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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その32 【2015/07/08~18】

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2015年7月14日(火)14時38分
ブリティッシュコロンビア州ヨーホー国立公園 ナチュラルブリッジ
エメラルド湖の次はナチュラルブリッジ Natural Bridgeというところへ来ました。エメラルド湖まで行った道を戻る途中にあります。
通り道にあるので寄ってみましたが、是非行くべき!というほどでもない感じでした。寄れたら寄ってねというくらい。



ここにありんす。



橋というわけなんで、ここには蹴り馬川ことキッキングホース川 Kicking Horse Riverが流れています。キッキングホースとは昔の地質調査学者が馬に蹴られたのが由来だとかなんとか。
流量は膨大で流れも速く、なるほど馬の蹴りみたいな力強い流れなのだなと。



上流はこんな感じです。
かなり白波が立ってることからも荒々しさが想像できるかと。川辺と呼べるような場所も見える範囲にはありません。



さて、自然橋ことナチュラルブリッジとはなんぞや、という風になるわけですが、滞在当時は結局なんのことだか分かりませんでした。
人工橋ことアーティフィシャルブリッジ(命名俺)はあるんですけどね。



正解はこの岩。川を塞ぐように大きな岩が横たわっていますが、これを伝って川を渡れることから自然に出来た橋ということでそう名付けられたんだそうな。
うーんまあ、そう言われればそうだけど、橋と言うにはちょっと・・・という感想ですかな。川が流れている所がちょうど欠けてるし、安全性にも難あり。



で、ご覧のように岩の一部を川の水流が馬の蹴りを食らわせたが如く、風穴ならぬ川穴を穿っているのです。
狭い所を水が通過するので、ただでさえ流量の多い川の流れはここで最も激しくなります。岩を貫いている箇所は確かここだけ。落ちたら流されて死ぬ。



欠けてる所があるとはいえ一応岩は繋がっているんですね。この穿たれた部分だけ見ると確かに「橋」に見えますわ。前言撤回、なるほどナチュラルブリッジだ。
それと、川が岩を穿つ前、要は橋ができる以前は岩の上を通過していたんだろうなぁと思うような痕跡は残っているように見えます。



ナチュラルブリッジの側まで寄ってみます。落ちたら本当に(主にカメラが)シャレにならないんで渡りはしませんでしたが。
「橋」の下を見ると綺麗に丸く削られた岩が見えます。これまでも何度も見てきた水の浸食作用によるものです。長い時間を掛けて岩を下へ下へ削り取っているんだなというのが分かります。

短いですが今回はここまで。実際、滞在時間は30分もいれば十分だと思います。


その33へ→

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