津軽大沢駅には大沢検修所という大鰐線の車両基地があります。今回開催しているイベントの会場です。
何があるかといえば、弘南鉄道6000系の展示・撮影会。6000系の鉄コレの発売記念として開催されたものです。ちなみに、東急時代の鉄コレも発売中です。私も買いました。
この6000系も7000系と同じく東急から譲渡されたもの。東急5200系に次ぐセミステンレス車体を採用しています。5200系と7000系の橋渡し的車両だったので正直言って東急車の中でもかなり地味な車両ですが、ちゃんと現存しているのは弘南鉄道に在籍しているこの4両だけ。
ただし、現在は定期運用に入っていないためこういったイベント時でないと間近で見ることは出来ないんですね。
方向幕はころころ変えてくれます。
ちなみにこの車両、2008年にさよなら運転を行って引退したかと思いきや、その後検査を受けて現在もこうして残っています。何があったかは知りませんが、現役でいてくれることは嬉しいこと。
現役時代は写真のように赤帯・青帯を巻いていましたが、いつからか帯を剥がし東急時代を再現。そして、今回の展示会で再び帯が復活することになりました。
6000系以外にも、ラッセル車も展示。普段は大鰐駅に常駐しているようですが、これのために今朝回送してきたのだとか。知ってれば弘南線でなくこっちに行っていたのにぃ。
反対側は電気機関車。黒石駅で見たやつと同じなのかな?
そしてなんと、この会場で鉄ヲタ学生の徒然なる日々・・・のヤツメウナギさんとまさかの遭遇。お互い約束はしていなかったのですが、それにしても東京から遠く離れた青森でお会いになるとは思いませんでした。近況を話しながら会場内を回っていきました。
6000系の裏側は、帯を貼らずに無塗装の東急時代を再現。赤帯・青帯・無塗装と、一粒で三度おいしいなんとも嬉しい計らいです。通電させてヘッドライトを点灯させているのも現役車ならではの演出。
こちらも幕がころころ変わります。
車内は休憩室や物産販売として使われていました。内装は特に東急時代と違わないように見受けられます。
次の電車が来るまでの1時間ほど滞在し、会場を後にすることに。ヤツメウナギさんも短い時間でしたがご一緒してくださりありがとうございました。
弘前には戻らずに大鰐方面へ向かいます。
ちなみにこの電車、進行方向は手前側なのですが入線するホームは進行方向右側。通常とは逆側になっているのが珍しいです。
終点の大鰐駅でJR奥羽本線に乗り換え。JRは「大鰐温泉」という駅名になっています。
大鰐温泉駅の窓口。右側にある小荷物用の一段低い窓口があるのは(使ってはいないでしょうが)ポイント高いのではないでしょうか?
待ち時間の合間に485系特急「つがる」を撮影。
東北新幹線全通以前はかなりレアだった485系の「つがる」も最近は割と手軽に撮影できるようになりました。ただ、4両に短縮された485系というのはどうも寂しい。
弘前駅に戻ってきまして、そこから五能線直通のキハ40系に乗り換え。
車内では弘前で買った駅弁でお昼ご飯。
「津軽百年食堂」というものを選びました。なんとなく選んだのですが、これ小説・映画のタイアップ駅弁なのね。
こりゃはずれかな?とも思いましたが、作っているところは大正時代から続く料理店。100年とはいかないまでもそれに匹敵するところが作っているようです。
お肉メインの駅弁です。おいしいです、はい。お肉が冷めててもやわらかいですね。
チャーシューとかメンマとかナルトとかラーメンみたいなおかずも入ってますwでも、これも郷土食にのっとったものだそうです。
他にも津軽林檎とか津軽そばとか津軽の特産品を味わえる駅弁でした。
途中の駅でたらこ色のキハ40系とすれ違い。初めて見ました。帰りに見られるといいな。
お弁当を食べ終えると、五所川原駅に到着。ここで下車します。
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