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2018年5月2日(水)15時29分京都府福知山市 某所加悦SL広場から撤収して、豊岡駅方面へ向かいます。ZBSを駅へ捨てていくためです。その途中の通り道と言うか少し遠回りして寄ったのが、阪急2800系の静態保存車です。国道沿いにあります。ネットに転がっている写真を見てみると塗装が傷んでいるのですが、今日は雨だったので濡れた車体がそれを隠してくれました。
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同日16時33分兵庫県但馬市 但馬空港阪急電車からさらに車を走らせること1時間。着いたのは豊岡駅じゃなくて但馬空港でした。まだもう1箇所くらい寄り道できる時間があったものでね。但馬空港というのは実は通称で、正式名称は但馬飛行場。その慎ましやかな名前から察せるとおり、小さな空港、もとい飛行場です。滑走路は1,200mが1本です。これだとたぶんプロペラの小型旅客機しか離着陸できんと思う。路線は但馬~伊丹線が1日2往復だけです。しかも朝と夕方しか飛んでこないので、今の時間では何もいないっていう・・・。空港の建物に「羽田まで2時間!」と書いてありますけど、あれ羽田線就航を目指すためのスローガンみたいなものです。誤認表示にならないのかあれ。
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建物の隣を見てみれば、飛行機が静態保存されているじゃないですか!あ、これは知らなかったですね。
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日本航空機製造YS-11A-500R (JA8734)です。御存知今の所唯一の日本製旅客機です。でもこの肩書は今後も長い間続きそうね。
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JA8734はエアーニッポンの機材でした。塗装を見ての通りANAグループの航空会社で、国内ローカル線担当でした。機材の退役後1999(平成11)年12月に但馬空港まで自力で飛行してやってきた後にここで保存されたそうな。アメリカじゃそういう事はよく聞きますが、日本だと同じような事例は少ないんじゃないかしら(自衛隊機はともかく)。
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ロールスロイス・ダートMk543-10Kターボプロップエンジンですね。
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本邦、YS-11の保存に手を焼くようなこともある状態なので、よく20年間も保存を維持しているものだと思います。双発ターボプロップ機といっても、置物としてみたら大きい方ですからね。
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尾翼。
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なんともう1機いました。エアロコマンダー680FL (JA5197)です。日本の保存航空機の中では意外と複数機が現存しているエアロコマンダーです。680FL型は、シリーズの決定版680F型の胴体を延長して10人乗りのコミューター機としたものです。680FL型を導入したのはこの共立航空の1機だけで、それがここに保存されているというわけです。ただ共立航空の機材ということで旅客機ではなくて航空写真の撮影用として使われていました。なお共立航空は中古機として購入していて、新造時はアメリカの個人が所有していたそうな。1998(平成10)年9月に退役して、やはり自力飛行して但馬空港までやって来ました。
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言われてみると確かに今まで見てきたエアロコマンダーよりも胴体が長い気がする。
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これは川崎重工が開発した兵庫県の極秘戦略兵器「はばタン」の試作2号機(1号機は現在も六甲山の大深度地下基地に配備されているという噂がある)です。マッハ5で巡航飛行することができ、15Gまでの高機動も可能。無尾翼かつ前進翼という独創的な翼配置で、胴体のリフティングボディのおかげで超音速時でも揚力を生み出しています。黄色い塗装はステルス性が高く、機首にある目のような銃口から発射する2門のレーザー光線により遠くの対象物も一瞬のうちに破壊できます。コックピットは見当たらないので遠隔操作する無人航空機だと推測できます。2006(平成18)年に試作機2機が製作され、ゆくゆくは紛争中の大阪民国に対する戦略兵器としての活躍に期待が掛けられていましたが、神戸空港の経営不振に足を引っ張られる形で予算が凍結されて開発中止になりました。
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ターミナルビルの中へ。ここも相応の小ささですね。
