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Channel: 黒鉄重工
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ビクトリアの沿岸要塞跡地を見学する 最終回【2016/3/16】

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ロッドヒル要塞を後にしてやってきたのは、近くにあるエスクイモルト潟湖 (エスクイモルト・ラグーン Esquimalt Lagoon) です。

場所はここ。ここから北東方向すぐにあるのがロッドヒル要塞です。地図を見れば一目瞭然ですが、砂州が発達して形成された潟湖です。そして小さな砂州の上に道路が1本通っているという特徴的な地形をしています。以前に家でグーグルマップをグリグリ動かしていたら見つけて頭から離れなくなり、そのうち行こうと思っていたところなのでした。


砂州は地図上では頼りないですが、細い割にしっかり定着しているような気がします。この辺はダムが無いはずなので、砂の供給不足による砂州の消失は起こりにくいんだと思います。地質系は素人なので何も分からないのですが。

砂州は潟湖を完全に囲んでいるわけではなくて、わずかに外海との開口部があります。川1本分くらいです。砂州の上を走る道路は、橋で繋げられています。またこの橋が木橋というのが良いですね。なのでこの開口部は人間の管理下にあり、少なくとも開口部がこれより広がることは起きないでしょう。

砂州の外側を見てみれば、さっきまでいたロッドヒル要塞、フィスガード灯台、エスクイモルト基地が見渡せます。さっきは向こうからこっちを見ていました。

潟湖は野鳥の生息地になっていて、たくさんの野鳥が潟湖で羽を休めています。潟湖の中は鳥類保護区になっているので、野鳥のたまり場になっています。久々に野鳥の撮影となります。

カモの番。イチャコラしている。

絵にはなりますよね。

カナダガンの番。イチャコラしている。

砂州の道路。ここが一番海抜低いですね。ちょっと海が荒れれば簡単に波を被りそう。

浜辺には打ち上げられた流木やゴミ。

なんでかスクールバスも止まっています。これはトーマスのSaf-T-Liner ERです。

白くて丸いお目々が特徴的な謎野鳥。知らない野鳥を特定したい時はWhatBirdというサイトへ行きます。ここで鳥の外見の特徴を入力すると特定できますぞ。この鳥はテリムクドリモドキ (Brewer's Blackbird) といいます。艶のある青黒い羽毛が美しいですね。黒いのはオスだそうな(メスは灰褐色)。この鳥はよく鳴いていました。

ホシムクドリ (Common Starling) という鳥。斑点が特徴的。ヨーロッパ原産の鳥なのでカナダでは外来種なんですが、めっちゃ嫌われてるらしい。

アメリカヒドリ (American Wigeon) の群れ。

着水するカナダガン。こいつが飛ぶところはそんなに見ない。

ここにもホシムクドリ。

潟湖の対岸に目をやってみれば石造りの建物。ありゃ、あれはロイヤルローズ大学のハトレー城じゃないですか。なるへそ、ここから見えるのか。向こうからの眺めも良さそうだな。城より手前の土地は芝生になっていて、緑の多くて文化的ですなぁ。

エスクイモルト潟湖とはこれで撤収。なかなか気の休まる場所でした。この後は自転車でランフォードの町に行って、地図上で見つけた模型屋に行きました。プラモデルか鉄道模型を期待していましたが実際はラジコン屋だったのでここは空振りでした。

ランフォードのバスターミナルまで戻ってきました。

ここですね。

ここは廃線(正確には休止線だが)になったE&N鉄道の線路が残っていて、ちょうどここはランフォード駅があった場所です。駅と言っても無人駅で、わずかな長さのプラットホームと屋根付きベンチがあるだけの非常に簡素な造りです。

駅の設備はこれだけ。あまりの簡素さに初めここに来た時はこれが駅だと気付きませんでした。今回改めて再訪した次第。井川線みたいな駅ですねぇ。
あとはお家に帰るだけですが、今回はランフォードからお家までE&N鉄道の線路沿いに走ってみたいと思います。ある程度は線路沿いの道路で辿ることが可能です。

跨線橋を渡ったところ。ナイス切通です。単線非電化。末期はVIA鉄道の気動車(RDC)1台が1往復だけ走る寂しい路線でした。廃線もやむ無しです。


ここですね。

踏切を渡ります。現役時だったらいい感じの撮影地だったろうか。在住時に列車が走っていたら通い詰めて色々撮影していたろうなー。

ここですね。

踏切ですがどうせ電車こねーべと舐められているので遮断器のような気の利いたものは無いです。それっぽい跡も見つかりませんでした。
この先も走ってみたものの見どころがなかったので、そのまま走るだけで終わってしまい、さらに後半は既に走ったことのある区間でしたのでとくに撮影のないままお家に帰ってしまいました。今日はこれでおしまいです。

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