Quantcast
Channel: 黒鉄重工
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1686

北米project ~Advance to U.S. その21 【2014/12/19~24】

$
0
0

Taylor "Aerocar III"
ギャグ枠。なんかこう「自動車に翼つけたら最強じゃね?」みたいな感じで造られたんだろうなあという機体です。その発想はあったけどさあ。分類としては「道路を走れる飛行機」ということで、どうも飛行機らしい。
こんなんでもちゃんと耐空証明は取得していて、試作機は1949年に完成しましたが1956年までCAA(FAAの前身)の認可が下りなかったそうな。そりゃそうだ(その間7年も何してたんだろう)。飛行性能は満足のいくものだったらしい。
主翼と尾翼は着脱式で、着脱は15分程度で出来ます。さすがに翼を付けたまんま道路を走るってことはないようです。ただし、外した翼はトレーラーに載せてエアロカー自身がが牽引できるようになっています。
最近はまたエアロカーが開発されているとか何とか・・・。どっちにしろ日本では(調布飛行場の事故もあったし)無理じゃろうな。



主翼を広げるとこうなる。
ところでこれ、飛行中どうやって推進すんの?って思ったんですが、テールにプロペラが付いてました。写真だとわかりづらいですが。



Williams X-Jet
クッパクラウンSF映画に出てきそうなアレ。単座VTOLジェット機らしいぞ。



Boeing 737-201
小型ジェット旅客機のベストセラーB737の初期型の生首です。塗装はUSエアウェイのものですがアメリカン航空みたい。



機内に入れる!
コックピットから見て行きます。いわゆる737クラシックなので計器がたくさん。



客室は2+2配置のビジネスクラスがあります。荷物棚から吊り下げられているのはモニターで、映像が流されていました。



Lockheed M-21 "Blackbird"
マッハ3超の速度と高度8万5千フィートの高度で飛行する偵察機。戦略偵察機SR-71「ブラックバード」のプロトタイプとなったA-12から派生した機体で、両者の姿はよく似ています。
CIAの「タグボード計画」により開発されたM-21の目的は偵察用ドローンD-21の母機となることでした。背中にD-21を載せたまま飛行し、敵国の領空でD-21を射出するというもの。機体の背中に付いているエンジンのようなものがD-21ドローンです。
博物館の機体は唯一の現存機です。



デカい偵察機です。当時はただデカいなあとしか思ってなかったんで、的を外した写真しか撮ってないです、はい。ドローンが付いてるとか知らなかった。



AGM-86B
空中で発射するタイプの巡航ミサイル(ACLM)です。ミサイルっぽくない、どちらかといえばドローンのような形です。



Douglas DC-3
バンクーバーでも見たベストセラー旅客機。1936年にアメリカン航空で運用されたのを皮切りに合計1万機以上を生産しました。1938年にはアメリカの航空路線の機材の95%がDC-3だったという逸話も。
博物館の機体は1940年にアメリカン航空用に造られたもので、現在はアラスカ航空の塗装をまとっています。
前々回くらいに載せ忘れたので今更ですが。



そして舞台は地球を飛び出し宇宙へ!ソ連と競い合って宇宙開発を引っ張ってきた国ですからね。



Apollo Lunar Roving Vehicle
アポロ計画で使われた月面移動車(LRV)です。これはモックアップで、本物は月に置いてきたとか。



Command Module 007A
アポロ宇宙船の一部、コマンドモジュールです。宇宙飛行士の居住スペースになって、地球に帰還する際使われるのもこれです。「アポロ」といえばこの形ですな。
この007Aはコマンドモジュールの初期型で、月には打ち上げられず地球での試験や宇宙飛行士の訓練に使われました。



モジュールの中。まあ狭い。



Destiny Laboratory Module
国際宇宙ステーション「デスティニー」の実験用モジュールのモックアップです。今も宇宙で実験をやってます。



グレートギャラリーはこれで終了。お昼を過ぎたのでご飯兼休憩にします。とはいえあんまり空いていなかったのでサラダだけにしました。
このサラダ、オレンジやベリーを乗せてあってう~むという感じ。アメリカ人(カナダ人)の、サラダやメインに甘いもん入れるセンスは理解できませぬなぁ・・・。


その22へ→

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1686

Trending Articles