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北米project 5 ~How do you like Canada? その1【2016/6/15~22】

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黒鉄重工最大のカナダ旅行が5年の時を経ていま書き記される───
あのダイジェスト版を投稿してから早5年、本当大変長いことお待たせいたしました。待っててくれた人いる?北米project 5をようやく書き始めます。予告編でも書きましたが、今回行くのはトロント、オタワ、モントリオールというカナダの3大都市圏を横断するものです。期間は6月15日から22日までの8日間!といっても初日は移動で終わってしまうので実質7日間ですが、それにしても長めの期間を抑えました。というのもこの時期だともう日本への強制送還が月内に迫っていて、もうアルバイトも何も辞めて自由の身のプー太郎、1年半ちょっとのカナダ暮らしで広げてきた風呂敷を閉じているところなので日数は余裕で取れました。なお、旅行から帰った後は日本への強制送還までもう1週間無い状況なので、帰った後がちょっと忙しかったです。
アルバイトで稼いだお金はちまちま貯めていたので、資金的にはあまり心配していません。というかカナダドルをきっちり使い切らないとな。ただし別に豪遊できるほど持っているわけではないので、節約するところではします。ちなみに現地での決済は、基本的に現地で開設した銀行口座と紐付けされたデビッドカードでのキャッシュレス決済でした。デビッドカードだと、決済したら口座の預金から即引き落としなので、クレカの翌月払みたいな面倒なことがなく、風呂敷をたたむ時にはお金のやりくりを考えなくて済んでよかったです。
話を戻しますけど、今回の旅行も期間が長い、色々見て回っている、でかい博物館に複数箇所行っている、という点を鑑みてたぶん記事の数が100回行くでしょう、と思っています。何回も言っているけど覚悟しとけよ。
これ以上は前フリ長すぎになってしまうので、ではここらへんで時計を5年前の6月15日に戻しませう・・・。


2016年6月15日(水)18時52分ブリティッシュコロンビア州ノースサーニッチ ビクトリア国際空港旅行の出発地点はもう何度も訪ねたビクトリア空港(YYJ)です。時間は19時前。ですがバリバリの高緯度の夏時間なのでこの時間でも普通に明るい!日中の活動時間が長くなるので撮り鉄にはいいよなとか思います。今も書きましたが、初日はこんな時間から活動を始めているので実質0日目の移動日です。空港までは、BCトランジットの路線バスを乗り継いで来ました。ビクトリアの市街地から空港まで路線バスで直行できないのはなんだかなと思います。一応空港リムジンがあるとはいえ(でも料金が比較してとても高い)。で、その路線バスの運行スケジュールの都合で乗る飛行機よりも結構早く着いてしまったので、2階か3階の展望ラウンジから飛行機を見てくつろいでいたわけです。ここは分かりにくい位置にあるので人があまり来ず、静かに過ごせるのでおすすめ。
ちなみにこの飛行機はおなじみのエアカナダ・エクスプレス(運航:ジャズ航空)のボンバルディアDHC-8-400 (C-GGND)です。これの折返しに乗るわけじゃありません。

