbinenko の操縦するAmerican Champion "Decathlon" (C-GAKG)です。
女性の曲技飛行パイロットで、たぶん女性というのは珍しいです。



T-28はまだ飛行します。



セルビネンコの機体が離陸しました。
スモークを出しながらとんでも速い速度で過ぎ去っていきました。これは期待できます。



逆さまに飛ぶT-28。この逆さ飛びってどうやって揚力を得ているのやら。
ここらへんでT-28は退場します。掴みはバッチリだったぜ。



セルビネンコが急上昇してその後降下していきます。



そこから水平飛行に戻る。



大きな円を描く。
スモークがあると写真でも機動が分かるんでいいですね。



アップで。
曇っていて暗いのが何よりも残念。



キレッキレで限界に挑むというよりかは優雅で落ち着いた曲技が多かった印象です。









着陸。
曲技飛行というのは飛行機が誕生してからまだ程ない複葉機の時代からあったのですが、何せ日本にいるとブルーインパルスくらいしか曲技飛行に触れる機会がないので、個人の曲技飛行を見たのはこれがほとんど初めてみたいなものです(小さい頃にロック岩崎の飛行を見たことはありましたが忘れてしまったので・・・
いいものを見せてもらいました。



旅客機の発着があるので演目は中断。さすがに旅客機の側でアクロバットすることはないそうだ。
機体はウェストジェットB737-600 (C-GXWJ) WS550便カルガリー行き。600型は短いなぁ・・・。



さっき着陸してきたパシフィックコースタルのC-GPCG 8P707便バンクーバー行きが離陸していきました。
離陸した直後上昇していく瞬間を撮れて満足。いいカットだ。



さらにセントラルマウンテン航空のBeech 1900D (C-FCMN)が着陸。

今日はここまで。


その7へ→

北米project 4 ~Is the order a warbird? その13【2016/03/04~10】

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いつ終わるんだと思うUSSアイオワ編。アイオワの艦橋を出て、上部構造を歩いていきます。
SRBOCチャフ散布装置。SRBOCというのはSuper Rapid Bloom Offboard Countermeasuresの頭文字で、日本語だと超高速展開艦上対抗装置・・・かな?
前回出てきた電子戦装備のAN/SLQ-32(V)3による妨害が失敗してしまった時に使う最終防御手段です。これを使うような事態ということはほぼほぼこの艦はもうおしまい。
レーダーを狂わせるチャフ、赤外線探知をあべこべにするフレア弾など、比較的原始的なものがこの筒の中に詰まっています。
AN/SLQ-32(V)3の管制下に置かれている・・・というのも前回書きましたが、これはどうも、AN/SLQ-32(V)3が妨害に失敗しちゃったよテヘペロとなった時に自動的にこのSRBOCを展開させるというプログラムになっているんだそうで。



前回も見たMk.37射撃指揮装置。これは4つあるうちの左舷側に配置されているものです。
ちなみに射撃指揮装置が開発され始めた時はレーダーはまだ形もなかったんですが、そのうち実用化されるやろと見越して箱の上面はレーダーが載せやすいように平面にしてあるとのこと。先見の明あるなぁ。



第2煙突。後ろ側にある方です。第1煙突はレーダー塔の後ろにあって、近代化改修の際にレーダーを載せた櫓の下に半ば隠れてしまっています。



対地ミサイル「トマホーク」を収めた箱・・・のはずなんですが、なんだかチャチだな。たぶんハリボテでしょう、これ。
なのでここは軽くスルー。



第1煙突。上記の通り、近代化改修で追加されたレーダー櫓と半ば一体化してしまっています。さすがにレーダーの置き場所に困ったと思える。



御存知ファランクスCIWS。CIWSはClose In Weapon Systemの頭文字で、近接兵装装置、ですかねぇ?なおアメリカ人は形が似ているからとR2-D2と読んでいる模様。スターウォーズ党および無党派層の人たちはそれでいいんでしょうけど、スタートレック党の皆さんもそう呼んでいるんでしょうかね?
20mmガトリング砲を装備した対空兵装で、こっちにやってくる対艦ミサイルを撃ち落とすためのもの。射程距離は400~1700mほどで、超高速で殺しにかかってくる対艦ミサイルを撃ち落とすには迎撃可能時間が結構シビア。それを確実に仕留めなければならないので、こいつの白い筒にはコンピューターやらレーダー(警戒用と射撃管制用の2種類載っているのがミソ)が載っていて、それで自律攻撃してしまう素敵兵器です。

なおCIWSは、これも最後の防御手段となりますので、より遠い距離でミサイルを仕留めるのが良いのですが、1700mよりも遠い距離を撃てる兵装というと5inch砲くらいしか無く・・・(直接的に打撃しないならSLQ-32がありますが
しかし5inch砲は人力で、射撃指揮装置は朝鮮戦争から進歩していないとなると、ミサイルを相手にするのは無謀と思われ。
アイオワさん、実は対空防御力は低い相当んじゃないか・・・と思います。USSアイオワの周囲に展開する護衛の駆逐艦がいないとまともに行動できなかったんじゃないかな。



この4本の筒は対艦ミサイル「ハープーン」。敵艦絶対殺すマン。
これを片舷に8発、計16発と贅を尽くした搭載量となっています。これが実装されて以降、対艦戦闘の兵装はこれになりましたから、主砲なんてものは対地攻撃で使う程度のただの飾りになりました。残当。
ハープーンそのものは入っていなくて、ミサイルを収めておく筒だけ。しかも、これもハリボテなのでじっくり見ることもないです。雰囲気作りとして大事なのは分かるんですけれども。ただし、筒を固定する土台は本物のようでした。



再びトマホークの箱が。これは本物ですね!
某菊池が放ったことで知られるサジタリウスの矢こと32 BGM-109「トマホーク」は対地ミサイルとして使われます。元々は核ミサイルだったんやで・・・。
この箱型のランチャー(ABL; Armored Box Launcher・・・装甲箱型発射装置)には1つにつき4発のトマホークを装填でき、ランチャーは片舷4基あります。つまり全部で32発のトマホークを搭載しているわけです。これが晩年のアイオワ級の最大の売りでした。
トマホークは1984年の近代化改修で実装されたものです。実装後の対地攻撃はこれが主兵装となり、ハープーンと同じくやはり主砲はただのお飾りに。主砲の存在意義なんて最早海軍の象徴でしかなかったのかもしれません・・・。

