
12月22日(月)
昨夜、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルへの進出を果たした自分。一夜明けて、本格的に活動を始めます。
ホテルを出てまずは観光案内所に向かい情報収集、その後朝飯を食べます。どこかのカフェにしました。

朝飯の後はバスの撮影をします。シアトルの路線バスは何社か乗り入れていますが、ダウンタウンやその周辺で乗るバスはだいたいこのキング郡メトロバスKing Country Metro Busになると思います。私がこの後乗ることになるバスもこれです。
シアトルにもバンクーバーと同じくトロリーバス網が発達しています。その規模はアメリカ最大級だとか。
写真のバスはギリング社GillingのファントムPhantomの青緑塗装。運転士側の窓が窪んだ変なバスです。

ニューフライヤーNew FlyerのDE60LF。大都市なので連接バスももちろんあります。
上のファントムと色が違いますが、これもキング郡メトロのバスです。緑とか青とか赤とか色が数種類ありますが、裾の色は黄色で統一されているので同一だと認識できると思います。
まあシアトルの場合だと会社間で運賃の垣根がないので、どのバスに乗っても運賃は同じですし、乗り継ぎで別の会社のバスに乗り継いでも乗継前の運賃のまま乗れる(初乗り運賃を2回取られることがない)など、利用者にとってはわかりやすくなおかつ安く乗れるのでいいですね。
日本はこういうのがなかなか導入されないですね。東京の公共交通の路線網や運賃体系の複雑さは外国人にはかなり辛いと思いますが(日本人でも分かりづらいですが)、オリンピックとか大丈夫かしら。

ファントムの青塗装。
バリアフリー先進国なのにツーステップ車がかなり走っているのに驚かされましたね。ですが、車椅子用のリフトが標準装備されているのでその点は心配ないようです。というかリフトがある故に無理してノンステップ車を導入することもないということかな?

D40LF。
キング郡メトロのバスは大半がトロリーバスかハイブリッドバスという環境にやさしいバスで構成されていますが、一応ディーゼル車もいます。

ブレーダBredaのDuoBus350。ブレーダはイタリアのメーカーらしいです。フロントがキュービックに見えるのはそのせいかな。
2015年からニューフライヤーのXT60への置換えが始まるようですので、記録したい場合はお早めに。

ファントムの緑塗装。この色の違い、何か意味があるんでしょうけど赤以外は分かりませんでした。

DE60LFの緑。

オリオンOrionのOrion VIIです。細かいところまで記すとNext Generation 07.501 EPA10 HEV。
流線型ですが割と堅実っぽいデザインをしているように見えます。

DE60LFRの青緑塗装。全周に流線型の屋根カバーが張られたバスです。カバーが付くとパッと見でバスの動力方式が判別できなくなりますが、屋根カバーはかっこよくていいですな。

DE60LFRの赤塗装。
赤塗装車はラピッドライドRapidRideという中距離急行バスのような系統の専用車です。系統はAラインからFラインまでの6つ。バス停は一般的な系統よりも設備が充実していて車内ではフリーWi-Fiもあるとか。すごいなあ。
まあ普通に市内を観光するくらいではあまりお世話にはならないかも。どんなバスなのか乗ってみたい興味はありますが。

第19走者:King Country Metro #124 Tukwila Link Station (D60) 3rd Ave and Pike St → East Marginal Way and 94th Pl
乗るバスが来たので撮影はこれでやめ。124系統のバスに乗ってシアトルから南下します。乗車時間はだいたい30分くらい。
ちなみに支払は「オルカORCA」というSuicaと同様のICカードでしました。予め運賃をチャージしたカードで支払機にタッチするだけで最適な額で運賃が差し引かれるので、ゾーン運賃とか小銭を揃えなきゃという考えや心配が不要で便利なのでお勧めです。ライトレールの駅で買えます。

貨物ヤードを跨ぎます。広い・・・。

線路の踏切とその奥に見えるボーイングの看板。そろそろですね。

旅客機が見えてきました。これが見えてきたら次のバス停で降ります。

というわけで来ました、航空機の聖地ミュージアム・オブ・フライトへ!
その19へ→