実はアイツをひと目見ておきたかった!レンズの望遠がこれ以上行かないのでちっちゃくしか写っていないけど、アレはB-17爆撃機です!なんと、動態保存されているB-17がこの時北米を巡るツアーの最中で、ビクトリア空港にも立ち寄ったのです。しかもただ空港に展示するだけじゃなくて、有料で遊覧飛行もしたのです。値段は確か$500弱で結構するんですけど、B-17に乗れるならなんぼのもんじゃいと私は乗る気満々でした。しかし、ツアーの日程の情報を掴んだ時には既に飛行機のチケットとかホテルの手配とかを済ませて旅行の準備を整えていた後でした。旅行の開始があと1日遅かったら・・・。せめて飛来するところだけでも撮ろうと思いましたが、旅行前に1日中滑走路のそばでスポッターやるのも、その後の異動の内容を考えるとしんどいです(飛来時刻は掴めなかった)。あとは、スポッターやるとなると自転車移動が必須です。行きのBCトランジットではバスに自転車を積載できるので問題ないんですが、帰りのバスはクソ高くて自転車を載せられない空港リムジンを使う予定なので、自転車を置いて帰らないといけないです。旅行中も空港に自転車を1週間置いておかないといけないので、盗難とか空港の係員に回収される危険もあるわけです(なお空港に駐輪場は無い)。まあ自転車はどの道処分しなければならないので盗難されたらされたでそれは・・・という気も一瞬よぎりましたが、帰宅後も自転車くんにはもう一働きしてもらわないとならないんで、結局B-17撮影は泣く泣く諦めました。飛んでいるB-17なんてこの先二度と見れないだろうに・・・と思うと結構悔しい気持ちでした。

少し珍しいのもいました。スカイサービス・ビジネス航空のB737-500 (C-FPHS)です。たまにピューロレーター(カナダの宅配業者)の倉庫の傍に駐機されているのを見ます。飛んでいるところは見たこと無いので、たぶん夜中に離発着してるんだろうなぁ。

YYJに生産拠点のあるバイキング航空機のDHC-6-400。デモ機と思われる2機が駐機されています。デ・ハビランド・カナダの開発した航空機DHC系列は、DHC-1からDHC-7まではバイキング航空機が製造権を有しています。このうちDHC-2とDHC-6はいまも生産されています。また、2018年にはボンバルディアが所有していたDHC-8の製造権とデ・ハビランド・カナダの商標を手に入れています。

それでは搭乗時刻となりましたので乗り込みます。YYJは小さい空港で機材も小型プロペラ機中心なので、地上から乗り込むことが多いです。駐機場を高らかに歩きながら機材まで向かいます。写真の飛行機は、パシフィックコースタル航空のサーブ340B (C-GOIA)です。パシフィックコースタルは、バンクーバー空港を拠点にするブリティッシュコロンビア州の地域航空会社です。搭乗することは無かったですが、一度プリンスジョージまで行こうと計画した時には使おうと思っていました(未成旅行です)。

お ま た せ い つ も の安 心 の D H C - 8ビクトリア~バンクーバー線の主力機材、ボンバルディアDHC-8-300 (C-GMTA)に乗ります。便名はエアカナダ・エクスプレス(ジャズ航空運航)AC8070便で、ビクトリア20:05→バンクーバー20:35です。30分で目的地に着いてしまうのでたぶん巡航高度に上る前に着陸準備が始まると思います。飛行機としてはかなり短距離の路線ですが、BC州最大都市のバンクーバーと州都ビクトリアを結ぶので、おおよそ毎時1本飛んでいる高需要路線です。両都市は海峡で隔てられていて陸路移動は不可能で、その場合はフェリーに乗ることが不可欠です。陸路+海路移動だと5時間くらいかかります。飛行機だったら、中心街からの移動や待ち時間を入れても3時間位で着けるんじゃないでしょうか。ちなみにもっと早い移動手段があって、それは中心街の港同士を結んでいる水上飛行機の定期旅客便です。バンクーバー~ビクトリアの公共交通は意外と競合相手があるのです。
ちなみに、これはエアカナダの路線として運航されていますが、エアカナダが運航業務をやっているわけではなくて、ジャズ航空という地域航空会社がエアカナダのブランドを使って運航しています。これは、エアカナダが地方路線の運航を地域航空会社に委託しているような格好となっています。一般的に委託会社には低需要の地方路線を地域航空会社に委託して効率化を図る目的があります。確か、アレゲニー航空が最初に確立した方式のアレです。なので、実はエアカナダ本体はDHC-8を保有していないのです。

席に座りました。右舷側です。さっきのB-17の話ですが、あわよくば機内の窓から近くで見るつもりでした。ただし滑走路までどういう動きで行くのか分からなかったので左舷側にB-17が見えるようだとオシマイでした。というか、DHC-8特有のこのクソでかいエンジンナセルと主脚庫の構造物で視界の半分は覆われているので、これどのみちムリでしょって感じでした。

定刻で出発。タキシングしております。見覚えのないDHC-6の横を通過していきました。顧客へ引き渡し前の機体かな?