発射時にはこの箱が上にせり上がって斜め上を向いた状態から発射されるようになっています。



ミサイルは入っていませんが、どう入っているのかはわかりますね。



前回説明しなかった、Mk.38射撃指揮装置、測距儀、Mk.13レーダー。これは主砲の射撃管制を行うもので、艦の前後に1基ずつ、計2基あります。
ここからの向きだと後ろを写している恰好なのですが、前からは撮れなかったのです。



横に伸びている四角い棒状のものが測距儀です。左右の覗き穴を覗いて目標までの距離を測るためのものです。三角関数の知識が必要になってくるので無学な筆者には分からないのですが、測距儀左右の覗き穴の距離が長いほど精度が高いのです。大和型戦艦なんてのはカンザシみたいな15mもの特注の超巨大測距儀を搭載していました。
一方、USSアイオワのこれは10mくらいがせいぜいで、既に何度か言っていますが測距儀で射撃管制するつもり無かったでしょうと思います。

じゃあ何でやっていたかというと、その上にあるゴマ粒みたいな断面をしているMk.13射撃管制レーダーです。元々アイオワ級では輪投げの的のオバケみたいな形をしたMk.8射撃管制レーダーを使っていましたが、使い勝手が悪かったので堅実で使いやすいこのMk.13に換装したという経緯があります。それが1945年です。
レーダーだと測距儀で見るより正確な敵の位置がわかるわけですが、当時はまだレーダーのノイズがひどかったらしく、超便利な兵器というわけでもなかったのが実情のようです。

Mk.13の下、測距儀に串刺しにされている円筒状のものがMk.38射撃指揮装置です。Mk.37射撃指揮装置と同じく艦内にあるMk.1アナログコンピューターと連動していて、射撃指揮装置の要員が割り出した諸元をコンピューター付きの要員が計算して、各主砲に伝達、主砲の要員はコンピューターの指示により主砲を操作、最後に戦闘指揮所の指揮官が引き金を引くみたいな流れです。

で、驚くべきはこの一連の装置、第二次世界大戦からほとんど全く進化していないまま最後まで運用されていたと思われます。湾岸戦争で主砲を発射したアイオワ級の写真は有名ですが、あれの主砲が向いている方向と同じ向きにこの射撃指揮装置も向いているのです。
本当、よくもまあと思います。海軍もどこまで本気でアイオワで戦闘する気だったのか分かりませんね。やっぱり象徴でしかなかったのかなぁ。



5inch連装砲。やっぱり連装砲ちゃんに見える。
副砲にも星印のフタがされているのですね。



トマホークランチャーとレーダー塔。



上部構造から一気に主甲板まで降りてきたところで今日はここまで。
アイオワ編もあと数回で終われそうです。


その14へ→

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その7【2015/08/15】

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次の飛行展示は、スーパー・デイブ・マシソン Super Dave Mathieson のMX航空機のMX2 (C-FMYA)です。
離陸した直後にこのナイフエッジという演目を披露してくれました。機体を90度ロールしながら水平飛行するというもの。
主翼から発生する揚力を利用できないので、エンジンの推力で飛行する格好になります。なので、やや斜め上に機首を向ける必要があります。そういうわけで、斜め上を向きながら水平飛行するという少しおかしな機動を見せてくれます。
逆さまに飛行するのは、まだ対称翼などで揚力を得ることは出来ますが、ナイフエッジだとそれも出来ないので、難度はかなり高いと思います。



こういう機動ですね。よくやると思います・・・。こんな技は初めてで、今回一番驚いた演目でした。



急降下。これの演技はキレッキレなものでした。



MX2というのはエアレース用に開発された機体です。なので速そうで軽そうなのです。



急上昇。



からの降下。



次はウィル・アレン Will Allen のピッツ スペシャルS-2 (C-GZPG)。1944年初飛行の曲技飛行用の機体です。
演目に使う音楽にこだわりのあるパイロットなんだそうですが、写真だけじゃワカランチン。



離陸。



それぞれの演目が切れ目ないので、このままだとお昼を食べる時間もないと思って、この人の曲技飛行はここら辺でブッチして昼飯を買いに行きました・・・。
でも屋台はどこも大混雑で、これに並んでいたら絶対何人かの曲技飛行は見逃すなと思って何も買わずに席に戻りました。結局最後まで飲まず食わずでしたとさ。



ちなみにこんな演技をします。



今日一番のキチガイ、ジーン・ソーシー Gene Soucy のウィングウォーカーです。機体はグラマンG-164アグキャット (NX7699)。1957年初飛行の農薬散布用の農業機です。農業(=アグリ)ネコだからアグキャットなのです。グラマンお得意の猫シリーズだね。
最初はまあ、普通の複葉機の曲技飛行だと思ったんですよ。



!??!??!!?
主翼に人が立ってるぞ!?ウッソだろおい!?

離陸前に降り忘れたわけではなく、演技するマンマンだそうです。ヤバいな、普通転げ落ちるだろ。



人を機外に立たせたまま普通に曲技飛行している・・・。
ほかの曲技飛行と比べると動きにキレはないですが、それでも普通に宙返りやロール運動をやっているのですよ。
立っている人は主翼の間、パイロットの風防の前にしゃがんでいます。パイロットの前見えないじゃん・・・。



宙返りしてるぅ~~~。
よく振り落とされないなと。



(なんかよじ登ってないかアイツ・・・?)



