自転車をこいで20分くらい、たどり着いたのは東尋坊。越前加賀海岸国定公園にある崖で、日本海の波によって削られたものです。
入口から海岸まではお土産屋がこれでもかというくらい軒を連ねています。観光地っていう感じがしますよね。
土産屋を通り過ぎて、いよいよ崖のところへ。
あー・・・うん、日本海荒れすぎだよね。
なにしろ波が大きい。小さい岩は波を完全にかぶっています。風も強いし、なにこれこわい。
東尋坊の魅力の一つは、岩のところまでかなり近くまで、というか上を普通に歩けるというところ。
自殺の名所として知られている割にはとくに規制もないですし、景観のためか柵やロープも未設置。この天気でも。
この日も私以外にも十名弱の人たちが東尋坊の上を歩いていました。人のこと言えませんが、こんな天気なのによくもまあです。
ちなみにこのような奇岩がこれほどの規模である場所は世界でも3か所しかないそうな。
ザッパ〜ン!とな。
雪もぱらぱらと降ってきましたが、問題あるどころかむしろこの景色を良くしています。
ここから見る東尋坊が有名だったかな?
夏だと草木が生えていて青々としているのですが冬にもなるとみんな枯れてしまうので、寂しさが漂います。もしその気だったらこの雰囲気にのまれて飛び込んでしまいそうです。
太平洋側民から見た日本海のイメージそのまんまです。東映映画のオープニングみたい。
水平線も丸く見えます。
入り江のところから。ここが一番接近できましたね。
天気が心配でしたがいいものを見ることができました。大寒波万歳。
三国港駅へ戻ってきました。この駅の福井寄りには古そうな煉瓦橋があります。「眼鏡橋」と呼ばれている、国の登録有形文化財だそうで。
大正初期に造られたもので、レンガをねじったように積み上げる「ねじりまんぽ」という珍しい工法が採用されています。
第7走者:えちぜん鉄道三国芦原線 普通(MC6101形) 三国港11:39→田原町12:21
三国から福井のほうへ戻っていって、途中の田原町駅で下車。
第8走者:福井鉄道福武線(770形) 田原町12:23→市役所前12:28
田原町で福井鉄道に乗り換えます。乗ったのは名鉄から譲渡された路面電車です。
この旅のもう一つの趣旨はうまいものを食べること。そうなるとその土地の名物を食べるのが手っ取り早いですね。
というわけで市役所前電停で降りて、歩いてやってきたのはヨーロッパ軒という洋食屋へ向かいお昼ご飯を食べます。
福井名物であるソースカツ丼発祥のお店です。福井ではカツ丼といえばこのソースカツ丼を指すそうです。
注文したのはもちろんソースカツ丼セット。
ドイツ仕込みのものを日本人好みに合わせたオリジナルのウスターソースと極小のパン粉が特徴です。
うまいなぁ、おいしいなぁ。ソースがいい。ソースをお土産に買ってしまいました。
ソースカツ丼を食べた後は駅へ戻ります。
途中で福井鉄道の車両を撮影。880形はやはり名鉄から譲渡されたもの。赤のラッピングがされているのでなんとなく名鉄っぽいです。
770形も撮影。
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