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レイクカウチンからダンカンへ戻ってきました。ダウンタウンにはE&N鉄道の線路が残っていて、線路の周りを駐車場が囲んでいます。列車がいたら撮りやすそう。
ここにも保存車両があるので見て行きましょう。
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Canadian National Railways caboose #79124
1917年製のカナダ国鉄の木造車掌車。車体長は37フィート2インチ(11.3m)で重量は23トン。快適装置としてストーブと氷箱がありました。
1953年に大規模改修を受け、以降はヤブー~カウチンベイ間の貨物列車で使われ、1982年に引退しました。
保存に際しては、最盛期を再現するためにオレンジの塗装に楓の葉のマーキングがされています。レイクカウチンのカブースよりも再現度は高いと言えます。
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車内は事務所に改造されていました。
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車掌車は駅の横に置かれています。元々線路があったところとは無関係の位置にあるようです。
・・・というかこの、駅舎と本線の間の不自然な「間」はなんなんでしょう。線路脇にあるプラットホームも後付っぽいし、何より駅舎のすぐ脇にあるコンクリの部分がホームのはず。・・・線路引剥がしたなこれ。
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ああ、やっぱり。本線だった線路を剥がして、副本線を本線にしたようです。副本線は2本くらいあったかもしれませんね。この突き出たようなホームもやはり後付か。
じゃあ剥がされた本線のあった場所は今何があるのかと思って振り返ってみると、駐車場になっていました。なるほどね。
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手書きしていくスタイルの時刻表。今日も列車は来ない。
VIA鉄道の看板もそのままですね。これも歴史の一部ということで外さずにしているのかな?
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ダンカンはトーテムポールの町。インディアンの居留地が近くにあるんだそうです。
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ダンカン駅の駅舎。標準的なCPR駅舎です。室内は郷土資料館になっています。
ところでカナダの駅はどうして駅名標を側面に掲出するのかが分かりません。なんで正面にしないんだ?そのほうがスッキリするのに。
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C型のスクールバスが停まってたんで撮影。
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トーテムポールとカブースを一緒に。
この後は、ダンカンの模型屋で鉄道模型を少々購入していき、そしてこの日最後の目的地へ。
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はい、着きました。BCフォレスト・ディスカバリー・センターです。11月に看板であるこの1号機関車を見ただけで終わりましたが、今回は園内にも入ります。
改めて1号機関車を見てみると、確かにボイラーがオフセットされていますね。
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この日はちょうどメープルシロップ・フェスティバルが開催されていたので、それに合わせてきました。駐車場もよく埋まっています。
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アトラクション用の保存鉄道が今日は走っているので、とにかくまずはそれを見に行きます。
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やってきました。小型のスイッチャーと客車が3両です。手前の白い棒の標識がアレだけどまあまあいいんじゃないかな?
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牽引機はCowichan Rivver Railway #26 "Green Hornet"で、元々はBC電力のヨルダン川水力発電ダムとその送電線建設のための専用線のガソリン機関車として製造されました。現在はディーゼルエンジンに換装されています。
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後追い。
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先回りしてもう一度撮影します。後ろには池が広がるんですが分からないですね。何よりも天気がすぐれない・・・。
今日はここまで。つづきます。
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