ひえぇ~見ているこっちが怖くなる~~~。
上側の主翼によじ登って機体から伸びている磔みたいな棒に寄りかかりながら飛んでいます。スリルは最高潮だろうな。勇敢というか無謀というか。



それにしてもどのパイロットも低く飛んでくれますねぇ。撮影がやりやすい。






磔にされたまま機体を180度ロール。拡大してみてみると、足を台に固定して飛んでいるようです。他に磔にも何か拘束具があるんだと思いますが。






今度はお前が逆さまになるんかい!と、逆立ちして飛行しています。
もう本当に恐れ入りました。



こんな感じの演目でした。ウィングウォーキングは1920年代から行われている歴史ある曲技なのですがこれまた初めて見たもので、本当空を飛ぶ男たちは命知らずです。
今回もいいものを見させてもらいました。



これも動画があったので貼っておきます。

今回はここまで。


その8へ→

【1/700】駆逐艦綾波 製作【ヤマシタホビー】 

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久々に船を作りました。ヤマシタホビーの綾波です。
吹雪から始まった特型駆逐艦の第3弾で、主砲や吸気口の違いなんかがちゃんと再現されています。他がどうなっているのかはよく知りません。



ランナー構成はこう。小さい枠がいくつも入っています。散らかりやすいのでちょっと苦手なんですよね。



艤装をある程度まで組立ててから塗装します。



ハイ完成。途中の写真は何も撮っていなかったのだ・・・。
船体の塗料にはアクリジョンの軍艦色2を使ったのですが、撹拌が足りなかったのに気づかないまま塗装してしまったので、なんだかノリが悪いなぁとか思いながら何度も吹いているうちにぐちゃぁとなってしまいました。まあ遠目から見る分には大丈夫よ・・・。
アクリジョンは匂いがほとんどしないしので良いのですが、溶剤で薄める時の比率がラッカーよりシビアだったり、撹拌が大変だったりなのが難点ですねぇ。それでも便利なので水性塗料から順次取り替えるようにしています。

というわけで完成写真はギャラリーにて。

【ギャラリー】大日本帝国海軍 特型駆逐艦「綾波」(1941年)【1/700】

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■使用キット:ヤマシタホビー 1/700特型駆逐艦綾波
■仕様:1941年開戦時

【製作記】



おなじみの駆逐艦です。今、戦艦の模型をだらだらと作っていますが、駆逐艦くらいの規模が私にはちょうどいいですね。
いつも通りの素組み+張り線仕上げです。



たまにはと思い、主砲と魚雷発射管を右舷に向けました。







マストから垂れ下がる張り線は今回は比較的うまくいったと思います。



そういう気分だったのでウェザリングもしました。ちとやりすぎたか?







以上、駆逐艦「綾波」でした。

北米project 4 ~Is the order a warbird? その14【2016/03/04~10】

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上部構造から階段を降りて主甲板へ。そこから4度目か5度目の艦内への順路を進みます。

入るとすぐに船員の部屋が出てきました。たぶん下士官の部屋。
部屋が共同なのは当たり前。3段ベッドは荷物棚みたいで、高さは腕立て伏せするのがやっと。ていうか大部屋で、パーテーションらしいものも見当たらない。
・・・というような環境で、今まで見てきた将校用や士官用の部屋とは天国と地獄ほどの差です。
下士官は人権が無さ過ぎだし、将校は軍艦の割には無駄に贅を極めていると思いましたね。



ベッドの裏は収納スペースになっているようです。
自分だったらそんなことよりベッドのクッションを厚くしてくれよと思いますが。ここに荷物を入れないと収まらないほど他の収納スペースが無いということかしらん。



その後に出てくる偉い将校さんの個室。格差を見せつけていくスタイル・・・。



食堂。今までで一番大きいのと下士官部屋に近いことから下士官食堂なのかも。
ということは一番最初に見た食堂は士官食堂だったのかしら・・・?



パン工場。
USS。アイオワが建造された1940年代のチャンピオンという会社の機械が退役まで使われていたんだよ、ということが書かれていました。マジか。
でも毎食焼きたてのパンが食べられるのは大事ですよねぇ。



右が冷蔵庫で、左はパン生地の練り機ですかね?



その手前にあるトレイの棚とどっかのホームセンターで売ってそうなポップコーン製造機。



ここに限らず艦内のどこもそうでしたが、天井は配管だらけでした。配管の設計したやつも大変だなぁ、これ。
こんがらがって仕方ないので、どの配管がどの向きに流れているかというのが書かれています。



アメリカ海軍の軍艦と言えばアイスクリーム製造機です。
船員の士気を上げるためにアイスクリーム製造機がどの艦にもあったなんて話は有名だったはず。潜水艦にもありましたからね(潜水艦はその任務の過酷さから、食事に関しては水上艦よりも優遇されていたようです
アメリカ海軍では乗艦中の飲酒が禁止されているため、せめてもの代用としてアイスクリームを好んでいたそうな。帝国海軍の間宮羊羹みたいなものだったんでしょう。
他にも本土で製造したアイスクリームを冷凍保存して運ぶための船を100万ドルかけて建造したとかしなかったとか。



食堂。う~ん、簡素。という感じ。
椅子が片持ち式になっていて、床掃除がしやすそうだなぁ~とは思いました。



USSアイオワの模型。
このあたりは売店がありました。

今回はここまで。次回でようやく初日が終了するよ。


その15へ→

北米project 4 ~Is the order a warbird? その15【2016/03/04~10】

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売店を出るとそこは主甲板後部でした。第3砲塔がお出迎え。



主甲板後部はヘリコプターが着艦できるようになっています。ただし、USSアイオワには艦載機は無かったはず。
博物館船になった今では、ここで貸切パーティができるみたいです。広さは十分ですからねぇ。
船をパーティ会場にするという手法は、維持費の貴重な財源になるのか、どの船でも行われている感じです。



対岸を見てみると台湾の長栄海運のコンテナ船Ever Smart (IMO 9300403)がコンテナの積み下ろし中でした。ガントリークレーンが壮観。
船体のEver Greenの文字と色にどうも見覚えがあると思ったら、台湾のエバー航空と同じフループ会社なのでした。



主砲を真正面から。やはりこの画ですよ!もっと遠くから望遠でぶち抜きたい。
本当は艦首から見たかった。



斜めから。なんだかんだ言ってもこれだけ見た目で訴えてくる迫力のある兵器というのは今後そうは現れないでしょう。
それにしても、砲塔の中に入れなかったのは残念。



右舷側を歩きます。各射撃指揮装置がよく分かります。



エロ光に照らされて。
なるほど鉄(くろがね)の城とはよく言ったもので。新造時は5inch連装砲が今の倍あって、対空機銃もハリネズミのごとく付いていたので、更に物々しい姿だったでしょうね。
いよいよ下船します。どうにか開館時間内に回り切れましたね。ちなみに16時59分。閉館1分前でした。



