ビーコンヒル公園からオグデンポイントへと向かいます。
途中でスクールバスIC Bus CE Seriesがいました。
見落としがちなのですが、近年製造されたスクールバスのバンパーには黄色い棒が装備されています。これは生徒の乗降時に展開して、生徒が道路へ出ないようにするための遮断棒です。
もともとスクールバスは路上での優先順位がかなり高く(ぱっと思いつく限りではたぶん緊急車両の次に高いかと)、生徒が乗降するために停車しているときは後続車は車線がいくつあろうが追い越しをしてはいけませんし、対向車も乗降が終わるまでバスの手前で停車しないといけません。乗降時は前後上部にあるランプが点滅し、STOPの看板が展開して追い越しされないように注意喚起します。でまあ、最近はこれでも足りないのか遮断棒を取り付けるようになったんですね。依然未装備の古い車もいるので義務化されてはいないんでしょう。
路線バスに乗っている時に一度乗降時に遭遇してしばし足止めされましたが、事故が起きないに越したことはないんですが過保護だなと感じました。
レンタカーに乗っている時にこの場面に遭遇したら気をつけなければいけませんね。罰金がとても高そう。
ThomasのSaf-T-Liner ER。ERっていうとなんだか長距離型みないな連想をしてしまいます・・・。LRもあるのかな?
この日は休日なのでスクールバスは出番無しのはずで、一日中ここに路駐されているんでしょうね。路駐って日本だと何だかイメージ良くない(と思うん)ですけど、ビクトリアでは街中から住宅地まで路駐しまくりで、特に住宅地になると普段から路肩を駐車場にしているなんて車もあちこちで見かけます。道幅が広いですからな・・・。これも私にはちょっとついていけない感覚ですね。いたずらされないのかなと心配になります。
オグデンポイントに着きました。
パシフィックコーチのPrevost H3-41を見ます。パシフィックコーチにもH3-41いたんですね。
TMC MC-9 Special。グレイハウンド・カナダ向けに製造されたMC-9スペシャルはライトケースが角型になっています。現在はこのように他のバス会社に放出されているようで。ケースの形だけでもけっこう印象が変わりますね。
TMCはTransportation Manufacturing Corporationの頭文字で、ニューメキシコ州にあったバスメーカーです。自社製品の製造の他にMCIのOEMも行っていました。このMC-9はその一例です。
次にウィルソンズのMCI MC-9。
カナダに行ったら一度はステンレスバスを見てみたいなぁと思っていましたが、こう何回も何台もまじまじと見られるとは思っていませんでした。
MCI MC-9。かっこいい。
MCIことMotor Coach Industriesはアメリカの老舗バスメーカー。全米に路線網を持つ高速バス会社グレイハウンドの下部組織だった時期もあり、グレイハウンドのためにバスを造っていたという形になります。もちろん他の会社にも供給していましたが。ここら辺は、日本の西鉄バスの子会社だったコーチビルダー西日本車体工業(西工)と同じような関係といえます。
ところがMCIはカナダのバスメーカーNew Flyerに買収されることが2015年11月に発表されました・・・。2016年までにその歴史に幕を閉じるそうです。
丸ライトいいぞ。このライトケースは昔の日本のバスでも見られていましたね。たぶんこれらアメリカ製バスが参考になった・・・というか、当時の日本製バスは多分にアメリカンスタイルを模倣レベルといえるくらいに取り込んでいたように思えます。
MCI 102-A3。
このモデルから近代的なデザインになったと思います。特にフロントの後退角は現行のMCI製バスでも見られるものです。プレボストとは後退角の付け方が少し異なるので、後退角の違いでメーカーを見分けることが可能になります、はい。
ステンレスバスずらり。
Prevost LeMirage XL-II。
CVSのPrevost H3-45。
フロントガラスが2枚なのが第2世代車、4枚なのが第1世代車であっているはずだぞ。
MCI D4500CT。今回は前面側面ともに順光で撮影出来ました。
Mercedes-Benz Sprinter。
今日はフェリーが寄港していなかったので、このまま退散。
フィッシャーマンズワーフに行って昼飯を食べます。フィッシュアンドチップスですね。うまい。魚は鮭と鱈の2種類にしましたがやっぱり鮭は合わないなぁという感想でした。
食後はカモメを撮ります。首を傾げながら飛ぶのやめてくれませんかねぇ。
こんな感じです。上達しませんね。
アザラシはなんか浮かんでいただけでした。
おしまいです。