うお!B-17だ!!急に現れたのでとりあえず一瞬撮れたくらいのものですが、B-17を収められました。うう、もっとじっくり見たかった・・・。それにしても4発爆撃機を動態保存してるってとんでもないことしてるなと思います。エンジンを4発も維持しないといけないわけですから、めちゃ大変ですよね。

離陸しました。

ビクトリア~バンクーバー線の窓から眺める、青い海峡と無数の緑の島々からなる絶景はとても好きです。

本土上空です。DHC-8も下方視界が良いから景色を楽しめるのが良いですのよ。

同日20時38分ブリティッシュコロンビア州リッチモンド バンクーバー国際空港着きました。ここでも地面を歩いて空港ターミナルへ入っていきます。はじめは戸惑いましたがもう慣れたものです。

時刻表で乗継便を確認。乗るのはAC156便です。遅れとかは無さそうね。

この後の登場に備えて夕食というか夜食を食べておきます。空港内のフードコートでパンダエクスプレス的な中華料理屋で焼きそば的なものを食べました。アメリカ中華料理あるあるの四角い紙の箱に詰められた中華料理です。こういう形態で食べるのは初めて。

搭乗橋に隠れて見えないですがあれが次に乗るエアカナダのB777-300ER (C-FKAU)です。AC156便バンクーバー22:30→トロント6:00で、寝て起きたら朝のトロントに着いているという夜行飛行機です。国内線で夜行路線が成立するとは、さすがクソデカ国土というところです。しかし、時刻だけ見ると7時間半飛んでいてそれなりに寝れるような気がしますが、両都市の間には3時間の時差がありますので、実は飛行時間は4時間半だけ・・・。これは寝付いたと思ったら着いてしまうな。次の日大丈夫か?

乗りますよ。ところで、この便は国内線に777を使用する珍しい路線です。JALやANAだと国内幹線にたくさん777を飛ばしているので、その感覚から行くとバンクーバー~トロント線も幹線だから777を飛ばすのは普通に感じますけど、カナダやアメリカでは国内幹線でも小型~中型機を飛ばします。A320とか737とかが主流で、大きくてもA321や757あたりです。実際、帰りに乗ったモントリオール~バンクーバー線はA320でしたし。

それとこの機材はどうも国際線用の内装です。3クラス制だし全席シートモニター付いてるしギャレーもあるし。この便の777はたぶん国際線の間合い運用で使われているのだと思います。座席は結構埋まっている印象でした。間合い運用とはいえ搭乗率は高めなのね。自分みたいに夜行狙いの人が多い?なお機内食はありませんでした。

シートモニターはタッチ操作の最新式でした。すごいね。それになんだか新車の匂いがする。後で調べてわかったことですが、この機材は先月の2016年5月に就役したばかりのチョー最新機材なのでした!

新しい航路表は自分で地図を操作できるので世界中どこの航空写真を見ることができます。なので地元の静岡を見てみました。なるほどね。

国内線なのに機内映画も見れるぞ。まあ寝ないとならんので最初だけ見て消しましたが。

車内減光しておやすみモード。なんだか787っぽいですが、787の内装がフィードバックされているのかもしれないです。私も寝るように努めました。仮眠程度にしかなりませんでしたけど・・・。
というところで今日はここまで。

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Air Canada Express - Jazz CRJ-200, CRJ-705 & Q-400


 Air Canada Boeing 777-300ER

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ドイツレベル(Revell) 

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