撮影角度がアレで今の今まで触れてきませんでしたが、第1煙突の真上に追加で取り付けられている魚焼き網みたいなのが、AN/SPS-49対空レーダーです。・・・ってここからでもあんまり良く見えなぇな。もういいや。



これでUSSアイオワとはお別れです。
博物館になった軍艦を見学したのは横須賀の三笠に続いて2隻目でしたが、三笠よりも原型を留めていて、やはりこうでなくては・・・と思いました。
また見てみたいなぁ。艦の全体を写し損ねてるからね。
でも他のアイオワ級も見てみたいしなぁ。アイオワ級は4隻中4隻が残っているので(本当によく全部残せたと思いますよ・・・)、全艦見て回るのが優先度は低いですけど密かな夢です。一番難しいのはUSSウィスコンシンですねぇ。

後ろ髪を引かれつつ車に戻って、次の目的地へと向かいます。



2016年3月4日(金)17時51分
カリフォルニア州サンペドロ サンパシフィック・ビレッジ
USSアイオワから車で3分。サンペドロという町にあるサンパシフィック・ビレッジという所にやってきました。ここで夕飯にします。この後チノまでちょっとしたハイウェイドライブなんですが、恐らく途中で飯を食べるタイミングはないと思ったので(そしてそれは当たった)、ここで済ましておこうと思ったのです。時間もちょうどいいし。
本当の目的はここの向かいを走るむか~しの路面電車だったのですが、観光路線ということもあって夕方になると営業を終了してしまったようで、姿を見ること無く終わりました。まあ見れたらいいな程度の話だったので無問題。

で、このサンパシ(略)はレストランなわけですが、なんだか胡散臭い雰囲気を出しています。入口にデデンと建っている門が既に怪しいわけですが、日本じゃないな・・・韓国か中国のイメージといったところでしょう。でも中を覗いてみると行き交う言葉はスペイン語・・・なんだもうぐっちゃぐちゃだな。アメリカらしいけど。
この中には数軒のレストランが同居しているのですがどこも似たような感じなので、意を決してアラスカ・シーフード&スシ Alaska Seafood & Sishi という屋号からして国籍ごっちゃごちゃな店に入りました。
いけすやトロ箱に魚や蟹や貝が並べられていて、それでいて注文はフードコートのような方式で、先に注文してからお金を支払い、出来上がった料理を受け取って席で食べるというもの。なんだか不思議なところでした。



初日から豪勢に行くのも今後が心配なので(元々今回食事に関しては節制するつもりだった)、比較的質素なコンボを。
ディープフライド・フィッシュ・コンボみたいなそんな感じ。値段は覚えていないですが、$8~15くらいだったかな?
主菜はティラピアの素揚げ。見た目は獰猛ですが食べてみると美味しいんですなこれが。ちょっと油が臭かったけどな・・・。
主食はトルティーヤ数枚。温めてあったのが高得点。
左奥は豆スープ。真ん中はメキシカンライス。右はメキシコっぽいサラダ。酸っぱくてぴりりとくる。

という風にメキシコ料理ですね、これ。通りでスペイン語を話す人が多いわけだ。メキシコ系御用達のお店だったのね。その中に中国人と思われてるかもしれない日本人が1人だけいるのはちょっと怖かったですが。
ただ地元民がよく来るお店を当てられたのはよかったと言えますね。味も良かったです。



さてここから、今夜の宿のあるチノへ向けて進軍します。
ホテルまでは53mile (85km)あります。まあまあな距離よ。
ほとんどをハイウェイを走るのですが、そこはさすが自動車大国アメリカの大都会ロサンゼルス、ハイウェイが網目状に延びていて分岐が数km置きに出てきます。
しかもハイウェイの車線は脅威の4~5車線。うまいこと車線変更しておかないと別の分岐に行ってしまいます・・・。
案内はスマホ常駐のグーグルさんにしてもらいましたが、おちおち画面も見れずに音声だけでひとり走るのはキツイものがあり(そのために大船のやきうのお兄ちゃんを招集したのだが)、何度か道を間違えました。
しかも、よく考えたら前日の夜は寝ておらず、そのままほぼ起き続けたままここまで来ていますから、睡魔さんとも戦わなければならず・・・。
初日にして今回一番キツかったところでした。



2016年3月4日(金)20時27分
カリフォルニア州チノヒルズ ホテル・チノヒルズ
1時間で着くところが2時間掛かったけど、どうにか着いたぞ今夜の宿!
チノ・ヒルズ Chino Hills というところにありまして、ごちうさ難民的には長野県茅野市と共に外せない土地ではないでしょうか?
普通のホテルスタイル。今回泊まった中で2番目に良かったです。



てっきり大船のやきうのお兄ちゃんが来るつもりでいたので部屋はツインです。でも実際に使うのは一人。もうひとつのベッドは荷物置きにしかなりませんでした・・・。
この先泊まるホテルのフロントでいちいちもう一人は来ねぇよと説明しなければならないと思うと気が滅入る。ツインを1人で使うのも背徳感がある。

そういうわけで、ようやく初日が終了しました。
書き始めたのいつだと思って遡ってみたら1月初めでした。1日分の記事書くのに4ヶ月以上もかかってんじゃん・・・(呆れ
次の日は航空機まみれなので、これも先が思いやられますね。

今日はここまで。翌日へ続く。


その16へ→

四季島の甲種輸送を見に行く【2016/09/07】

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2016年9月7日。
四季島の電車が甲種輸送されるんだ、ふーん、暇だし行くかと早起きして行ってきました。場所は確か草薙駅のあたり。
執筆時点では既に総合車輌製の車輌を組み込み、試運転も終えて、営業運転も始まっているので、今更感がいつにも増してすごいです。



あ、来ましたね。



牽引機はEF66形115号機。



前頭部。窓ガラスがやたら大きいのを除けば割りと素直な形状だと思います。251系みたいだなぁとなんとなく思いました。前照灯のケースはなんだかミニバンのテールランプみたいだなと思いましたが。



