この日はいぶきさんから誘われていた大井川鉄道のビール列車に乗りに行くことに。
ビール列車は夕方から走るので、それまでの間、同日開催されていた静岡鉄道の車両基地公開イベント「しずてつ電車祭り」に行くことに。
でもその前に、静岡駅でしずてつジャストラインを撮影します。夏の間だけ顔を出すアイツを見ておきたかったのです・・・。
というわけでまずは丸子営業所の西工96MC+日デ。
鳥坂営業所の西工02MC+日デ。
このタイプが何台いるのか知りませんけど、セレガが多勢を占めるしずてつでは少数派の珍しい方だと思います。
あとこの県外路線向け塗装はかっこいい。
そして目当ての車、鳥坂営業所の西工96MC E-II型+日デの鳥坂539号車です。しずてつに2台だけ導入されたE型のうちの一台です。
急行静岡井川線で使用されていたエアロバス置き換えのために2007年に導入しましたが、翌年に静岡井川線は廃線になってしまい、わずか1年で主用途を失ってしまいます。
ツーステップ、トップドア、リクライニングシートと一般路線では使いにくいためか日本平スタジアムへのシャトル輸送など波動用として使われているようです。要は車庫警備員。
ですが、1年に約ひと月だけ陽の目を浴びる機会がありまして、それが今撮影している「南アルプス登山線」なわけですね。
急行静岡井川線の流れを汲む夏休み期間のみ運行する季節便で、静岡駅から井川を経由して畑薙第一ダムへ直行します。路線名通り南アルプスへの登山客輸送が主任務です。
西工の顔ですねぇ。LED表示器が終始回送だったのがアレでしたが・・・。先述の通り普段は車庫警備員しているのでめったに見られないレアな車です。
ちなみに一般路線バスのように見えますが、静岡駅を出ると終点の畑薙第一ダムまで降車できない、発車オーライでの事前予約が必要など高速乗合バスの性格が強いです。高速道路乗らないけど。
あとはしずてつ全路線で唯一車掌が乗務している点が特徴です。車掌というよりも狭隘な道での誘導員という性格のほうが強いらしいです。まあこんな道だしね。乗用車と鉢合わせした日には運転手だけじゃよけきれないのも道理です。ちなみに車掌兼誘導員は女性が務めることが多いのだそうで。
フロントには鉄道用のサボを連想させる行き先板が掲げられています。ていうか書体が国鉄フォントなんだよなぁ。狙ってやってんなこれ。
というわけで登山客を乗せて発車。2014年は通年運行できたみたいでよかったです。
もう少しだけバスを撮影。JR東海バスのセレガハイブリッド(747-09957)。
相良営業所のセレガR。ドアがスイング式なことから貸切車からの格下げのようですね。
JRバステックのガーラ。ジェイアールバス関東の子会社だそうです。かなりあっさりとした塗装。
この後は静岡鉄道の長沼工場へ向かいますが、その前に長沼〜柚木の沿線で1000系を撮影していきます。まずは標準塗装1009F。
無塗装1003F。
300形リバイバルの1007F。だから1007Fにヘッドマーク付けるなと。
そしてハイ、着きました。今年はいつにも増して屋台が多く、縁日の祭り感が強かったです。電車撮りにくかったです。
この手のイベントでは表に出ているデワ1も今年は車庫の奥に。
もっとも、当日は雨予報だったので濡れるのを避けるためだったのかも知れません。
屋外展示は微妙でしたが、屋内展示は今年は充実していたように見えました。静鉄のレイアウトは良く出来ていたと思います。
狐ケ崎付近の東海道線と並走するセクション。
静岡貨物駅を跨ぐセクション。細かいポイントまでしっかり抑えていて、沿線民ほど「おっ」と言わせるような出来でした。
県総合運動場駅も駅ビルや三角形の広告看板にホーム柵が再現されていてよかったです。
あとは清水鉄道遺産保存会がいて、そこでもレイアウトを展示していました。これの写真は撮り忘れていましたが・・・。
静岡駅に戻ったのですが、そこで日本平自動車のボンネットバスを見かけました。
一体何者・・・?遠く離れたはながさバスに酷似した車両がいますがどんな関係があるのかしら?
続きます。
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