パレードの続き。まだ20分しか経ってないんだけど・・・意外と長引きそう。
次に現れたのは消防車軍団です。
パトカーが乗用車の、救急車がバンの改造車という場合が多い中で、消防車は専用の車両が設計されるので見ていて面白いです。
これはビクトリア消防署Victoria Fire Dept.のローゼンバウアー社Rosenbauer製のポンプ車Engine 3です。
Engine車って電源供給車かと思ってましたが普通にポンプ車だったんですね。
こっちはオークベイ消防署Oak Bay Fire Dept.のサットフェン社Sutphen製のはしご車Ladder 1です。
搭載スペースを確保するためか、北米のくせに消防車はキャブオーバー型なんですねぇ。
コルウッド消防署Colwood Fire Dept.のスパルタン社Spartan製の水槽車Fire Tanker 58です。
消防車の塗色って本当に決まっていないんですねぇ。赤だったり黄色だったり白だったり忙しい。
サーニッチ消防署Saanich Fire Dept.のスパルタン製はしご車Ladder 1です。
エスクイモルト消防署Esquimalt Fire Dept.のスパルタン製ポンプ車Engine 1です。
ビクトリア消防署のポンプ車と比べると微妙に異なるのだ。
エスクイモルト基地消防署CFB Esquimalt Fire Rescureのフォート・ギャリー社Fort Garry製のポンプ車450です。カナダ軍基地からも参列です。
ビューロイヤル消防署View Royal Fire Dept.のスパルタン製はしご車Ladder 35。
地図で見てみると分かるんですけど、意外と消防署が密集しているなあというのが見て取れます。町内(?)にひとつはある感じです。
ラングフォード消防署Langford Fire Dept.のピアース社Pierce製ポンプ車Engine 2で"現行車両"は締め。
消防車の次は馬がやってくるのが見えたので次は観光用の馬車かな?と思ってゆるりと構えていたら、なんか物騒なものを牽いていませんか?
あー、消防車ですね、これ・・・いやむしろ消防馬車?こりゃあ古いぜ。
こんなものまで残してあるのかと、この国の底の深さにただ感心してしまいますね。
馬車の後にも続きます。アメリカン・ラ・フランスAmerican LaFranceというアメリカなのかフランスなのかそれともアメリカ産洋梨なのかはっきりしないメーカーの1925年式ポンプ車です。1925年式かぁ~(空を仰ぐ
この頃の自動車はまだ密閉式の運転席を持っていないんですね。あっても幌くらいなのかな。
シボレーの1937年式トラック。消防活動時に必要な装備を輸送する支援車だったのではないかと。
冷房の"れ"の字もない時代の車なので、暑さ対策のためにフロントガラスは開閉可能になっています。今まさに開いていますね。
ケンワースKenworth製の1952年式ポンプ車。段々と大型化・重装備化していっています。
昔の消防車はどれも赤いんですけど、塗色が赤縛りでなくなったのは最近のことなんですかね?
左がビックル・シーグレイブBickle-Seagrave製1949年式ポンプ車。シャーシはインターナショナル・ハーベスターInternational HarvesterのKB-7です。ダンカンで運用されていた車です。
右がフォード製トラック。おそらくシャーシだけでボディは別の会社が架装しているんでしょうけど、調べても分かりませんでした。年式も不明ですが1930年代あたり?
最後に来たのがアメリカン・ラ・フランスの900 seriesポンプ車。1958~1974年の間製造されていた型式です。
この辺りまで時代が下ると見慣れたキャブオーバー型の消防車になるわけですね。丸ライトを2つ繋げて装着するのもこの時期はどの種類の自動車でも流行っていた模様で、消防車にも採用されていたようです。
消防車だけで1回使いました。密度が濃いですねー。
まだまだつづきます。
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