形式写真は一応全部撮りましたが今更ここで並べることもないのでこれだけ。窓がすごい(コナミ
電車はE001系と呼ぶそうですね。



後追い。
結局執筆に至るまで再会していないですが、いつまた見かけるかしら。

今日はこれでおしまい。

静岡空港と大井川鐵道で撮影 前編【2016/09/09】

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2016年9月9日。
静岡空港で飛行機を撮影してその後大井川鐵道でSLを撮ることにしました。まずは静岡空港の石雲寺展望台へ。
空港の消防隊が放水訓練みたいなことをやっていました。



多少順風でも基本的に南側から着陸してくるので、飛んでるところは撮りづらい。



フジドリームエアラインズのERJ175 (JA07FJ) JH142静岡(福岡発)。
黄色は初めて見たはず。



なんか警察のヘリコプターが着陸してきました。



ちゃんとエプロンの上を飛行するようになっているらしい・・・。



静岡県警かと思いきや香川県警のSikorsky S-76B (JA6766)でした。なんの用だったんでしょうね?



中国東方航空のA320-200 (B-1636) MU2871静岡(南京発)。
やはりこれは撮影していて面白くない塗装優勝候補ですねぇ。社名の書体にやる気が感じられない・・・。特別塗装は気合が入っているように見えるんですけどね。



FDAのJA07FJが離陸。JH153新千歳です。



全日空のB737-800 (JA67AN) NH1262静岡(新千歳発)が着陸。ここに飛来する中では一番大型。



FDAのERJ175 (JA03FJ) JH144静岡(福岡発)。
ピンクは初めてです。



JA03FJがエプロンに入るとB-1636が滑走路へ。こちらはMU2872南京です。



ちょっと撮影地点を変えることにしました。空港の南側に展望台があるのでそこに行きました。途中、中々の山道を走るので楽しいことになります。すれ違いの車が来なくてよかった。
駐車場もあるので車でも大丈夫。ていうか車じゃないと来る気が起きない。



FDAのJA03FJ JH133鹿児島が離陸していきましたが、真下過ぎました。これじゃあちょっと。



・・・と思ったら?



あれ?



なんで戻ってきたの?しかも脚出してるし、着陸する気か?
写真はまあよさげなのが撮れたけれども。



カツい写真も撮れました。
結局なんだったのかは分からず。忘れ物でもしたのかな?

飛行機撮影はここで切り上げて、大井川鐵道沿線へと向かいます。


後編へ→

静岡空港と大井川鐵道で撮影 後編【2016/09/09】

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静岡空港から大井川鐵道の新金谷駅へ移動しました。
まずは、数日前に目撃された修復途中の14系客車を線路沿いから見ることに。
この時は1両だけ再塗装がされていました。執筆時点ではそろそろ運行開始が近いですが・・・?まあ多少は遅れるでしょうよ。



逆THE光。
手前2両はまだ手を付けておらず、ここにいない1台がこの時修理の真っ最中ということです。



車両区を覗いてみると、ホキ989がいました。
大代側線で蔦まみれになっていましたが、復活させるつもりだそうです。ただ試運転で問題を起こしたようで、それからどうなったのかは知りませぬ。



ホキ898はE31形に挟まれていました。E31形もめでたく2018年度に稼働開始となる見込みです。2010年の搬入から長かったなぁ・・・。



新金谷から福用に移動して、トーマスを迎撃します。



ぐえー。
すっかり影に入ってしまった。これはさすがに失敗と言わざるをえない・・・。



後続の21001系は無難に撮影します。



下りの16000系は踏切と絡めて。うーん凡作。



いわゆる黒SLことC11形190号機の川根路号は望遠で抜いてなんとか見られる形に。

大井川鐵道は消化不良になってしまいましたので、また撮りに行きたくなったなとこれを書いていて思ったのでした。
おしまいです。

カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その8【2015/08/15】

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前回に続き、ウィル・アレン Will Allen のピッツ スペシャルS-2 (C-GZPG)がまだ飛んでいました。















展示飛行を撮るのにも飽きてきたのか、遠くにいるCC-177の全体を撮っていました。垂直尾翼デカいなぁ・・・。



ウィル・アレンの演目が終わると、次はカナダ空軍第407長距離哨戒飛行隊 407 Long Range Patrol Squadron のロッキードCP-140オーロラ (140110) でした。



CP-140・・・つまりはP-3C対潜哨戒機のカナダ版です。
対潜哨戒機は海軍が保有運用するのが通例なのですが(自衛隊でもそうなっている)、カナダでは空軍のものになっています。
これは、対潜哨戒の他に洋上監視、救難活動もできる機体に仕上がっていて、活動範囲に陸地も含まれることがあるためだそうな。ちなみにアフガニスタンやリビアに派兵されていた時期もあったんです。
これも更新時期に来ていてボーイングのP-8を購入するらしいですが、最近カナダとボーイングの間で何か揉めているようなので(F-35の代わりに買うはずのF/A-18E/Fをキャンセルするかもしれないらしい)、これもどうなるやら。
カナダの装備品購入っていつも話が二転三転しているような。



主脚を出しながら低速でフライパス。



腹見せ。ソノブイ投下口がよく見えます。



もう一度フライパス。



着陸しました。



次に飛んだのはジェフ・レター Geoff Latter の南昌CJ-6 (C-FGCJ)。中国の昔の練習機です。
扱いやすいのか分かりませんが、北米で結構な数がフライアブルだと言われています。T-6テキサンみたいな扱いかな。以前も取り上げているので詳しい話はこっち



スモーク発生装置を取り付けていました。でもエンジンの排気のような気もします。



背中見せ。
CJ-6はガルウィングや長いノーズが特徴的ですね。



脚を出して低空飛行。



良いロール角度でフライパスしてくれました。
なにせたくさん機体が残っているので、思い思いの塗装で塗られている機体もいるようですが、この機体はオリジナルに忠実に塗られています。