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天井に謎の水上機が。説明板によれば三菱MC-1型なんだそうな。乗員2名、乗客5名乗りの旅客機です。1928(昭和3)年に製作されて、初めは陸上機として航空会社の定期便に使われていました。その後1931(昭和6)年に水上機に改造されて日本海航空の定期便と遊覧飛行に使われるようになりました。
日本海航空は1931(昭和6)年設立の城崎を拠点にした航空会社です。これは1925(大正14)年に発生した北但馬地震に対する復興策の側面がありました。創業時に購入した航空機がこのMC-1で、城崎1号という名前を付けていました。初めは天橋立への遊覧飛行を事業にしていましたが、翌年には定期路線事業へ進出、城崎~天橋立線を皮切りに鳥取、大阪、松江へも進出。機材数は5機に増えました。日本海航空はこのまま拡大を続けるかと思いきや、強制イベント日中戦争と太平洋戦争により統制が強くなり1938(昭和13)年に飛行中止に。最終的には1940(昭和15)年に会社解散となってしまいました。悲しい最後だ。しかし事業をしている間の人身事故は0件で、黎明期の民間航空事業としては誇るべき数字だと思います。
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この機体の出自については空港内では何も説明を見つけられませんでしたが、まあ機体の製造時期から見て十中八九レプリカだと思います。とはいえよくできたもので、本物そっくりのように思えます。縮尺が原寸大なのかは比較対象が近くに無いのでなんともですが、7名乗りの飛行機にしては小さいような気がするので縮小を掛けているかも知れないです。震災復興の町おこしのために飛行機で遊覧飛行するという考えをぶち上げたのは当時では奇想天外な考えだったのではないでしょうか。当時の航空産業はまだベンチャー事業のようなものでしたし。
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2階からの方がよく見ることができました。操縦士は天井の席に座るのか。客室は胴体前方にありますね。そのすぐ前にエンジンがありにけり。
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日本エアコミューターの新機材、ATR42-600が但馬空港にもやってくるそうな。ATRというと、某航空事故調査番組でよく墜落しているので、あんまり良いイメージが無い・・・。ただこの規模の小型プロペラ旅客機は事実上ATRの独占状態なので選択肢がないようなものなんですけどね。ということは今就航しているサーブは退役してしまうのです。しかしさっきも書いたとおり時間が合わないので、無念の撤収です。
冷やかしのつもりで訪ねた但馬空港でしたが、実機やレプリカも飛行機が展示されているのが楽しい空港でした。意外と飛行機好きに嬉しいところです。
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この後は豊岡駅へ行ってZBSを捨てていきました。ZBSがこの後乗った大阪行特急「はまかぜ」はデッキに立ち席が出る混雑でひどい目にあったらしい。私はと言うと豊岡から舞鶴までレンタカーを返却しに戻ります。但馬地方の下路を2時間くらい走りました。楽しかったよ。で、無事時間内に返却完了。
歩いてホテルまで戻って荷物をおいた後に、ホテルの近くで夕飯を食べることに。昨日行きそびれたラーメン屋にしました。
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ラーメン餃子炒飯セットにしました。豚骨醤油的ラーメンでおいしゅうございました。
この日はこれで終了。明日はついに最終日です。
その28へ→
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日本海航空は1931(昭和6)年設立の城崎を拠点にした航空会社です。これは1925(大正14)年に発生した北但馬地震に対する復興策の側面がありました。創業時に購入した航空機がこのMC-1で、城崎1号という名前を付けていました。初めは天橋立への遊覧飛行を事業にしていましたが、翌年には定期路線事業へ進出、城崎~天橋立線を皮切りに鳥取、大阪、松江へも進出。機材数は5機に増えました。日本海航空はこのまま拡大を続けるかと思いきや、強制イベント日中戦争と太平洋戦争により統制が強くなり1938(昭和13)年に飛行中止に。最終的には1940(昭和15)年に会社解散となってしまいました。悲しい最後だ。しかし事業をしている間の人身事故は0件で、黎明期の民間航空事業としては誇るべき数字だと思います。
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冷やかしのつもりで訪ねた但馬空港でしたが、実機やレプリカも飛行機が展示されているのが楽しい空港でした。意外と飛行機好きに嬉しいところです。
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