着陸しました。
こういった古典機が展示飛行するというのが北米のエアショーのいい所です。

今日はここまで。


その9へ→

北米project 4 ~Is the order a warbird? その16【2016/03/04~10】

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2016年3月5日(土)7時50分
カリフォルニア州リバーサイド群コロナ ウェスト・コロナ駅
2日目です!
今日は航空博物館を2箇所ハシゴするのですがその前に、朝7時過ぎにホテルを出発して車で15分くらいのところ、コロナ市にあるウェストコロナ駅 West Corona Station にやってきました。
ここはロサンゼルス近郊に路線網を広げる通勤鉄道「メトロリンク」の駅です。
博物館の開館は10時なので、それまでの間ここで列車の撮影をしていきます。いわゆる朝練。アメリカの鉄道はそんなホイホイと撮影できるものでもないので、撮れる時にがっつり撮影しておくのです。

駅のプラットホームは対面式ホームですが、線路の間には往来防止用の柵が立てられていて撮影には向きません。やっぱり線路横断する人いるんだねぇ。



列車が来るまで駅を探索。
一応駅舎。造りは簡素ですがカリフォルニアと言うかスペイン風の建物になっていておしゃれ。跨線橋やホームのベンチもそうでしたが、外観には気を配っている感じです。



駅前には広大な駐車場が!500台位あるらしい。
いわゆるパークアンドライド駐車場ですね。通勤手段を自動車から鉄道にシフトさせるのが目的なので、自動車で駅に乗り付けやすい環境が大事なのです。日本の鉄道とは異なる発想です。
ちなみに路線バスも発着しています、一応。



そうこうしているうちに列車の来る時間になったので撮影に行きます。ホームでは撮影しづらいと思ったのでその少し横から撮りました。
じきに列車が来ました。いやぁ、でかいぞあれ!

話は逸れますが、右手前に写っている脱線転轍機に注目。あんな形のものもあるんだね。



最初の列車は91線751レ ユニオン(ロサンゼルス)行き。
91線というのはそういう路線名ですね。英語だと91 Line。並行して走るハイウェイ91号線に由来しているんだと思います。

列車はディーゼル機関車を動力としたプッシュプル運転方式。ロサンゼルス行きは客車側が先頭になります。なので先頭には制御客車が連結されます。
先頭車両はヒュンダイロテム製のバイレベルカーSCAX669号です。他にボンバルディアのバイレベルコーチも数台。



機関車はEMD F59PH形SCAX858号機です。1992~1993年に導入された機関車で、メトロリンクの中でも古株です。
F59PH形自体も登場してから年月が経っていて、ところによっては廃車が発生しています。メトロリンクでも新型機関車EMD F125形が投入され始めたため、ここのF59もそのうち見納めになるかもしれません。

乗客の乗降があったのですが、その時にメトロリンクの職員のおっちゃんが精算や切符の販売をしていました。一応こういう駅員がいるんですね。ホームでの乗降の扱いは列車の車掌がその一切を行っていました。
駅員のおっちゃんと少し話しましたが、こんなところで電車を撮るのはアンタが初めてと言われました。そうだろうなぁ・・・。



次の列車はアイランドエンパイア・オレンジカウンティ線857レ オーシャンサイド行き。今度はクソ長い名前の路線・・・。
ところでなんだか先頭のアレは・・・。


BNSFの機関車じゃん!!次位には制御客車が連結されているしどういうこっちゃ?
制御客車の故障による代走?レア?と最初は思ったのですが、調べてみると2015年に自動車との衝突事故を起こした時に制御客車が潰れたようで、安全が確保されるまでの間制御客車の前にディーゼル機関車を連結して当面の間の対策としていたそうです。確かに機関車ならダンプにぶつかっても平気そう。
機関車はBNSF鉄道から40機リースしてもらっているようです。牽引機はGE AC4400CW形BNSF5613号機でした。



中間車にはボンバルディア「バイレベルコーチ」SCAX135号車。メトロリンク開業時から走っている2階建て客車ですが、ロテムのバイレベルカーにより大半が更新されてしまいました。特に制御客車は衝突安全性に難アリという理由でソッコーで置き換えられてしまい、既に全滅です。まああの切妻運転台だとね・・・。
ただし、一部中間車は1階を自転車を載せられるようにしたバイクカーに改造されてまだ現役です。
こっちでは自転車を載せられる公共交通機関が発達していて、自転車で遠くに出かけやすい環境が出来ています。私は意識が低いので、自転車で遠くに走りに行こうとしても、帰りはバスか電車に乗って帰りたい派なのでこういうのは羨ましいですね。



本務機(?)はMPI MP36PH-3C形SCAX895号機でした。近郊鉄道の常連機関車です。
ちなみに列車は通勤列車という性格、しかも土曜日ダイヤということもあってロサンゼルス方面のみの運行です。反対側からは来ないのです・・・。
と思っていたら、



あっ。
またおっちゃんと話していたら反対側から貨物列車が来るでと言われて慌てて場所を移動しますが間に合いませんでした。
一応撮れたっちゃ撮れたけど柵が・・・。普段日本で電車撮っている時は柵はあまり気にしない性格ですけど、さすがにこれは柵の密度が濃いし背も高い。



機関車は4重連、貨車はダブルスタックです。特にダブルスタックカーは今まで撮影したことなかったのでなんだかんだ言っても満足。
牽引機はGE ES44C4形*3機+GE Dash9-44CW形(BNSF6747+7108+7199+4350)でした。



2段積みの海上コンテナが延々と流れていく光景。圧巻としか言いようがないです。
基本的にコンテナは満載で走りますので、撮っていても見栄えはいいですよね(たまにケツの方に1段積みがいるけど、何せ長いのでファインダーにはそんなものまで写らない

1回じゃ収まらなかったので次回へ続く・・・。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その9【2015/08/15】

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次の演目は、お待ちかねのカナダ空軍の第431曲技飛行隊「スノーバーズ Snowbirds」です。航空自衛隊のブルーインパルスのように空軍が運用する曲技飛行部隊です。

第431飛行隊の起源は第二次世界大戦時の第431爆撃飛行隊と歴史の長い部隊です。戦後1954年には第431戦闘飛行隊となってF-86を運用しました。これの任務はエアショーでの曲技飛行で、この時はまだ名無しのチームでしたがこれがカナダ空軍初の曲技飛行部隊となっています(ちなみにF-86を運用していた曲技飛行部隊は他にも1959年にカナダでの初飛行から50周年とカナダ空軍35周年を記念した曲技飛行部隊「ゴールデンホークス」もありましたが、これとは別の部隊のようです)
その後1967年には「黄金の百年祭 Golden Centenaires」というカナダ建国100周年を記念した曲技飛行部隊が臨時編成されました。この時使われたのがカナディアCT-114チューター練習機だったのです。ここ重要ですよ。このゴールデンセンテなんとか(すまねぇフランス語はさっぱりなんだ)は臨時編成だったので1年限りで解散します。
ところがこれで終わらず、ゴールデンセンテネアーズのパイロットたちが1969年に非公認の曲技飛行部隊を編成して、翌1970年にエアショーで白く塗られたCT-114で披露します。これが大人気でして、機数は4機から7機に増えるわ、スノーバーズという愛称は与えられるわ、最後には1978年に公式の曲技飛行部隊に昇格して現在まで至ります。



スノーバーズが離陸体制に入りました。
曲技飛行部隊は大まかに6機程度の戦闘機でパワーに物を言わせた力強く素早い展示をするアメリカ流と、10機前後の練習機で緻密で美しい編隊展示をするヨーロッパ流に分けられます。スノーバーズはアメリカ大陸に在りながらヨーロッパ流の展示飛行をするチームです。そこはやはりイギリス連邦なのかな?
スノーバーズはCT-114を9機運用して展示飛行します。これは曲技飛行部隊としては多めの機数です。



まずは1,2,3番機が離陸します。編隊離陸はブルーインパルスでは見られないものなので、早速得した気分に。



続いて4,6,7番機。展示飛行するのは9機ですが、部隊には11機在籍しているので途中で欠番が出る格好になります。10,11番機を予備にすればいいんじゃないのかしらと思いますが、じゃんけんで今日の欠番機を決めるとかあるんでしょうか?



最後に5,9,11番機が離陸。この編隊は目の前を通過する時点ですでに浮かび上がっていました。



後追い。
ちなみに使用機のCT-114ですが先述の通り前身のゴールデンセンテネアーズ時代より一貫して運用されています。一番新しい機体でも1966年製です。いくらなんでも寿命を超えていると思うんですが、空軍はあと10~20年は使い続けるようです・・・。B-52みたいに親子2代続けてCT-114に乗ったとかいう話も出てきそう。
本来の練習用の機体は2000年までに全機退役していますので、スノーバーズのためだけに残されている状態です。1機種をこれだけ長い間使い続ける曲技飛行部隊もいないよなと思います。



ウィル・アレンがまだ飛んでいました。スノーバーズが体勢を整えるまでのつなぎかな。



ハエみたいな動きをする(褒めてる






最後に背中を見せながらフライパス



着陸しました。



スノーバーズの登場です。
曲技飛行部隊というとブルーインパルスしか今まで見たことがないので、どのような展示飛行をするのかというのは初めから興味が尽きませんでした。かなり期待しています。



午前中どんよりとしていた天気はお昼から好転してきて、場所によっては青空が見えるようになってきました。これはこの後の演目にも期待がかかります。



ただしまだ大部分の箇所は雲が厚く・・・。



そしてビッグダイヤモンド編隊でこちらへ向かってきました。
機体の裏側は真っ赤で、そこに白く鳥の影が描かれています。我々はスノーバーズなので。ちなみにスノーバードというのは日本語だとユキホオジロになります。



「お見事!」としか言いようのない正確で美しい編隊飛行です。しかも9機編隊なので見た目の迫力も大きいです。いやこれはあっぱれ。

今日はここまで。


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カナダの航空祭コモックスエアショーを堪能する その10【2015/08/15】

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前回に引き続きカナダ空軍の曲技飛行部隊「スノーバーズ」の展示飛行を見ていきます。
次は「バルカン編隊 Vulcan」です。バルカンはローマ神話の火の神のバルカンですが、それとこの編隊がどういう関係なのかはよく分かりません。我々は無知なので。



今度は「ドラケン編隊 Draken」。ドラケンはスウェーデン語で「龍」の意味です。
フォーメーションの名前はカナダ空軍の公式ページからです。



さらに「コンコルド編隊 Concord」。「調和」を意味するフランス語です。
どれもビタっと決まった緻密な編隊を組んでいて通過する度に息を呑みます。
使用機体のCT-114は練習機なので訓練生と教官の複座なのですが、座席が横に並ぶサイドバイサイド配置になっています。パイロットは右側に座るのですが、自動車の運転と同じで左側の視界は右側よりも悪くなるわけです。
他国の曲技飛行部隊の機体は大抵どこも複座が縦に並ぶタンデム配置で視界が良いので、スノーバーズはこの点でハンデがあるわけです。
にも関わらずこれだけ密集した編隊を正確に飛行するというのは贔屓目無しで高い技術を持っているといえます。

それとここにきて、バルカン、ドラケン、コンコルド、この3つは飛行機の名前になっているという共通点があることに気づきました。言われてみるとその飛行機の形状をしているよ~うな気もしますが、たぶん気のせいだと思います。



9機の並列飛行 Nine plane line abreast でフライパス。



望遠で。バチーン!と決まっています。



後追い。一番左の機体がほんの少し遅れてるな・・・。



背中を見せながらビッグダイヤモンド編隊。



左から飛来してきてブレイク。



無秩序に飛んでいるようでちゃんと訓練と計算がされた機動なんだろうな。






そこから1機ずつどぴゅーんと一直線に飛んでいきます。



そして着陸。3機編隊が1機ずつ着陸していきました。1番機。



9番機。



2番機。他6機。

と、スノーバーズの演技はこんな感じでした。
多数の機体で編隊飛行を途切れなく行うのが特徴の演技でした。間違いなく一流の曲技飛行部隊です。
正直9機固まった編隊飛行ばかりで変わり映えしなかった・・・とも思いましたが、他の会場で行われた展示飛行を見てみると、7機や4機編隊の飛行や単機同士の交差飛行などもあるようです。
たぶん雲が低く空の状態が悪かったのでそういった飛行が出来なかったんじゃないか・・・?とも取れました。また今度は晴天の日に見に行かなくては・・・と思います。

今日はここまで。


その11へ→

しずてつバスフェスタで新型バスを見る 前編【2016/09/10】

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2016年9月10日。
静岡市周辺の路線バスを運行するしずてつジャストラインの「第3回しずてつバスフェスタ」が開催されると聞いて今年も行くことにしました。一昨年(2014年)の第1回には行きましたが、去年(2015年)は国外追放されてカナダにいたので行っていません。
清水駅まで電車で行って、そこからエスパルスドリームプラザへのシャトルバスに乗り換えて会場入り。このシャトルバスも本数がまあまああるにも関わらず中々の混雑度で、盛況のようです。バスは2台いますが、こっちは西工のバスですね。



会場に入って最初に目についたのは、この銀色のバス!ぎ、銀バスじゃないか!やはりこの色も復刻したか。
緑とピンクの復刻塗装バスが少し前から走っているというのは弊ブログでも取り上げたことがありますが、「どうせなら銀バスも出してくれないかな・・・」と常日頃思っていたわけです。本当になりましたね。
いやぁ嬉しい。



この銀バスは1970年代~1990年代にかけて塗られていた塗装です。塗り分けは東急バスのそれと同じで、赤帯を青に変えただけです。特に東急のグループ会社というわけではなかったんですけどねぇ。

この銀バス塗装は実はこれよりも前に1台復刻されていて、それは2011年に1台だけ導入された日野ブルーリボンシティハイブリッドです。ただしこれの場合、青の色が明るめになっていて微妙にコレジャナイ感があったにはありました。
ところが今回のエルガの青は当時のくすんだ紺色という感じに仕上がっていて、とても良いです。帯に書かれている社名も静岡鉄道(なお鉄は失ではなく矢)と当時風になっています。
ついでにホイールもちゃんと銀色にぬっていますね、これ。



車種はいすゞエルガLV290、新型です。新型はリアがあっさりとしてしまったなぁと。
あとは大型の後輪カバーが目立ちます。



お次。これもエルガLV290です。ここ最近の導入車はどれも復刻塗装だった中でようやく一般塗装も出てきたかと思ったんですが、なんだか違和感が・・・。



よく見ると側面の青い四角と赤い四角にそれぞれ緑とピンクで縁取りされていました。この車両から採用された新しい一般塗装だそうです。後ろ扉が開いていたので分かりづらいですが、後部扉は伝統的に赤で塗られていたのが今回から青に変更となりました。ここはちょっと寂しい。
あと、ホイールも無塗装になりましたね。神奈中もそうだったけどあんたのとこもか。



珍しいものというとこれもですね。丸子営業所にいるとかいう日野ブルーリボンIIの安全運転訓練車。元は営業車だったものを改造したらしいです。



車内は大改造されています。
色んな検測機器やその結果を出力する機械がありますねぇ。



後ろはこんな感じです。



ちびまる子ちゃん塗装の日野セレガHD。これは主に静岡~相良間の特急路線に使用されるやつです。



確か的当てゲームの的に供されていた日野ブルーリボン。
古いバスですが一際珍しいという車輌でもなかったはず。



綱引きに供されていたふそうエアロスターM。
まあ普通のエアロスターMなんですが、この車両は元神戸市交通局からの中古車というしずてつでは変わった経歴を持っています。



変わった部分は見た目にも出ていて、後部扉が引き戸になっています。しずてつでは折戸を採用するのが通例です。
後は後部行先表示器の形状や米粒テールランプ装備などなど。



日野セレガHD。こっちは東京方面などの県外へ向かう高速バスに使用されます。
今日は洗車体験ツアーの乗車車両だったようです。



唐突に現れた「ハルチカ」の等身大ポップ。
2016年に製作されたアニメではガッツリと清水が舞台になっていていわゆるご当地アニメの一面もあったんですが、肝心の地元が平常運転でやる気ナッシングだったのでそこは全く盛り上がりませんでしたとさ。やっぱアニメや漫画と絡めて何かをやるというのには向いていない土地と言うか風土だなと再認識したのでした。



今回ハルチカの一角が設けられているのは、劇中にしずてつのバスが一瞬出てきたからです。
その時映ったバス停もわざわざ拵えていて、一瞬な割に頑張っております。ちなみに静鉄電車も劇中に登場したんですが、鉄道の方は特に何も動きがありませんでした。同じグループ内でも温度差がありますねぇ~。関心のある担当者がいるかいないかの差でしょうか。

展示車両はこんな感じでした。
この後物販で放出品を少し購入して撤退しました。



おまけ。第2会場(自称)で展示されていた観光バス達。
中央交通の日野セレガHD。H.I.S.塗装ですがhis goというのは初めて見ました。



あとは日の丸観光(日の丸自動車興業)のふそうエアロエースのいました。

静岡の方に戻ります。


後編へ→

しずてつバスフェスタで新型バスを見る 後編【2016/09/10】

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エスパルスドリームプラザでしずてつバスフェスタを堪能した後は、静岡へ戻ります。
行きと同じでシャトルバスに乗ります。帰りは赤い日野レインボーHRでした。



新清水駅でバスを降りて、静岡鉄道に乗って新静岡駅まで行きます。
乗ったのは新型のA3000形でした。全線通しで乗ったのはこれが初めてですね。やはり東京の電車みたいだ・・・。



ついでなので駅前でバス撮影します。以下、ただバスの写真を貼るだけです。
日デスペースランナーJP+西工96MC B-I(丸子)



青い駿府浪漫バスのふそうローザ「家康公」。



いすゞキュービック+富士重7E(鳥坂)。静岡まで7Eが出入りしていました。



いすゞエルガLV234(丸子)。巻き込み防止用の後輪カバーが付いているのでここ最近の車ですかね。



日野セレガHD(相良)。



日野ポンチョ(唐瀬)。



京王バス東のふそうエアロエース。



日野ブルーリボンシティ(小鹿)。



日野セレガHD(相良)。ガーニッシュがメッキじゃないのが気になったのでした。



日野セレガ(相良)。



緑の駿府浪漫バスのふそうローザ「竹千代くん」。



日野レインボーII(唐瀬)。



ふそうエアロスター(小鹿)。

以上、バスの写真だけでした。おしまい。
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